アルミフレーム サフェ研ぎ~ナッター

こちらのアルミフレームもクロモリフレームと同時で進行しています。一緒に作業していると良く解かりますが、やはりアルミは軽いですね。恐ろしい程の差です(勿論どちらも一長一短ありますからそれだけですが)。

部分的に茶色く付いているのは凹んだ箇所にパテを塗って研いだ箇所です。クロモリフレームはその素材の硬さからして凹みなどは少ないですがアルミフレームはやはり柔らかいですから大抵何かしらの凹みはあったりします。例えばディレーラーを固定している箇所などですかね。

サフェ研ぎが完了したらブラインドナットを取り付けます。ナットの外径に対してフレームに開いている穴が少し広いので、空回り防止と防錆を考えて接点面にはパネルボンド(3M社の構造用接着剤)を塗布しておきます。ナットを打ったら食み出た分をウェスとシンナーで拭き取れば付けた事すら解からなくなります。

最後に実際にM5のネジを強く締めてみて空転しない事を確認したら完了です。今回使ったブラインドナットはスチール製で、ローレット(接点部がギザギザ)も付いていますから接着剤無しでも空転しないでガッチリ食いつきますね。接着剤は先日紹介した電蝕防止(防錆)の為の処置でもあります。

ブラインドナットは足付け処理をしておき、本塗り前にはやはりスポットでプライマーを塗っておきます。このまま色を塗ると経年でそこだけ綺麗にポロっと塗装が剥がれたりしますからね。