セロー ハンドルガード取り付け

以前塗装していたこちらのハンドルガードですが、

現在はこのような感じで私のセロー(DG17)取り付けていました。ちなみに一緒に結晶塗装にしたハンドルバーと、その後入手して同じく結晶塗装したトップブリッジはまだ交換していなく、これらとは別にヘッドライト下にあるガードも塗りたいので、いずれそちらが出来上がったら全部まとめて交換しようかと思っています。

ハンドルガードを取り付けた理由は、この様にハンドルカバーを取り付ける為でして、さらにこれにグリップヒーターを取り付けた事で気温の低い季節でも快適に走れるようになりました。


ちなみにグリップヒーターはGUNさんからのアドバイスで紐では無く熱収縮チューブを使って固定しています。グリップ本体を交換するタイプに比べるとカバーが着いた分太くなるのはちょっと嫌な感じですが、使うのは冬だけですし、とにかく手軽に脱着出来るが良い点ですね。電源はUSBの5Vなのでそんなに効果は大きくないだろうと侮っていましたが、これが予想以上に暖かくて快適です!

こちらの社外記では紹介していなかったのですが、その後GUNさんと千葉にツーリングに行った際にこのグリップヒーターとハンドルカバーが大活躍してくれました。

イメージ的にはこたつの様な感じかと思っていましたが、温泉に浸かっているようなぬくぬく感が本当に素晴らしかったです・・・!

と言う訳ですが、ジャジャーンと!新たに大きなサイズのZETA スクードプロテクターを購入しました!(?)。

と言うのもハンドルカバーはもう一台のトリッカーに着けるために買った物で、2台同時に走る際にはセローに使えないんですよね。「だったらもう一個ハンドルカバー買えば良いんじゃ?」と思うかも知れませんが、実はもう一個どこかにあるのです!(?)。

実は最初に買ったハンドルカバーをどこに仕舞ったのか判らなくなってしまい、仕方なくもう一個同じ物を購入し、なのでいつか見るかるかも知れない物をさらにもう一個(3個目)を買うなんて愚行はどうしても出来なく、だったらという事で風防効果が高くリーズナブルなこちらを購入しました。お値段は判り易いようそれぞれのリンクも記載しておきますね。

どこかにはある筈なんです。どこかには・・・。


ちなみに今回買ったスクードプロテクターはサイズが大きいので、これに同社のハンドルカバーは取り付けられません。→適合確認ページ

ただ届いたそれを見たら樹脂素地そのままのチープ感が半端無かったので(画像撮り忘れたのでこちらは塗装後に撮影した裏側です)、

仕事で結晶塗装を行う際に、こちらも一緒に塗らせて貰いました。

プラスチックの梨地にそのまま艶ありの塗装を行おうとするとこのような感じでかなり気持ち悪い仕上がりになります。

なので梨地を艶あり仕上にする場合は「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理で先ず素地を平滑にしてから上塗りを行うか、もしくは素地がザラザラのままでも比較的それが目立たない艶消し仕上げにしたり、

または今回のように結晶塗装にしてしまうか!といった選択方法となります。まあいずれもコストが掛かるので最初から樹脂素地を(金型表面を)梨地にしておいている訳なんですよね。

ただ「着色樹脂素地そのまま」と言うのが私的に好きでは無いので、だったらという事で今回一緒に塗らせて貰う事にした次第です。

ただこの時は一度失敗した後に再塗装を行った時だったので(そちらは塗り足りなく結晶委塗装が綺麗に出なかったので)、それを避けたいという思いが出てしまい、ちょっと塗り過ぎの傾向になってしまいました。

トヨタ2000GTのヘッドカバーなら丁度良さそうな結晶目ですが、今まで塗っているセローのパーツの結晶塗装は細かい結晶目を目指しているので、ちょっとバランスが崩れてしまったと思います。

