ヘッドカバー凸部研磨

 先日結晶塗装を終えていた日産L型エンジン用ヘッドカバーです。

最後に凸部を研磨して光らせます。

 最初はダブルアクションサンダーを使って#80→#120の研磨を行い、その後は手研ぎで#120→#180→#240→#320→#400の順に行います。ペーパーは全て新品で(切れが悪いと艶が出るだけで深い傷が取れないのです)、またそれぞれの番手では「固い当て板→柔らかい当て板」で2回行っています。

最後は研磨粒子が均一なタイプの研磨副資材(アシレックス系)を使ってさらにアルミ素地を光らせます。

 また今回のように段差が違う個所にあると一度には作業が出来ないので二回に分けて行います。

 最後に露出したアルミ素地にウレタンクリアーを筆で塗ります。クリアー自体に防錆効果はありませんが、腐食の進行を遅らせる効果は期待出来ます。

 こちらはクロスカブのヘッドカバーです。文字が小さいのでサンダーを使うと削り過ぎてしまいますから、こちらは最初から手研ぎで行います。

同じ工程でHONDAのロゴを光らせ、

最後にクリアーを塗って作業完了です。

さらにもう一度熱を入れてクリアーを硬化させたら完成となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!