GIVIトップケース蓋塗装 完成

givi18 こちらもお待たせしました!BMWに取り付け予定のGIVIトップケースの蓋の塗装、本日完成となります。

ちなみにアルミパネルは取り付けた訳では無く、下に台を置いてその上に乗せて回りの枠を被せただけです。どうせなら組み合わさった方がイメージが湧き易いと思いまして。

最初の状態も紹介しますね。

givi元々はこんな感じで、アルミパネルは未塗装のアルマイト仕上げ(ちょっと黄色っぽい感じです)、周りのプラスチック製のパネルはホワイトパールに塗られていました。どちらも純正の仕様です。

givi19周りのパネルは画像だと白く見えるのですが実際はグレーっぽいパールで、こちらはBMWの純正色「light-gray」(カラーコード:M21)の艶有り仕上げ(クリスタルクリヤー仕様)、アルミパネルの方は同じくBMWの「granit-gray mrtalic」(カラーコード:963)でこちらは「 艶消し仕上げ」となっています。

givi20最初は自然光で撮影していたのですが、白が反射し過ぎて判り難いので、ここからは照明のある方で撮影する事にしました。

givi22 元々の塗装は少し艶がぼやけたような感じでしたが(厳密には艶引けしていました)、今回の塗装では艶々に仕上がっていると思います。クリアー自体の質感も違うので是非元の塗装との違いを比べて頂ければと思います。

ちなみに「お任せ仕上げコース」なので磨きはしていません。

givi23それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

GIVIトップケース蓋 本塗り

givi12GIVIトップケースのアルミパネルは先日本塗り完了しておりまして、こちらはBMWの「granit-gray mrtalic」(カラーコード:963)の「 艶消し仕上げ」となっています。

givi今回本塗りを行ったのが右のパネルで、現状はホワイトパールが塗られているのですが、これが車体色に比べると明る過ぎるという事で、今回はこちらを同じくBMWの純正色「light-gray」(カラーコード:M21)の艶有り仕上げで承りました。

givi14 パッと見は艶があるように見えるのですが、何かくすんでいると思ってよく見ると塗装の表面はこんな感じで艶引けしてしまったような感じです(と言っても車の塗装も実際はこんな感じですけどね)。

givi15 最初の状態はほぼ新品の綺麗な状態だったので下地処理は空研ぎの足付け処理のみで、#800→#1300(アシレックスレモン→オレンジ)で表面を研磨しています。

givi16 ベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。クリアーは「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

givi17これだけ見るとホワイトパールに見えますが、実際は通常の2コートパールで(ただし隠蔽性は悪いです)、使用されている原色はシルバーとイエローパールが殆どです。色名のようにグレーと言う程では無いですが、元のホワイトパールに比べるとかなり落ち着いた感じになったと思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

GIVIトップケース アルミパネル 本塗り

givi5 先日サフェーサーを塗布しておいたGIVIのアルミパネルです。表面に細かい凹み状のウネリがあったので、表面を研いで滑らかなラインに仕上げます。ちなみにここでは平滑に、と言う訳では無く(それには総パテが必要です)、逆アールを付けるような感じですかね。なので大きい当て板は使いません。

givi6 その後さらに水研ぎでラインを成型しつつ、ペーパー目を均します。空研ぎは#320→#400、水研ぎは#600→#800です。

givi7サフェを研いだ時にGIVIの凸文字の角はアルミの素地が露出してしまっていますので、スポット的にプライマーを塗布します。

givi8 プライマーは全体に塗っても構わないのですが、その分艶引けの原因になるので普通は局所的に収めます。ベースコートも同様、塗れば塗るだけ問題が起こり易くなるので、極力必要最小限で抑えるのが理想となります。本塗りで重要なのはクリアーと思われがちですが、実はベースコートこそが一番難しかったりします(単色ベタ塗りでさえ、です)。

givi9 ベースコートの塗布が終わったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。今回は先ほど紹介したホンダメッキエンブレムと一緒に塗装しています。

givi12 その後1時間くらい経つとこんな感じで艶が消えています。まだ熱は入れていませんので表面は柔らかく、触ると跡が付いてしまいます。

givi11プレス時に生じたであろうスジ状の細かい凹みも殆ど目立たなくなったと思います。

ちなみに周りのプラスチックパネルの方は違う色で、またそちらは艶有り仕上げとなっていますので別工程での塗装となりますのでまた改めて紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

GIVIトップカバー アルミパネル サフェ入れ

givi2 GIVIの周りのプラスチックパネルは新品塗装済み品なのでそちらは足付け処理のみでOKですが、こちらのアルミパネルはアルマイト処理が施されていますのでそのまま上塗りを行う事は出来ません。アルマイト皮膜と言ってもアルミが酸化した物ですからプライマーは必要なのです。しかも(ちゃんとした物は)硬いので#600程度では歯が立ちません。

と言う訳で今回は#120からスタートです。

givi3 全体を#120→#180で足付け処理をしたらまずはプライマーを塗ります。

givi4が!プライマーを塗った直後に艶が出たらどうやら細かいエクボ状の歪み(と言うか見た目は凹み)が多数あったので、予定を変更してさらにサフェーサーも塗る事にしました。きっちりフラットな面に仕上げるにはパテが必要ですが、こちらは艶消しなので上手く研いで多少のウネリに変換出来れば目立たなく出来ると思います。

考えてみれば1枚物のアルミパネルをプレスで仕上げている訳ですから、余り信用してはいけなかったんですよね。まあフォローできていますので大丈夫だと思います。

こちらも熱を掛けて完全硬化させたら全体に研ぎ作業を行い、後日周りのプラスチックパネルと共に(または別に)本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

GIVIトップケースカバー塗装承ってます

givi 先日到着しておりましたGIVIのトップケースのプラスチック製カバーとアルミパネルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

givi1ご依頼内容としては、プラスチックカバーの方がBMWの純正色「light-gray」(カラーコード:M21)の艶有りクリスタルクリヤー仕様で、アルミパネルの方が同じくBMWの「granit-gray mrtalic」(カラーコード:963)で、こちらは「 艶消し仕上げ」で承っております。

ちなみに奇跡的ですが、どちらもSTANDOXの配合データがありました。装着される車体はBMW R1200RS 2016 LUPIN BLUE METALLICとの事で、新しい色の場合は水性仕様の配合データしか無い場合があるので、今回ご指定頂いた色自体は以前からある物なのかも知れませんね。

尚こちらのアルミパネルは表面がアルマイト処理されていますので、下地処理として表面を研磨後、プライマーを塗ってからの上塗りとなります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!