先日お預かりしておりましたトヨタプリウスαの純正テールランプと、カワサキZX-14Rの純正テールランプです。
通常透過性の塗装は10個程度纏めて本塗りを行いますが、今回は複雑な内容の案件が重なったので小分けして対応しています。
その後被塗面を#800~#1300程で研磨して足付け処理を行います。
その後塗装ブース内を清掃し、台にセットして本塗り準備完了です。
今回はマスキング箇所が6か所あり、それらを手作業で行おうとするとかなりのコスト高になってしまいますが、今回は予め作成しておいたデータがあるのでその分の費用を省けています。
プラスチックプライマー塗布後、透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。
赤が塗り終わったらウィンカーとバックランプ部のマスキングシートを剥がし、再びそこにプラスチックプライマーを塗布します。
「あまり黒くしたくない」「純正かな?だけど純正より高級感があるイメージ」というご指定で、スモークの濃さを微調整します。
これまでの同型テールランプでは、クリアー抜き下段(バックランプ部)のスモークを敢えて濃くして調整していましたが、今回は全体に均一にスモークを塗るよう承っておりますので、上のウィンカーに比べて下段のバックランプが薄く見えるようになります。
またサイドマーカー部はレッドもスモークも塗らないよう承っておりますので、全ての着色が完了したらここのマスキングシートを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!