アウディR8カーボンパネル 旧塗膜剥離

アウディR8カーボンパネル

 年が明けての営業初日にして既に日にちが変わってしまいましたが、作業は色々進行しておりますので御安心下さい。

画像は去年から持ち越しのアウディR8のカーボンパネルで、元々ボディ同色のホワイトパールに塗られていた物です。

ある程度まではダブルアクションサンダーで旧塗膜を剥離し、続けて水研ぎで表面のラインを整えていきます。

ペーパーを巻く当て板は比較的柔らかい物を選びたくなりますが、ライン出しの場合には実は堅ければ堅い程良かったりします。今回は砥石ではなく木片を使って、最初はそれに#600を巻いて全体を研ぎ付け、その後#800でさらに同じようにして研いだら今度はスポンジ製の当て板で目消しを行い、最後に手のひらで均していきます。

 

水を掛けた状態

 で、研ぎ終わったら水を掛けてラインを確認します。元々この上に色が塗ってあったとは思えない状態にまでなってきましたね。

ただここから乾いてくるとまた残った傷が見えて来るので、さらにそういった箇所をシラミ潰しにして仕上げていきます。

 

audi2

 違う角度から見た状態です。カーボン素地の上にはクリアーが一枚残ったような状態で、ただ完全にそれだけを残せたと言う訳では無く部分的には素地が出た箇所もありますが、それでもかなり小範囲に抑えられたと思います。

また次に塗るのは下塗り用のクリアーで、それが完全硬化したら再度表面を研磨し、さらにその上に最終的な本塗り用のクリアー(クリスタルクリアー)を塗って仕上げます。

という事で次のターンで下塗り用のクリアーを塗る予定です。もう少々お待ち下さいませ!