JAMISカーボンフレーム 塗装承ってます

jamis こちらも無事到着しておりますJAMIS?なるメーカーのカーボンフレームです。画像左側に写っているSURLYのフォークは色見本として一緒にお預かりしました。

実はこちらのオーナー様は以前も自転車のフレームとフォークをご依頼頂いた方でして、今回は二回目のご依頼となります。以前のはCINELLIでしたねcinelli昔使っていたディスプレイは明る目の設定になっていた為か今見るとどうも暗く見えてしまいます。

jamis2そして問題の、一緒に送られて来た指示書です。何故かうちのロゴが新しくなっていますが(笑)。しかもラミネート処理が施されていて、これなら水研ぎ作業をしながらでも問題無さそうです(多分しませんが・・・)。と言うかオーナー様、こういった事をされるお仕事をされているのでしょうか?凝っているというレベルを超えている気がしますが・・・(恐)。

という事で、今回のフレームは今回も前回と同様SURLYのホワイトベージュで単色塗り潰しとさせて頂きます。その前に下地処理で既存のデカールの段差を全て除去しなければ・・・なんですよね。これが最も大変な作業ですが、メインは「段差を無くす」事なので旧塗膜を完全に総剥離という訳ではありませんからまだマシです。

実は現在お問い合わせ頂いている案件で、「既存の塗膜を剥がしてカーボン素地にクリアー仕上げにしたい」という御要望の方がいらっしゃるのですが、それはとてつもなく大変な作業です。ちょっとした見落としで旧塗膜(特に黒色のゲル系下地材)を残したままクリアーをコートしてしまうと最初からやり直しです。カーボン素材の場合は全て手作業での剥離となるので恐ろしい程の時間と費用が必要となります。その点では「クリアー仕上げ」と「サフェーサー仕上げ」では雲泥の差があるんですよね。この辺を説明するのは非常に難しいところです(ボったくりと思われるのが本当に嫌ですので・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度もご贔屓頂き有難う御座います!