塗装台 脚キャップ交換

自動車関係の板金塗装屋さんでは必ず使っているであろう折り畳み式の塗装スタンドですが、

 長く使っていると脚のキャップが破れ、床を傷付けてしまいます。

・・・なんて事はどうでも良いと思って一旦はスルーしようと思ったのですが、知り合いの塗装屋さんの工場の床がピカピカに塗り直したのを見たので、改めて紹介しようと思った次第です。勝手に(笑)。

板金塗装工場の現場では、塗装スタンドに車のドアとかリヤゲートとかバンパーとか、重たい物を乗せたままガーッ!と引き摺って移動するのが一般的なのですが、床は硬いコンクリートなので、最初はフラットだった断面は削られて斜めになって来ます。

 と言う訳で用意したのがこちらのゴム製キャップです。モノタロウで¥350くらいでした。

塗装スタンドはメーカーによってパイプ径が違うのですが、今回のこちらは24~26ミリまで対応出来るとの事です。無理をすれば27ミリも行けるのではと。

しかもこのキャップ、防弾チョッキにも使用されるナイロンコードの補強材が入っているとの事で、これなら荒い使い方をしていてもまず破けないと思います。なんだ最初からこういうのにしてくれれば・・・。

モノタロウ→カグピタコパイプ脚キャップ

 と思ったのですが、実際に装着してみると素材がゴムの為、全く滑りません・・・!!

いや、そもそも商品の説明に「すべり止め」と書いてあるので、単に私の選択が間違えていただけのようです。動かしたくない場所には良いかもですね。失敗しました・・・。

 と言う訳で新たに購入したのがこちらの塩ビパイプ用のキャップです。

本来は塩ビ製の水道管に被せるキャップなのですが、これの内径が今回のパイプの丁度良かったのと、また内部がテーパーになっているのでさらに具合が良かったのです。コストパフォーマンスも最高で一個¥40くらいでした。元々工場に余っていた物を被せたら丁度良くて、同じ径の物を沢山買いました。

モノタロウ→HIキャップ

 と言う訳で装着です。ちょっと厚みがあってボテっとした感は否めませんが、まるでこれ専用に作られたと思うくらいピッタリ嵌ります(笑)。

 丸い方が全方向行けると思ったのですが、余り関係なかった気が・・・。

 使ってみた感想としては、よく滑って非常に良い感じです!

重たい物を乗せても簡単に滑って、また床を傷つけない感じも中々良い具合です。最初に着いているキャップに比べるとかなり厚みがあるので断然こちらの方が長く持ちそうです。

コンクリートむき出しの床ならスチールが突き破っても気にする必要はないと思いますが(まあ殆どの方がそうでしょうが・・・)、プールサイドみたいに綺麗に塗った床にはお勧めかなと思います。

色相環キーホルダー試作完成②

 先日に引き続き、調色して作製した色相環12色を使って塗装した色見本キーホルダーの作製です。

 前回は取り敢えず的にベースコートだけの塗装でしたが、今回はしっかり2液ウレタンクリアーの艶消し仕上げにしています。見た目は変わりませんが耐久性が向上しました。

 が、キーホルダー用の土台は底をついてしまったので、取り敢えず5個までの制作となります。また材料を仕入れないとですね。

各部のクリアランスがかなり厳しいので、フチのバリをカッターで取り除きます。

 それぞれ組み合わせて完成です。

・・・が!

 

 折角なので結晶塗装Ver.も作る事にしました。

 いつもご贔屓頂いている業者様から結晶塗装のご依頼があったので一緒に塗らせて頂きました。

前回のイモリの時と同様、タイミングベルトカバーに乗せて撮影してみました。ダクトファンが増設されたみたいで何だか格好良く見えます(笑)。

下のタイミングベルトカバーに比べて、今回塗装したアクリルの方が結晶目が細かいのが判ると思います。サイズの大きいヘッドカバーなどはさらに結晶目を大きくします。

 そして色相環12色に塗装したピースです。一つ6ミリくらいなので食塩の空き瓶に入れて保管しています。

 こんな感じで嵌め込んでいきます。ピッタリに作ってあるので嵌め込むだけでも結構大変です。

 と言う訳で完成です!

