HARO自転車フレーム 下準備

haroこちらもお待たせしております。HAROのフレームとスイングアームはサンドブラスト屋さんの受付OKが出ましたので本日発送しました。その前の準備としては、ボトムブラケット部のねじ山などが削れないように各部をマスキングし、あと錆ていたブラインドナットも外しておく事にしました。ちなみに上の画像はお預かり時の状態です(マスキング後、撮影しないまま梱包してしまいまして・・・謝)。

haro2こちらが錆びていたブラインドナットで、ナット自体の錆は勿論ですが、その周りのアルミフレームにも腐食が発生しています。穴を開けた時にシーラーやプライマーを塗ってくれていれば良かったのですがそんな事をしてくれるケースは余り無いようで、大抵この辺がよく腐食しています。フレームがアルミでナットがスチールですから電位差で錆が出易いんですよね(気になる方は「イオン化傾向」で調べてみてください。鉄よりも先にアルミが腐ります)。

haro3と言うことでドリルで揉んで外しました。上のナットが外れにくかったので表面を軽くベルトサンダーで削りましたが、露出したアルミ素地が腐食してブツブツと侵食されているのが判ると思います。この変の塗装の下はみんなこんな感じになっている筈です。

haro4新たに取り付けるブラインドナットは下地処理が全て終わって本塗り直前にエポキシ接着剤を塗ってナッター(画像の工具)で取り付けます。今回は元々スチール製が付いていたので同じくスチール製の物を取り付けます。軽さを追求する場合や元々付いていた物がアルミならやはりアルミの物を付けておきます(ただ後者は思いっきり締めるとネジ山が潰れますので御注意下さい)。

サンドブラスト屋さんより戻って来たら重防錆仕様のプライマー&サフェーサーの塗布となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!(ブラスト屋さんは去年からかなりお忙しそうですので少し長くなるかも知れません。何卒御容赦下さいませ・・・!)。