BMW純正のMスポーツエンブレムです。こちらの前にBMWのホイールキャップの塗装をご依頼頂いておりまして、その時の仕上がりを気に入って頂けたようでその後こちらのエンブレムもご依頼頂きました。
・メッキ素地用下地処理(剥がれ無いように)
・エンブレム全体を白に塗装(ALPINE WHITEⅢ)
・Mカラーの3色は塗装で再現(純正はシール)
・エンブレムの側面を艶消し黒に
となります。
尚、自動車部品に多用されるメッキパーツ(装飾クロムメッキ)に直接色を塗っても簡単に剥がれてしまいますので、それ用の下地処理を行った上での塗装となります。
既存のMカラーはシールなので、剥がす前に3色それぞれの形状をデータ化し、マスキングシートを作製しておきます。
メッキの上に色を塗っても剥がれないような下地を作っておきます。
Mカラーの3色については、以前別の案件で作っておいた塗料があるのでそちらを利用しました。
こちらがその時の画像で、この時はオーナー様よりカタログを添付して頂いてその中のイラスト写真を参考に色を作製しました。
さらにその後違う案件で再びMカラーを塗る機会がありまして、STANDOXでは各色の配合データが存在する事を発見しました(ただし一部微妙な色もあったので調整はしました)。
予め塗っておいたプライマーを研ぎ出し、いよいよ本塗り開始です。
まず最初にMカラーの3色を塗って、良く乾燥させたらそこに予め作成しておいたマスキングシートを貼って全体にアルピンホワイトⅢを塗ります。
裏側からも塗れるように固定してあるので、細かい個所へもしっかり塗装します。
通常はここで完成となりますが、今回は「側面を艶消し黒」で承っていますので、再度足付け処理を行います。
よく脱脂清掃し、表面にマスキングテープを貼って裏側から艶消し黒を塗装します。
綺麗に仕上がらない個所は再度塗装を行って再び拭き取り、それを何度も繰り返します。