インプレッササイドダクトカバー&エンブレム枠 本塗り

imp111こちらも紹介が遅れていましたが、無事本塗りまで完了しておりますのでご安心下さいませ。

imp115フロントグリルバッジに被せて装着させるタイプの枠はウェットカーボン製で、素地調整としては一般的なゲルコート仕上げのグラスファイバー製FRP製品と特に変わりありません。使われている樹脂は同じポリエステル系で、樹脂の色が透明か黒か白かだけの違いです(ドライカーボンは樹脂がエポキシ系なので少し扱いは変わります)。

imp118 最終番手を#240に均したら良く脱脂清掃をして台にセットします。

imp116 サフェーサーはやはり6コートくらい塗り重ねました。

imp117 熱を入れてサフェーサーを完全硬化させたら、研ぐ前に全体にパラパラと黒系の色を塗っておきます。研ぎ忘れ防止の為のガイドコートです。

imp119 カーボン製品の良いところは、あのカーボン繊維の模様のお陰で「粗」が目立たない事で、パッと見は良く出来ているように見えてもそのまま色を塗るとあり得ないくらいの歪やウネリが目立ちます。

imp120 少し前にカーボンボンネットを「ボディ同色に」といったお問合せがあったのですが、製品が新品で綺麗に見えてもそのまま色を塗ろう(塗れる)と思う塗装屋さんは居ません。普通はパテやサフェーサーの下地処理が必要と考えますので、そう簡単に(安く)出来るとはお答え出来ないのです。

imp121 ちなみにボンネットやトランクなどは塗装前に「現車合わせ」が必要だと思いますので、そういった場合は車体を預けられる通常の板金塗装店にお願いするのが宜しいかと存じます。

小物だけ持って行って「ちっ」と思われたり(笑)、明らかに嫌がりそうな細かい作業の物だけを当店にご依頼頂ければそれで良いと思います。

imp122 ちなみに先ほどのエンブレム枠はソリッドカラーの黒(ソリッドカラー=メタリックでもパールでも無い色)で、こちらのサイドダクトはボディ同色の「オブシディアンブラックパール」(カラーコード:32J)となります。

こちらは元々ホワイトパールに塗装された物で、サフェーサーは使わず足付け処理のみの下地処理となります。

imp123こちらはメタリックなので一緒には塗れませんが、クリアーを塗る時に合流して本塗りは同時に完了しております。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!