仕事が止まらない

自慢っぽくなっていたら申し訳無いのですが、小物の塗装を始めてから仕事のご依頼が止まりません。今のスタイルになってから「仕事を下さい」と御願いした記憶は無いのですが、勝手にご依頼が増えて行く感じです。

人にそう言うと「嬉しい悲鳴じゃないですか!」と言われるのですが、当店のような手仕事だとどうやっても限界があるので、仕事が増えても売り上げが上がる訳ではありません。むしろ混乱と混沌で効率が落ちてしまうので(そして心穏やかでは無くなるので・・・)、そういった場合は受付制限を行わなければならなくなります。実際売り上げも頭打ちで、仕事はやり切れない程あるのに経費を抑えないといけないという、訳の判らない負のサイクルに陥っています。一体何故・・・(苦)。

まあでも売り上げが上がらない原因は大体判っていて、サボり当店の場合は何かとお金にならない塗装(=色見本の作製)が多い気がしているので、いずれはこれを何とかしようと思います。なんて、ただそう思うだけで今後も何も手を打たないとは思うのですが(意外と楽しくて。笑)。

 と言う事ですが、色見本用マイクの素体が少なくなってしまったので改めて増産する事にしました。いつもの注型用ウレタンレジンです。

・・・が!

うっかりレジンが切れてしまいました・・・。

塗装用の材料は毎週来てくれているオートサプライヤーさんにお願いしているので、クリアーが無い!なんて事は無いのですが、さすがにウレタンレジンは扱っていないので(お願いすれば取り寄せてくれると思いますが)、どうしたものかと工場を見渡してみると・・・

 

 おおぉぉぉ(惚)。棚に仕舞った段ボールの中に在庫してました(笑)。どうせ送料が掛かるからと、以前8キロ分をまとめ買いしていたのをすっかり忘れていたようです。

 と言う訳で、シリコーン型に離型剤を塗って、A液とB液を混ぜたレジンを注ぎ、30分くらい待つと・・・

 こんな感じで固まってくれています。

 ただシリコーン型も大分痛んで来ていて、そろそろ作り直さないと駄目なのですが、まあどの道2液ウレタンサフェを塗らないといけない事と諦めてはいるので、これくらいならまだ問題無いですかね。

と言う訳で色見本マイク用の素体が8個に、余った分で作ったミニカー型色見本が7個完成です。

この後はアルカリ洗浄槽に浸けて離型剤を落とし、素地調整をした後に仕事の序でにサフェを塗らせて貰おうと思います。

ちなみにこちらは以前作っておいたサフェ済みの色見本用マイク(左)と本物のSHUREのマイク(右)で、このGW中にサンプル用として艶消し白の塗装で御依頼を頂いていました。マットホワイトの色見本マイクは当店も持っていなかったので、序でに一緒に塗らせて頂いていました。これでOKが出れば30本分の塗装に入ります。

先日紹介した時の色見本作製もそうですが、こういった直接はお金にならない物が意外と仕事に繋がっているのだと思うので、お陰で外回り営業や接待や袖の下(!)などをせずともお仕事を頂けているのだと思います。接待とか、想像しただけでも気分が・・・(まあ今時は無いですか。笑)。

新緑の季節

今まで育てていた盆栽達は、ちょっとした事を繰り返している内に全滅させてしまいましたが(一部自宅の庭で野生化した猛者も居ます。笑)、久しぶりに汚れた心を浄化させたいと思い、お取り寄せしてみました。

 ぉぉぉぉぉ・・・(惚)。こういう時は「苔の宝石箱や!」って言うんでしたっけ(笑)。

 今まではネットオークションを利用していましたが、近年はメルカリの登場でさらにCtoCが便利になりました。一昔前だとこういうのは普通の人では入手出来ませんでしたが、ネットが普及したお陰で凄く便利です。塗装用の材料なども誰でも買える時代になりましたから、素晴らしい事だと思います。

 セットの中には、少し前に天ぷらで食べた雪ノ下の赤ちゃんみたいなのも(笑)。

 他には苔とは別の方からもみじの苗なども購入しました。

全部で12株入っているので、以前紹介したみたいに小鉢で沢山作っても良さそうですね。

GW中は出勤予定なので(色々ヤバい案件が入っておりまして…)、合成樹脂と溶剤まみれな日々の中を上手く掻い潜りながら楽しめればと思っています。ゴッホゴッホ(あ、肺検査は大丈夫みたいでした。笑)。

スタンディングデスク 設置

 先日導入して塗装を施していた昇降機能付きのPC台です。分解したその日に塗って設置までしていました(笑)。

昇降機能はガスシリンダー式で、台の右にあるレバーを押すだけで簡単に上げ下げが出来るようになっています。画像は上げた状態です。ちなみに今は立った状態で打ってます(そこはどうでも良いですか)。

 こちらが下げた状態です。

ただこの位置だと、キーボードの位置が高いので、

 普段はその下にあるキャスター付きテーブルに乗せて使っています(今までもこうでした)。

 ちなみに頚椎症だと発覚する前から、右の方に置いたマウスに手を伸ばすのがどうにも辛過ぎて、左手マウスやボールマウスなど色々試してみたのですがどれもしっくりせず、最終的にこのようにキーボードの手前にタッチパッドと小型のマウスを埋め込む配置もしていました。

