メルセデスベンツGクラステールランプ等 本塗り

先日下準備を行っておいたメルセデスベンツGクラスの純正テールランプ、バックランプ、バックフォグ、フロントフェンダウィンカーレンズです。

テールランプはレンズ単体の状態なので、芯棒を固定して持って塗れるようにしました。

よく脱脂清掃し、

エアーブローを行って埃を飛ばしたら、

プラスチックプライマーをぬって本塗り開始です。

今回は比較的濃い目のスモークで承っていますので、一緒に塗っている他のテールランプとは別に、塗料中のスモーク含有量を増やして塗り重ねていきます。

スモークの濃さはこの時の画像を参考に調整しています。ボディカラーの黒に合わせ、僅かにレンズの色味(赤)が判るくらいの感じですね。

スモーク塗装は濃さによってコート数が変わる訳では無く、塗料中の含有量を変えて調整しています。薄くても濃くても大体4~5コート、「もう少しだけ濃く・・・!」という最後の微調整が必要な場合に1コート分残しています(ベースコートはハードナーを添加して最大6コートとしています)。

各コート毎に10分~30分くらいの乾燥時間=フラッシュオフタイムを設けているので、ベースコート(スモーク)を塗り始めてから塗り終わるまでには大体3時間くらいとなりますから、出来るだけコストを落とせるようにとある程度の数が纏まってから一緒に塗るようにしています。

濃度が決まったらしっかり乾燥させておきます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

テールランプのネジ穴には防水用のプラスチックワッシャーが嵌っていましたので、そちらは取り外した状態で塗っています(完成時に元の様に取り付けておきます)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!