フィギュア用時計 制作

以前作ろうとしていたドラゴンボールの壁時計ですが、いざフィギュアを固定しようとすると、穴を開けたり接着剤を着けるのに躊躇してしまい、結局その後作業は進行しておらず、気が付くと長い月日が経ってしまっていました。

ただその間には色相環壁時計やキーホルダーの制作、販売等も実現していたりするので、案外こういった事も全く無駄では無く、色々な事に繋がっていたりするのだとも思っています。出来る出来ないでは無く、とにかく何でも手を付ける事が重要なのかも知れませんね。

と言う訳で、7年ぶりの作業進行です。まずはレーザー加工機を使い、MDF板をカットしました。当時は手前の工場でレーザーカットなんてできませんでしたから、こういったところでは随分と進化したんだなぁと感慨深く感じます。四角い孔が味噌ですね。

色々な長さのサイズで、S字の形にアクリル板をカットします。

それをフィギュアに固定します。

接着剤にだけ頼ろうとすると経年劣化で剥がれて落ちてしまいますが、アクリル片にバランス良く乗せる事で接着剤の強度に依存せず、ある程度の重さがある物でも盤に垂直に貼れる(飾れる!)と言う寸法です。徒歩通勤中に思いつきました。

ちなみに今回は手軽なホットボンドを使っていますが、これをフィギア用の「貼って剥がせる接着剤」などにしても良いかも知れません。

MDF板は白で塗りました。こういう事にSTANDOXを使うのはちょっと勿体ないかなぁ・・・と。

フィギュアに接着したS字のアクリル板の突起部を、盤の孔に挿し込みます。

S字にカットしたアクリルの長さが色々あるのと、盤に開けた孔が二個ずつあるのは高さ調整の為で、これによってフィギュアによって固定位置が変わったりサイズが違うのに対応出来るようになっています。

全体的に配置が内側に寄っていますが、これは今回は枠を取り付ける為だからで、今後のキット化においては枠無しを想定していますから(コストが上がってしまいますから)、実際にはもっと外側に配置する予定となります。ちなみに盤のサイズは310mmです。

接着剤を直接フィギュアに塗るのに抵抗がある場合は、一旦マスキングテープを貼ってからその上に盛れば良いと思います。

マスキングテープの上ならある程度強い接着剤でも問題無く、もしこれでマスキングテープを剥がした時に塗装が剥がれたりしたらそれはもう諦めるしかないかと思います(マスキングテープの糊くらいで剥がれる塗装はそれが不良品です)。

とりあえず枠を組み付けてみました!↓

盤には好きなイラストを印刷した紙を貼ったりするとそれらしい感じになって良いかと思います。画像はコピー用紙に印刷してカットしただけですが、本番ではこれを白いシール紙に印刷して貼ろうと思います。コントラストはもう少し低くしようと思います。

その他には先日届いたBLACKRABBiTガチャ仕様と、スターウォーズのキャラクター(ペプシのおまけ品)、あとミニカー仕様も作ってみようと思います。カラーコードとかの情報を記載した紙を添えて昆虫採集ケースみたいな感じにしたら格好良さそうな気がします!

寄せ集めで一品物

dragon-2こちらはちょっと前にニトリで買った壁掛け時計で、温度計と湿度計が付いていたりもしますが今回そちらは必要なく一番重要なのはこの形状だったりします。時計盤と表面のガラスとの間に充分なスペースがある物が必要だったんですよね。

dragon2当初はドラクエXシリーズのキャラクターを使う予定でしたがちょっと色々理由があって急遽ドラゴンボールシリーズに変更となりました。前回と同じくネットオークションである程度の数のミニチュアフィギアを購入しました。多分ガチャガチャ?の製品だと思います。意外と良く出来ていてビックリしました・・・。

dragon1時計盤を新たなデザインにして、時間を示す場所にミニチュアフィギアを配置してドラゴンボール仕様の時計を作ろう、と言う感じです。画像では時計盤がモノクロのコピー用紙ですが、本番ではカラーに、またアクリル板などを使って立体的に表現したいと思っています。ただそれでもまだちょっと物足り無いですよね。

dragonと言う事で考えているのがクリリンの胸にある「亀」のマークで、時計全体をフォルムをこの亀マークに出来ないかと検討中です。時計の周りの枠をオレンジに塗ってフチを黒くし、そして中の盤を「亀」のロゴにすればそれらしくなると思うのですが、ただそうなると「亀」が強過ぎて折角のフィギアが負けてしまうのでは・・・と思いまして。取り合えずは後日Illustratorでイメージイラストを作成してみてもう少し検討してみたいと思います。

ちなみに何故時計なのかと言うと、単にフィギアを飾るだけではいずれ飽きてしまうと思うので何とか実用的な物にと、また剥き出しで飾るとホコリを被ってしまいみすぼらしくなってしまいますので何かケースの中に入れてあげたい、と言う事で密封された時計の中に閉じ込める事にしました。尚こちらは結婚祝いのプレゼント用に作成している物で、差し上げる予定の方は大のドラゴンボール好きなので今回このようなコンセプトとなっています。喜んで欲しいのも勿論ですが、私自身作る過程を楽しんで是非次に繋げたい、という企みもあります(笑)。

差し上げる時期としてはまだも余裕がありますからもう少し煮詰めてみたいと思います。ガラス板にサンドブラストでイラストを描くって手もあるのですが、ただ時間が見え難いんじゃ時計としては本末転倒と言うか何と言うか・・・。

プライベートな時間

dragon今は文字の本ばかり読んでますが、幼少から学生の頃は漫画ばかりを見て育った世代でして、家族全員漫画好きと言うこともあって少年ジャンプにヤンジャンにスピリッツ、サンデーにマガジンもヤンマガ、そしてモーニングにオリジナルと漫画雑誌はほぼ網羅していました。今はそこまで時間が無いのでどれも買えていませんが、24時間読んでいても苦痛では無いと言うくらい今でも漫画は大好きです。

ちなみに画像中のドラゴンボールは私用の物では無く企画物として使う素材で、勿論著作権等の事があるので売り物と言う訳では無くプレゼント用として使う物です。前々からキャラクター物の壁時計を作りたくて色々素材を集めていましたが、それとは全然関係無いところから持ち上がって来たのがこのべジータです。ただお陰で色々買い直さないといけなくなった訳でもあるのですが・・・(本当はガンダムVer.が作りたかったのですがそれはまた今度と言うことで)。

ただドラゴンボールVer.は思いつきで始めてしまった所もあってまだ完成のイメージすら出来ていなくちょっと不安でもあるのですが、色々妄想している事こそが一番楽しい時間でもありますので、せいぜい楽しみながら作っていきたいと思います。

といっても今回は期限があるんですけどね(苦)。