池上会館屋上庭園

honmonji-1-1-39 いつも帰宅時に寄っている池上本門寺の隣には「池上会館」なる大田区の施設があって、そこの屋上には夜間も自由に入れるので今日はそこに寄って撮影してみました。何度か訪れてはいるのですが、今日は今までで一番綺麗だったかもです。

ちなみにここには展望台もあるのですが、そちらは19時で終了してしまうので未だに登ったことはありません(苦)。

honmonji-1-1-40 ここ池上会館の屋上はそのままいつもの本門寺に直結していて、ただ周りがお墓と言う立地も手伝ってか夜は誰も近寄らず、ある意味やりたい放題です(笑)。

honmonji-1-1-41今日は雲も無く非常に空気が澄んでいたので街中でもかなり綺麗な星空が見えました。周りに照明の無い多摩川河川敷ならもっと凄かったんでしょうね。若い頃に行った箱根ターンパイクの頂上を思い出しました。

って、今はマツダターンパイクですか!(笑)。

曇りながら晴れ

tamagawa-1-1-37今日は荷物が多かったので自転車での通勤としましたが、道中の空模様な何とも妙な感じでした。晴れてはいるのですが結構雲が多く、頭上では光芒が渦を巻いているようです。イメージとしては雲の切れ目からゼウスが登場する感じでしょうか。

tamagawa-1-1-34  そんな感じですが空気はとても澄んでいて、遠くには綺麗に富士山の姿も望めます。

もしかしてここだけが曇っている?なんて思ったのですが、どうも雲が高い位置にあるのかも知れません。まあ何とも不思議な空模様です。

tamagawa-1-1-35 そんな空模様は帰り道も同様で、ただ空気がとても澄んでいるお陰か風景はくっきりと見えて気持ちが良いです。夏は暑さもそうですが、あの空気が濁っているような感じが好きじゃないんですよね。あと蚊とか(これがかなり苦手でして・・・)。

tamagawa-1-1-36帰りは少々肌寒い気温になっていましたが、シューズカバーが必要と言う程でも無く、ウェアーもまだまだ春秋仕様で大丈夫な感じです。クリアーの硬化剤やシンナーもそうですが、季節の変わり目はこの辺の判断が難しいですよね(一緒にするなって感じですが。笑)。

CASIO Baby-G ベルト塗装 耐久テスト

gshock54少し前に仕事で塗らせて頂いたカシオのBaby-Gフロッグマンのベルトとベゼルです。

その後G-SHOCKの塗装についてのお問合せも多くなりましたが、金額が金額なのでご依頼に至る事はやはり稀のようですね。むしろそれで良いと思ってます(希少だからこそのオリジナルな訳ですし)。

gshock8ベルト部分は柔らかい上にストレスの掛かる所なので、先ほど紹介したBaby-Gは本塗りを行う前に塗膜の強度などの確認の為に色々テストしていました。こちらのページで紹介していますので宜しければご確認下さい。

gshock38実は本塗りの時にご依頼品とは別にテスト用の素材も用意していまして、そちらにも同じ方法で塗装を施していたので、今回はこちらの耐久テストを行う事にしました。どこが限界なのかも知りたかったのです。

gshock55 前回人口皮革への塗装で試した時と同じく、テストする被塗物を重量秤と共に両端を固定して引っ張ります。

gshock56 間にはデジタル秤を挟み、表示される数値を見てどれくらいの力で引っ張っているのかが判るようになってます。勘とかも大事かも知れませんが(そしてそれは経験を基にした物に限ります)、私的にはやはり数値として知っておきたいんですよね。

gshock57 ベルトは実際に腕時計として使っているような感じに固定しました。

gshock58 間に挟んだターンバックルを回して徐々に負荷をかけていきます。画像の状態でおよそ8キロの力で引っ張っているといった感じですね。

gshock59 みるみる伸びていきますが、塗膜には全く問題ありません。プツっとしているのは傷の毛羽立ちやゴミです(元々とても程度の悪いベルトですので)。

gshock60 と、そこでダブルリングが破損しました。ここの強度は余りなかった模様です。

gshock61 ここで「引っ張る力を見るより伸びた長さを測った方が判り易いんじゃ…」と言う事に気づいて、まず最初の状態の長さを計る事にしました。およそ69ミリといった感じです。

gshock62 10キロの力で引っ張った状態で長さを測る事にしました。

gshock63 およそ77ミリ、1センチ弱伸びた感じですね。余り伸びていない印象ですが、G-Shockを知っている方なら「そこはそんなに伸びる所じゃ無いですよ!」と判って頂けると思います。