それでもまあこの樹脂素地そのままの質感に比べれば大分マシですかね(実物は画像より大分チープ感が強いです)。

ちなみにこのスクードプロテクター、素材名がどこにも記載されていなく、恐らくはPP=ポリプロピレンだと思うのですが、足付け処理をした際にヌルっと感が強かったので、もしかしたらPE=ポリエチレンかも知れません。PEは塗料が密着しなく基本的には塗装不可能と言われた素材ですが、当店ではそれ用の塗装も可能としていて、ただそれにはかなりの手間と時間が必要なので今回は極簡易的な方法のみに留めておきました。もしかしたら剥がれてしまうかも知れなく、この後の経過がどうなるかちょっと愉しみです(何かしらトラブルが起きる事の方を期待してしまう湾岸ミッドナイトのリカコ的な感じで)。

と言う訳で塗装したスクードプロテクターを自宅に持ち帰り、元々着いていた小さいプロテクターと交換しようと思ったのですが、なんと穴の位置が違~う!!!

そういえば元々着いていたハンドガードは安価なコピー品で、ZETAのプロテクターがそのまま着くという保証は無かったんですよね。うっかりしていました。

が、幸いにして自宅にも多少の工具は用意しているので、新たに穴を開けてタップを立てネジ山を作る事にしました。こういった事が無駄に楽しいですね(笑)

それぞれのハンドルガードを比べるとこんな感じです。小さい方は手前になっているので実際より大きく見えていて、当然ですが新たなスクードプロテクターはかなり大きく、すっぽり手を覆ってくれます。

着けた状態の方が判り易いですかね。左が元々着いていたプロテクターで、右が今回購入したスクードプロテクターです。見た目のボリュームもかなり違います。

既に塗ってある結晶塗装に比べるとやはり結晶目が大きいですが、まあテストを兼ねての塗装ですし、樹脂素地そのままに比べれば断然格好良いので全然OKですね!

ハンドルカバーのぬくぬく感には足りないと思いますが、それでも十分寒さ対策にはなるかと思っています。

私的にはハンドル回りは何も着いていないスッキリとした見た目が好きですが、自分で塗った物と言う事であればそれの満足感の方が上回りますし、結晶塗装の無骨感が普通とは違ってとても気に入っています。

年始は千葉の鴨川まで泊まりでツーリングに行く予定で、後日効果の程も紹介出来ればと思っています。まあ寒いでしょうね~(笑)。

2022六国峠~鎌倉行き

最近の休日はバイクばかり乗っていた気がするので、久しぶりにハイキングに行く事にしました。自宅から電車に乗って一時間程で手軽に行ける、いつもの金沢文庫の六国峠です。

前日は雨だったので地面はぬかるんでいましたが、むしろこれのお陰でか殆どと言って良い程に人が居なく、道中はほぼ貸し切り状態でした!

六国峠は金沢能見台を通るハイキングコースで、目的地となる鎌倉までは約12キロくらいと手軽に歩くには丁度良く、本格的な森を満喫しつつ観光も出来てしまう!という私的にお気に入りの場所です。鳥やリスなど普段見れない野生動物に出会えるのがとても楽しいんですよね(ただ台湾リスは外来種との事で駆除の対象になってしまっているみたいですが・・・)。

若い頃は電車に乗るのが嫌で、どこに行くにも車かバイクを使っていましたが、今は逆に公共交通機関が楽で仕方ありません。お酒が飲めますし、今回のように出発地と到着場所が違う場合はこれじゃないと出来ませんからね。

幸いにこの日は一日晴れていて、気温は低くても、陽の当たる場所はとても暖かかったです!

ハイキングコースの途中ではこちらの金沢動物園の前を通ります。以前寄った時があって、休憩所で食べたカップラーメンがとても美味しく感じたのを今でも覚えています。金沢文庫駅からバスも出ていますが、ハイキングと組み合わせてここをゴールにするだけでも十分楽しめそうですね。

その後は比較的整備された金沢自然公園の中を通ります。紅葉には遅いかと思いきや、むしろ丁度良い感じでした!