 これは中々ヤバいです。

当面のところ量産は難しそうですが、出来上がったらウェブショップで販売したいと思います。後日改めてリュックに装着した状態でも撮影しておきますね。

陣馬山~景信山~高尾山行き②

 前回に引き続き、アートトイペインターのGUNさんと一緒に行って来た陣馬山登山の紹介です。

GUNさんリュックの後ろには、氏がいつも塗装しているキャラクター、BLACK RABBiTのピンバッジが着いてますね。

 陣馬山の頂上で少し休憩した後、景信山を通って高尾山に向かいます。

 私はまだ登山は二回目ですが、今回のコースは道が広いので、他の登山者の方が居てもゆっくり歩ける気がしました。鎌倉のハイキングコースは結構道が狭い所があったので、悠々歩けて気分が良いです。

 この辺は尾根を歩く感じになるので、比較的平和な時間が続きます。

 と言いつつ、ある程度のアップダウンがあるので十分楽しめます。手を使う岩場とかは全然無いですね。

 そして景信山頂上に到着です!

 ここには大きな茶屋さんがあるからか、かなりの人で賑わっていました(GUNさん曰くこの日は空いているらしいです)。

 ここ景信茶屋 青木さんではジュースやお菓子や食事が楽しめます。直ぐ近くまで車で来られるからか、物資が豊富な感じです。

お店の方に声を掛ければ自前のガスバーナーを使っても大丈夫なようですが、今回持ってきたガスでは二人分のお湯を沸かすには心もとない感じでしたので・・・、

 なめこうどんと山菜天ぷらを頂きました!

まさか山の中でちゃんとしたご飯が食べられるとは思っていなかったからか、超絶美味しく感じました。天ぷらはパリパリでうどんはシコシコです。

 ちなみにこちらが私が購入した登山靴で、足のサイズから測って作って貰うセミオーダーメイド品でした。登山をする方からすると有名らしく、先日の武甲山でも「ゴロ―さんのでしょ?」と話しかけられました。GOROさんについては以下リンク先のサイトが判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

登山靴 ゴロー / ものづくりを訪ねる / 土屋鞄製造所

ゴロー登山靴15選|重厚革張りオーダーメイドのおすすめイント!

登山用じゃないのもあるみたいですね。
#009 登山靴のロールスロイス、ゴローの靴を山で使わない。

そもそもGOROさんの靴はそれまで知らず、また買いに行くのにも全く下調べせずに行って、選ぶ靴が革製品の物しか無くてビックリしました(笑)。

登山靴については、いつもお世話になっている鍼灸師の先生が、「タカハタさん、山の中でソールが剥がれたら帰って来れませんよ?夜とか一歩も進めませんよ?良いんですかそれで?」みたいな事を言われてそのままお願いしに行った感じです(笑)。さらに先生曰く、「丹沢も奥多摩も、近い所は行っていないルートはもう無いくらいなので、これから始めるタカハタさんが羨ましいですよ!」との事でした。いや、そこまでは(笑)。

 と言う訳で先に進みます。

 遠くの山の斜面の途中に中央自動車道が見えます。多分あの辺は勾配がついたカーブで怖いところですよね。

 途中に通った小仏峠には、ネットでも何度か見かけたタヌキの置物がありました。

それにしてもまさかこれ、担いで持ってきたのでしょうか・・・(恐)。

と言う訳で小仏峠を抜けて、

いよいよ高尾山に向かいます。

 途中の山肌にはかなりの木々を伐採した痕がありました。GUNさん曰く、花粉の出ない杉(はるよこい?)に植え替えているのでは?との事です。もしそうだったら多くの方に朗報ですかね(生きている内には無理っぽい気もしますが・・・)。

 大規模に伐採した為か、普段は見れないような杉の断面が見事に・・・。

それにしてもあれが全部杉ですか・・・。花粉症の私には秋までもう来れないかもです。

 と言う訳でサクサク進みます。

 そして高尾山に到着です!

当たり前ですが、いきなり頂上に出てくるんですね。

 高尾山は観光がてら何度か来た事はあって、今回歩く「いなり山コース」は初めてです。降りるのに90分との事ですが、一時間くらいとの事でした。

 高尾山なのにここは意外に山っぽい道で楽しいです。私的にはここの往復だけでも十分楽しめそうですね。

そして京王電鉄 高尾山口駅に到着です!

