ワイヤレスマウス 色作成

先日下塗りクリアーを塗っておいたロジクール社のワイヤレスマイク、LogicoolG Pro wirelessです。その後には「G」の部分のマスキングシートも作製していました。

色については、オーナー様より参考画像を頂いておりまして、このマゼンタっぽいピンクを作製します。

ただこの色は最初の段階でも検証している通り、画像をビビットに編集加工していると思われ、これを普通の塗料(自動車補修用塗料)で再現する事は不可能です。念の為ですが、当店の塗装ではプラモデル用塗料とかは使えません(これは強度的に実用性が無い為です)。

こちらの色見本でも相当鮮やかな色味なのですが、参考として頂いた画像には遠く及びません。

イメージとしては、こちらのPhotoshop Lightroomで編集加工した画像くらいにしたいと考えまして、当初不可能としていましたが、別件でPS4のコントローラーを蛍光色で塗装する案件が入りましたのでこちらも対応する事にしました。念の為ですが、上の画像はかなり加工しています。

 色々試してみたのですが、どうやっても色が濁ってしまうので、「蛍光ピンク+キャンディーマゼンタ+STANDOX MIX576+MIX599(バインダー)」と言う構成で、白は殆ど入れないで色を作りました。

蛍光色については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。顔料(粉)単体で使用しているので問題はありません(逆を言うとリキッド=液体タイプは不明な樹脂が混ざるのでNGです)。

蛍光顔料+STANDOX色見本

蛍光ピンク 色見本作成

画像だけを見るとこれくらいなら既存の塗料でも出せそうな気がするのですが、実際には物理的に不可能です。一般的には白を入れると色が明るくなると思われがちですが、彩度が落ちて色が濁るので今回のような色は出せません。尚、下地に白を塗って透かす3コートキャンディーソリッドも試しましたが、これもまるで違う色でした。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!