GIVIリヤボックスの蓋 塗装承ってます

先日はわざわざご足労を頂き有難う御座いました!カバーパネルは無事外れましたのでご安心ください。ただ外すのにはちょっとしたコツが必要でちょっと時間は掛かりました。尚、レンズのヒビが入っている箇所は透明なエポキシ接着剤で修理しておきましたのでご安心ください。

で、土台の部分はとりあえず返却も可能なのですが、リヤのレンズ部分には配線が付いているのでこれの固定がちょっと微妙です。蓋の土台と外したカバーで挟むようにして固定しているので不安定なんですよね。配線を一度カットしてカプラー化するという手もありますが、特に使わなくても大丈夫でしたらこのまま完成までお預かりさせて頂ければと思います。どうしても必要だったら何か対策をしますのでご連絡ください。

今回のご依頼(ご意向)としては、「黒い部分をボディ同色にして一体感を出したい」との事で、ただボディーカラーが不明だったので既存の色見本帳から「近似色」を選ぶ事としました。

リヤボックスが装着される車体はSUZUKIのバイクなのですが、数冊の中から一番近かった色はこのPEUGEOT(プジョー)の色です。カラーコードは「EZD」なるグレーのメタリックですね。

で、この一枚にある4色の色は「全て同じ色名」なのですが見た目は全然違います。色名「gris hades」の後に色々と記号が書いてあって、配合データはそれぞれ別の物があります。 これが所謂「色ブレ」と言うもので、同じ車体(車種)なのに作られた時期や場所(工場)で色がズレてしまうのです。

今回車体色に近かったのは上から二番目の「H」の記号が付いたもので、実際これは他の色に比べてメタリック粒子が全然粗いです。普通は同じ色でここまで見た目が違う事は無いのですが、メーカーのお国がフランスと言う事で納得です(私的見解です)。