こんな良い場所なのにいつも人が居ないのが不思議なのです。この景色が独り占め出来るのはとても贅沢で嬉しいのですが、維持費を考えるとちょっと心配になりますね(恐らくは課外学習とかに使われているとは思いますが、それにしてもと・・・)。

その後は湿地帯の中に入っていきます。

地面一面に映えるシダがとても良い感じで私的に大好きな場所です。こんなに湿度が高い所だと気を遣った床材では直ぐ腐ってしまうでしょうから、恐らくは樹脂が混合された物なんでしょうね(と言うような事が色々知ると常に気になってしまうようになりました)。

落ち葉がめっちゃカラフルです!

その後は現在も工事中の釜利谷ジャンクション付近を歩き、

ひょうたん池の脇を通ります。ここではカワセミを見れました!(普段見れない物が見れると何故か凄く得した気分になります)。

そして横浜市の最高峰!大丸山に到着です。標高は157mで、ランドマークタワーより低いという(笑)

その後はいつも通り瑞泉寺で下道に出て、鎌倉宮でトイレ休憩をして鎌倉駅までやって来ました。ここは完全に観光地なので食べる場所や買い物に困らない!というのが今回のコースの良い点ですかね。そしてこの日はトータル3回目の利用となる、ROOFTOPSで鎌倉バーガーを頂きました!(2個に別けてくれると食べやすくて助かるのですが。笑)。

その後は海に向かって歩きます。

途中にあった野菜の市場っぽい所にも寄りました。

以前来た時にも利用していて、新鮮な野菜が安くて美味しかったので今回もリピートしました。時間的に遅かったからか色々サービスして頂きました!

そして由比ガ浜に到着です!

しかし風が強くて凄い勢いで砂が飛んできてしまい、全く目が開けてられません!(笑)

ちなみに帰り道は一旦逆方向の大船に行き、そこから始発の京浜東北線に乗って地元の蒲田に戻ります。疲れた体でも座れる保証があると安心出来るのが良いですよね。

帰ってからは、途中の岡埜榮泉さんで買った豆大福を!

ここの大福はとても美味しく毎回利用していて、混ぜ物がない為か直ぐに固くなってしまうので大抵はそのまま歩きながら頂いているのですが、今回はハンバーガーで予想以上に胃が膨れてしまったのでお持ち帰りにしました。

休日の過ごし方としてはバイクも勿論楽しいのですが、冬は寒いのと、バイクの場合はどうしてもリスクは伴うので、今回のように電車で行く気軽な旅的なのもまた増やしていければと思っています。

色相環壁時計【キャンディーカラー+結晶塗装】完成

先日接着作業を行っていたメタリックキャンディーカラーの色相環壁時計(30cm)です。

今回はムーブメントを高性能なセイコー製SKPへの交換も承りました。沢山あるのは、こちらも纏めて買う事でコストを落とす為ですね(10個だと単価が下がり送料も無料になります)。

針はそのままだと長すぎるので(当たってしまうので)カットします。

ちなみに以前は針を取り付けた状態で発送していましたが、その後取り付け説明書を作り、購入者様ご自身で着けて貰う様にしました。これによりかなりコストを落とす事が出来たと思います。

そして完成です。お待たせしました!

現在ウェブショップで壁時計の販売は停止していて、今後は今回のようにオーダーを頂いてから制作するといったスタイルにしようと思っています。

なので金額も高くなりますから、恐らく普通の人はこれを買おうとは考えないと思います(むしろそれで良いかと思ってます)。

代わりに一度廃盤と考えていた15cmの壁時計を復活させ、そちらを量産して値段を下げ、一般の方でも買い易いようにしようと思います。それでも市販品に比べるとかなり高くなりますから、買う人は限られると思いますが・・・。

ちなみに今回の壁時計は背板に単に結晶塗装にしただけの仕様ですが、これを何かしらの模様にレーザーカットで穴を開ける!と言う事もオーダーメイドであれば可能になるかと思います。いつもの仕事と同じく色を指定して貰ったり、ロゴ入れなんかも出来るようになるかもですね。

ちなみに今回のオーナー様は最初にこちらの色見本キーホルダーを買って頂いていて、そちらをとても気に入って頂けたとの事で今回の御依頼となりました。同じ様に最初にキーホルダーを買って頂いた方がその後15cmの壁時計に興味を持って頂き、さらに今回のように25cm・30cmを検討して頂ければと思っています。