gshock64 と、ここでベルトの端が切れました。そもそもこの方向に伸びるような素材では無いので、やはり透過結構な負荷が掛かっていたんでしょうね。

gshock65 見た目的には全く問題ありません。

gshock66 と、ここで折り曲げのテストもしてみる事にしました。この方が塗膜にとっては多分厳しいような気がします。

gshock67 シャコマン(万力)を使ってこれでもか!と言うくらい締め付けます。

gshock68 この状態で5分くらい放置しました。

gshock69 万力から外してみると、折れた所にシワが寄ってます。ただし恐らくこれは塗膜では無く素材のシワかと思います。

gshock70その後家庭用のドライヤーを当てて暖かくしたところ、シワは綺麗になくなりました。

塗膜自体が密着していないと一度出来たシワは元に戻りませんが(それはもう剥がれていますので)、密着性自体問題が無ければ硬化した塗膜でも雰囲気温度を上げてガラス転移点を超える事によって変形を元に戻す事が出来ます(勿論クリアーの特性に依る所がありますが)。

gshock71 さらに塗膜の密着性テストを行います。1ミリ幅にカッターで切れ込みを入れて100升を作る碁盤目試験です。

ちなみに現在のJISではこれでは無く、「素地まで達する6本の格子状(碁盤目様)の切り込みを入れた」時にできる25マスの試験方法に簡略化されましたらしいです。

gshock72 素地に達するましっかりと切れ込みを入れておきます。ベルトは元々ゴミのような物をわざと買いましたので勿体ないと思われなくて大丈夫です。

gshock73 そこにセロハンテープをしっかりと貼りつけ、JISの試験方法では45度の角度で引っ張ります。ただうちの場合はここはそこまで気にしていません(そもそもこれでは足りないです)。

gshock74 何度かバシバシとセロハンテープを貼っては勢いよく剥がしましたがまるで剥がれる気配はありません。まあ当然です。

gshock75そもそもプロ・フィットの密着テストではセロハンテープでは無くガムテープを使っていて、これで剥がれたらNGと言う事です。装飾クロムメッキへの塗装も、塗装不可能と言われていたPE(ポリエチレン)への塗装もこの方法でテストをして良い結果を得ています。

尚、PEへの塗装は公共設備への施工だった為か第三者機関でのテストも行われたようで、そこでも結果は良好でした。ただ作業内容(下地処理)がとても大変なので、現在は基本的にお受付していません。

gshock76 こちらも45度の角度と言わず、バシバシと貼っては直角方向に剥がしてを何度も繰り返します。新しいガムテープを3回使いましたが、一升も剥がれませんでした。被塗面は脱脂もしていますので油膜などは勿論ありません。

ちなみに、「ちゃんと下まで切れ込み入ってる?」と思うかも知れませんが、

gshock77 これくらい奥まで刃は入ってます(何故か笑)。

gshock78 勿論縦目も。

gshock79 さらに「どうせ後は捨てるだけ」と言う事なので、無理矢理ぐるぐる巻きにしたりしてわざと大量のシワを作ってみました。

gshock81 同じようにカッターでクロスカットしてみます。

gshock80さすがにここまでストレスを与えると塗膜の一部は剥がれて来ています。

ここで気づいたのですが、どうやら塗膜は引っ張るよりも縮める方が弱いようで、そう言えばギャラリーフェイク(と言う漫画)に登場する主人公の藤田氏が、「普通の人間は絵画を丸める際に表側を内側にしたがるが、本当は外向きの方が剥落し難い」と言っていたのを思い出しました。実際表側は何ら問題はありません。

と言う感じで、預かった依頼品でこんな事は出来ませんから、今回色々と試せた事は今後役に立つと思います。

雪の降った次の日

nomigawa-1-1-44 いつもの通勤路沿いにある呑川です。街路樹の葉も大分色づいて、川に浮かぶスカム発生抑制装置が良い味を出しています。何だか全然大田区らしくありません(笑)。

nomigawa-1-1-45 昨日は少しだけ雪が降ったりしましたが、今日は打って変わって非常に良い天気でした。どうせなら自転車にすれば良かったですかね。

nomigawa-1-1-46と言う事で、今日も帰りは池上本門寺に寄っています。一日の最後にここの96段の階段を駆け上ってようやくフィニッシュ!みたいなのが最近のお約束みたいな感じなんですよね。マネー虎は結構好きでした(判りませんか・・・笑)。

それにしても今週はかなりの量の仕事が入りまして、一体どういう事かと思ったら、そういえば先週にここの境内にある商売繁盛?の寺院(長栄堂)にお参りしたからか!と気付きました(なんて、そういうのは余り信じていないのですが)。

新たなお問合せも止まらないので取りあえず急いで年内の受付は停止しましたが、当分は震えて眠らなければならない日々が続きそうです。いや、有り難い筈なのですが・・・(苦)。