ちゃんと測っていなかったので良く判りませんが、この日は6時間20キロくらいだったそうです。冬だからか全体的に空いていたようで、凄く楽しい行程でした。

 そして温泉です!自身は今回で二回目の利用ですかね。

入場料¥1,000とタオルセット¥250、とろろ蕎と抹茶クリームあんみつが絶品でした!

帰りは再び立川駅まで出て、南武線の始発に乗って終点川崎まで行ってGUNさんとお別れです。私の場合新宿に出た方が時間的には早いのですが、南武線を使うと座って帰れるのでとても有難いです。

次は夜行バスに乗ってもう少し遠出をしてみたいのと、連休があれば長野とか福島とかも行きたいです。それまでにもう少し近場を歩いて、さらに足に靴を均しておきたいですね!

VOCエクストリームクリアー

先日STANDOXのデモマンの方がいらっしゃって、サンプルとして新しいクリアーを頂戴しました。STANDOX K9580 VOCエクストリームクリアーです。

オフィシャルページ→スタンドクリル VOC エクストリームクリヤーK9580

詳しくは判らないのですが、新しいクリアーにはアクサルタの特許技術が使われていて、湿度で硬化が促進されるようになっているとの事です。塗っている感じは今までのクリアーと同じなのに、ある一定の時間を過ぎると一気に反応して硬化が始り、通常よりもかなり早い段階で磨き処理~完成が出来るようになる!みたいな事らしいです。DUOONTのHC(ハイパーキュア)みたいなのじゃ無ければ良いのですが・・・(昔何度か辛い目に遭いました・・・)。

その後いつもお世話になっているオートサプライヤーさん(塗料屋さん)にも色々と聞いてみて、今までのクリアーとの大きな違いとしては特化則(特定化学物質障害予防規制法)に対応しているとの事で、要はエチルベンゼン・メチルイソブチルケトン・スチレンとか、人体にとってヤバい物を減らしました!って事ですかね。ただしイソシアネートはいつも通りタップリ入っていますが・・・(そこは良いんですかね)。

特化則については以下の関ペのページが判り易いかと思います。

https://www.kansai.co.jp/products/catalog/pdf/813.pdf

私もディーラー内製工場に勤めていた頃は年に二回有機溶剤の健康診断に行っていましたが(普通のも含めると年に3回!)、今は何かあっても全て自己責任と言うか自業自得状態なので気をつけないとです。人を雇うとこういう事も考えないといけないので大変ですよね。

話は変わって、こちらは以前紹介したVOCプラチナクリアーですが、

 どうやらこちらもクリアー(または硬化剤)に促進剤が入っているらしく、右のクリスタルクリアーは次の日になってもドロドロでしたが、同じ日に作った左のプラチナクリアーは翌日既に固まっていました。塗ったのは年末辺りなので、気温は結構低かった(10℃以下)と思われます。以前のプラチナクリアーは焼きが甘いと全く磨けなかったので(80℃×60分を2回~3回くらい)、同じ轍を踏まないようにしたんですかね。

VOCプラチナクリアーの方は固まっているのに、クリスタルクリアーの方はカップを横にすると流れ出てきます。

指触乾燥自体はVOCプラチナクリアーの方が圧倒的に遅いので(延々乾きませんでした・・・)、私的な見解ではこちらにも促進剤のような物が入っているのでは、と思った次第です。まあこうしないと実用向きではないんでしょうね。

ちなみに前回VOCプラチナクリアーで塗ったのがこちらのアウトランダーのフロントグリルです(完成ページ)。

旧プラチナクリアーは美観としてはクリスタルクリアーに劣る気がしていましたが、新しいVOCプラチナクリアーの方は凄く綺麗でビックリしました。

今回頂いたVOCエクストリームクリアーも結構綺麗に仕上がるとの事なので楽しみですが、硬化剤は封を開けてからの使用期限が早いので(なんでも一ヶ月だとか・・・)、使うタイミングを見計らわないとですね。

実際に使ってみないと何とも言えませんが、常温で固まると言うのが本当なら(マニュアルだと20℃45~60分・・・!?)、本格的な乾燥炉を持たないモデラーなどでも気軽に使えそうです。ただ硬化剤一ヶ月で1リッター消費しないとですが(笑)。