それにしても好きな物を家と外どちらでも身近に感じられる!と言うのは結構良いんじゃないかなぁと思っています。

動画も撮影したのでそちらも紹介します。

こちらは針が着いていない状態で、自然光での撮影です。

 

こちらは室内照明での撮影となります。

1/18VWビートルミニカー 分解

先日塗装の仕事で御依頼を頂いていたフォルクスワーゲン空冷ビートルの1/18ミニカーです。

塗るのは手前の黒い台に乗った物で、奥の2台は部品取り用となります。分解した際、修理が難しい窓ガラス等が割れてしまった場合、奥の物から取り外して使えるようにする為と、一部元々ない部分のパーツ(右ドアミラー)を流用する為の物ですね。

まずはボディとフレームを分解し、

ドアの内張りを剥がします。この辺りは接着剤での固定なので、工業用ドライヤーで熱して接着力を弱め、その間にヘラを差し込んでパキパキと外していきます。この辺は実車の分解と変わりないですね(昔はネジが主流でしたが今はクリップでの固定が殆どでしかも割れるので再利用が出来なかったりします)。

開閉するようになっているドアには金属製のヒンジが着いているので、反対側のドアからドライバーをアクセスしてネジを取りはずします。開け閉め出来るのは楽しい反面、チリがズレるのはこれのせいでもありますかね。

ヒンジを留めているネジは「皿」と「鍋 」、それぞれ違うタイプが使われています。大丈夫でしょうか・・・(正解は鍋ネジです)。

ミラーは内側の穴から半田ごての先端を突き刺し、その周辺のアルミと接着剤を熱々の状態にしたら、穴からピックツールを差し込んで押し出すように外します。引っ張ると割れるのでNGですね。

アウターハンドルも接着剤でガッチリ着いているので、ドア自体を熱々にして隙間にピックの先端を差し込んで持ち上げるようにして取り外します。結果から言うとどの部品も破損無く取り外せました。

窓はアルミの突起をカシメて留めてあるので、

ボール盤でその頭を削ります。

対象物がしっかり固定が出来るなら、リューターよりドリルを使った方が断然楽で安全ですね。

無事窓ガラスが取れました。

ちなみにこちらの右ドアには元々ドアミラーが着いていない仕様で(そういう時代でした)、

ただ当時オーナー様が乗られていた車両にはちゃんとこの様に右ミラーも取りついていたので、

こちらの部品取り用車体=カブリオレ車のドアから取り外して流用します。

窓ガラスを壊して外してしまっても良かったのですが、

一応そのまま使えるようにと、被塗物と同様ドア本体を活かして外しました。

そして元々設定の無かった右ドアに穴を開けます。

これでカブリオレに着いていた右ドアミラーが、新たに塗装する車体に着くようになりました。

ボディの方は内装を艶消し黒で承っていますので、こちらも後日塗装します。

フロントガラスとリヤフェンダーガラスもボディ側にある突起を潰したカシメになっていて、こちらは見えない範囲が大きいので、カシメられた周りのプラスチックを半田ごてで溶かして取り外しています。

という感じで無事分解が完了しました!

これでボディには付属部品が一切ない、1部品構成の状態となりました。

尚、今回の塗装では窓枠やフェンダーモールの黒は再現はせず、ステップ部のみ白に塗装した後に艶消し黒で同じ様に塗装します。

その他塗装するのはこちらのパーツで、ドアの内張りのフチにボディカラーが塗られているのでこちらも白に塗り直します。またドアトリム(内張り)が現状グレーなので、こちらも艶消し黒に塗り直しておくようにします。

そしてナンバーですが、

こちらは日本仕様&オーナー様が当時所有していた番号でと承っていますので、頂いた画像を基にデータを作成しておきました。シールは印刷で作成し、ナンバーはABS板をレーザーでカットして作ろうかと思います。

この後のボディの塗装作業についてはいつも通り日記で、ナンバープレートの作成についてはこちらの個人的な趣味のページの社外記で紹介しようと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!