KUWAHARAフレーム&フォーク 本塗り

kuwahara9 こちらもお待たせしました!KUWAHARAのBMWフレーム&フォーク、無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

上の画像はサフェーサーを研ぐ前の状態で、黒い点々はガイドコートですので気にしないでください。

kuwahara10そしてサフェ研ぎ完了です。サフェ研ぎの工程としては、最初は#320で全体的に粗研ぎをし、その後目消し用の研磨副資材で目消しを行います。画像に写っている青いもの黄色い布状の物がそれで、最初に青い方(#320)で目を消し、続けて黄色い方(#800)で仕上げます。業販価格でも一枚¥100くらいですから研ぎ用の副資材としては高い方ですが空研ぎでも目詰まりがし難いので錆び易いクロモリ素材などには非常に有効です。最後まで水研ぎは必要としません(今では普通の事ですがちょっと前まではこんな事信じられなかったんですよ)。

kuwahara12そして本塗り完了です。うっかり途中工程の画像を撮り忘れてしまいました・・・申し訳御座いません・・・。

kuwahara11  見切り部分に関してはオーナー様より指示書(画像)を頂いておりましたのでそれを基に各部計測して再現してあります。

ちなみに色を塗る順番ですが、今回は先にレッドパールを全体に塗ってから白を塗っています。どうやら純正もこの順になっているらしく、どうしてこの順番なのかと言うと私にも判りません(笑)。作業効率や隠蔽性などを考えると今回の色の組み合わせであればどっちも変わりは無かったと思います。それならばと言うことで私も純正通りにしてみた次第です。グラデーションは白→レッドパールの方が綺麗にいくような気もしましたが・・・どうなんでしょう。

kuwahara13 私が普段行っている塗装ではこういった「グラデーション」が必要となる場面は余り少ないのですが、基本的には「ボカシ」と変わりはありませんのでそれと同じ感じで行います。と言っても白の場合は顔料のサイズが大きいというか馴染み難いので有名ですので(白に白でさえボカシ際は目立ちます)この辺りは気を遣いまいた。

ベースとなるレッドパールはいつも通り口径1.3mmのスプレーガンを使い、その後に塗った白は口径1.0で、さらにボカシ際(グラデーション部分)は口径0.3mmのエアーブラシを使っています。この辺は技術云々ではどうしようも無いので工具の能力に頼るに限ります(むしろ過信こそが危険ですので)。

kuwahara14そしてフォークも無事本塗り完了です。こちらは単色ですので特に大きなプレッシャーも無くいつも通りの仕事ではありますかね。先ほどは軽く紹介していますがグラデーションは神経も時間もかなり使いますので・・・(なので割増費用が掛かります)。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!