先日本塗りを終えていたメルセデスベンツW124の純正テールランプです。塗膜が完全硬化したので最後に枠を塗りました。
ベースコートの黒に数%の硬化剤を入れ、枠部分の本塗りが完了す。
マスキングを剥がし、再度60℃40分の熱を掛けます。
前回塗った時は上下の向きを逆にしてしまっていましたので、今回はちゃんとした向きにして撮影しました。
最初の状態も紹介しますね。
元々はこんな感じで、今回は赤いレンズ部分にさらに透過性の赤を塗って色の深みを出し、最後に全体に極薄くスモークを塗っています。
赤いレンズ部分の色が濃くなり、薄くスモークが掛かる事によって全体に落ち着いた感じが出たと思います。
劣化して白っぽくなっていた枠の部分も新たに艶消し黒で塗り直す事によって、どこを見ても古さを感じ無い仕上がりになっていると思います。
ちなみに枠部分は素地が劣化していましたので、単に塗るだけでは綺麗に仕上がらないのですが、今回レンズを塗る時に枠も一緒にクリアーを塗る事で下地を作っています。
ボディはピカピカでもレンズ部分やプラスチック素地が劣化していると全体のイメージが悪くなってしまいますので、「何か足りない…」とお考えの方にはテールランプの塗装はお勧めかも知れません。
それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!