メルセデスベンツW124ヘッドカバー結晶塗装 完成

 先日本塗りを終えていたメルセデスベンツW124のヘッドカバーとプラグカバーです。

最初に外しておいたプラグカバーのスポンジモールを元の位置に両面テープで貼り付けます。

 バッフルプレートに関してはネジの脱落などの懸念もありますので取り付けには対応していませんが、組み付ける方(恐らくは整備士さん)が判り易いよう仮止めだけ行っておきます。バッフルプレートの中にはプラスチック製の整流板が入っています。

 今回は裏側の塗装もご依頼を頂いていて、表面と同様に耐蝕性の高い浸透型エポキシプライマーを塗っています。工程としては3回の塗装(下塗り×2+本塗り1)と3回の強制乾燥を行っています。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

この型の部品としては状態は悪く無い方で、ただしやはり至る個所でマグネシウム合金素地からの腐食が発生していました。こちらのページから他の画像もご確認いただけます。

 色はメルセデスベンツ純正色の「マーブルグレー」(カラーコード:7201)を参考にしています。オイルキャップ装着部は最後に面研して接触面を平らにしています。

 オイルシール(リング状のパッキン)は内部にスチール製の芯が入っている為に一旦取り外すと変形して再利用は不可能なので新品に交換する必要があります。部品に部品番号が記載されていますので一応同梱しておきました(部品番号が判れば部品の発注が簡単になります)。

 プラグカバーを被せてみました。

 製品によってはプラグカバーが捩じれるように変形している物もあってガタつきがありますが、今回の物はその点は大丈夫です。

 ちなみに結晶塗装のグレーは今回が初めてかも知れません。

 一応室内でも撮影してみましたが、

 やはりと言うか光が反射してしまうので結晶目が殆ど写りません。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!