ドアウィンドウスイッチパネル サフェ入れ

先日お預かりしておりましたリヤドア用ウィンドウスイッチパネルです。

御依頼頂いているのは艶消しシルバーで、現状素地はザラザラとした梨地ですから、まずはこちらを平滑な下地にする作業となります(ただしポケット底の丸いポツポツはそのまま残します)。

エアーツール(ダブルアクションサンダー)が使えるのは極小範囲で、ほぼ手研ぎでの作業となります。最初に#120で粗研ぎし、その後#180でフチや角などを整え、#240でペーパー目を均し、#320~#500で足付け処理を行います。

よく脱脂清掃し、まずはプラスチックプライマーを塗布します。

その後、ポケットの底にサフェが飛ばないよう、養生しを詰めます。

ウェットで4コート程サーフェサーを塗ったら、

ポケットの中に詰めた養生しを外し、サフェの切れ目を均すように2コート追加します。

調色作業がまだなので本塗りまでにはもう少し時間が掛かりますが、早めにサフェを入れておけば他の御依頼品と一緒に熱を入れられるのでコストが落とせますし、手が空いた時に研ぎ作業も出来るので効率も上げられます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!