まだ実験段階なのでマスキングテープでの位置決め&適当な板を置いた状態ですが、これだけでも腕・肩・首はかなり楽になっていました。

カーソルの移動は右側のタッチパッドで行い、スクロール(ホイール)とクリックは左側に固定したマウスで行うと言う方法です。勿論ですが、マウスは全く動かしません。

最初は右側のタッチパッドのみで操作を行っていたのですが、これだと画面をスクロールさせる時の動作に遅れが発生し、それが非常にストレスを感じた為、それとほぼ同じ全長の小型マウスを合体させたところ、これが非常に画期的でした。

タッチパッドならスマホやタブレットと同じように扱えますし、指先だけの動作なので腕・肩・首への負担がかなり無くなりました。頸椎症だけでは無く、マウス症候群の方にもお勧めの仕様だと思います。

一応製品のリンク張っておきますね。


ペリックス PERIPAD-501 – 有線USBタッチパッド

タッチパッドをダブルクリックでマウス左ボタンになりますし、右利きでも左手で同じように扱えるのが良いところだと思います。ただ誤作動っぽくなる時があるのと、クリックボタンがちょっと重いので、私的にはこれは「カーソルを動かす為だけのタッチパッドのみ!」と割り切った方が良いと思います。これ一つでマウスの代わりにしようとするとストレスを感じてしまうと思います。


エレコム ワイヤレスマウス 3ボタン 

小さいサイズで横スクロール付き、お値段も安いので上記タッチパッドと併用するには最強だと思います。私は毎日使うので余り関係無いですが、上部に電源ボタンが着いているので電池の消耗も防げます。


 その後使っていなかったキーボード(白いの)を下に置いて、三段構えで出来るようにしました。

結局のところどの姿勢でも疲れるには疲れるのですが、常に体の状態を変えられ事、またその合間にストレッチも出来ますから、これから色々と改善されるのでは!と期待しています。

ちなみに手前にスマホやタブレットを置く場所があるのですが、正直これは使えないですね。ノートPCだと画面もキーボードも使えないという(笑)。

取り敢えずこの仕様で当分試してみて、今後も色々改造していきたいと思います。アドヴァイス頂きました方、有難う御座いました!

スタンディングデスク 塗装

 少し前から調子が悪い頸椎の為に、高さ調整機能付きのPCデスクを購入しました。サンワダイレクトさんのスタンディングデスクです。画像で見ていただけでは判らなかったのですが、届いてみると予想以上に大きく、さらに凄く重くてビックリしました・・・。

スタンディングデスクは色々な種類がありますが、こちらは既存の机の上に置くタイプで、アーム部分が工業ロボットぽく見える所に惚れてしまいました(笑)。

 が!

この安っぽい白さが工場に合わない感じがして、設置してしまう前に取り敢えず何かしらの色を塗っておく事にしました。一度置いたら動かせないですからね。

 また折角なので単色でな無く多少塗り分けたりもしてみようかと(ただ結局オレンジのラインは辞めましたが)。

 色は何にでも合うようグレー系で、

その中でも温かみのある暖色系(黄色い)をチョイスしました。

面積の大きい方を明るいグレー(RAL7038)に、フチを濃いグレー(RAL7004)にします。

 またライン入れは辞めましたが、挿し色として小物パーツをオレンジ(RAL2004)にする事にしました。

 と言う訳で分解しました。ネジだけなので簡単です。

 まずは裏側から明るいグレーで塗り、

 乾いたらひっくり返して表面も明るいグレーで塗ります。

 その後よく乾かしたらマスキングを行います。角のマスキングは直径50mmの円を半分に切って使っています(なのでR25です)。

 こんな感じで板の中央部分のみを養生し、

 フチに濃いグレーを塗布します。

 マスキングを剥がしたらこんな感じです。

これで終わりでも良かったのですが、

 今回の物はもしかしたら一生お世話になるかも知れないと言う事で、一応艶消しクリアーも塗っておく事にしました。

 時間が経つと綺麗に艶が消えてくれています。

 こちらはキーボードを置く部分で、ただちょっと奥行きが足りないので、ここは後から新たに作り直そうかと思っています。

 底部分のパネルには段付きの模様が入っていて、これに沿って色分けをしても良かったのですが(むしろそれがセオリーかと)、何かこのラインが昭和レトロを彷彿してしまう気がしたので、天板と同じくストレートラインを強引に通す事にしました。と言うかボードの角のアールをもっと尖らせて欲しかった・・・。

 これらの小物パーツはオレンジに塗っています。

工場二階ではオレンジを多用しているのでそれに合わせましたが、ここはシルバーの方が格好良かったかもですね。

本当は数日寝かしたかったのですが、早く試してみたかったので、適当に熱を入れたら直ぐに組み付け作業を行いました。まるで信長の一夜城状態です。

 キーボードを置く部分はネジでの固定なので、自分でMDF材をカットして作った物に交換しようと考えています。

と言う訳で完成です!

見た目は安定が悪そうですが、底部分が金属製で超!重たい為、手を置いて体重を掛けても倒れるような事はありません。

既に設置も終わっていて、後日そちらも紹介したいと思います。首はまあ、そんなに簡単に治るものでは無いですね(笑)。