先日入手したミラーコートAGを使って、色見本用のマイクを作製しています。
画像は注型樹脂で作った素体で、サフェでの下地と、一旦シルバーで下塗りもしています。
画像は既に熱も入れた状態で、塗装はこの前日に、強制乾燥は60℃で4時間くらい行いました。
磨き処理・脱脂処理も行わず、塗って焼いてそのままとなります。
そしてミラーコートAGを塗布しました。画像だとまだ1コート目です。
使用したガンはSATAのDEKOR2000口径0.5mmで、マニュアル通りドライ~セミウェットとしています。
取り敢えず全体を揃えて塗ると言うより、塗り方でどのようになるのかをテストしながら塗っています。
ミラーコートAGを抑えめにすると、ブラックメッキのような感じに見えなくもありません。ただムラや粒子感が見えるのは嫌ですね。
その後また一日置いて、60℃4時間程の熱を掛け、そのままクリアーを塗りました。
ミラーコートAGは膜厚が薄いと黄色っぽくなり、厚くなると青っぽくなるとの事で、どれも青味は感じませんでしたが、それぞれ多少色味が違って仕上がっています。
以前使っていたモトクロームに比べると簡単にメッキ感が出ますが、これはまだ材料が新鮮だからと言う事もあるかも知れません(使用期限は6カ月で、徐々に効果が落ちていく筈です)。
マニュアル上だと熱を入れた後から次の塗装までには24時間~36時間のセッティングタイムが必要との事ですが、密着性の事も考えて今回はそれよりも早くしています。一応STANDOXでは「24時間以内なら足付け処理が不要」としているので、それに倣ってやっている感じです(ただそれを再補修する時の事を考えるとそれもどうなのかと考え、ある意味それ自体が消耗品でもあるマイクに限定しようと考えています)。
尚これで完成では無く、この後キャンディーカラーを施す予定です。
しかしこれだと(サフェを入れなくても)「塗装→強制乾燥硬化」の行程が4回になるので、コスト的にかなりの金額になってしまいますから、実用は限られてしまうかも知れません。
ただやらないまま出来ないと言うのも嫌だったので、取り敢えず試せたのは良かったと思います。
キャンディーカラーの色はレッドと、あとは何が良いですかね~。