ヨコハマトリエンナーレ2020行き③

 先日の続きで、現在開催中の横浜トリエンナーレ2020に行った時の紹介となります。

 今年の横浜トリエンナーレは事前の予約が必要で、チケットはメールで受け取るQRコードとなります。切符とかをよく忘れる(として無くす)私としてはこのスタイルがとても助かります(仕事だと色々保険を掛けるようにしているのですが、私生活だとこの辺は絶望的です)。

そしてメイン会場の横浜美術館とは別の、そこから歩いて行ける距離にあるこちらのプロット48にも行きました。以前行った時の「新港ピア」みたいな感じですかね。予約した日と同日であれば先ほどのQRコードでこちらも無料で入れます。

ただ着いた瞬間、アートのイベントでこの看板のフォントは無いんじゃ・・・と色々心配になりました(やっつけだったのか、そもそも最初からこうだったのかは判りません)。

  こちらの会場も横浜トリエンナーレの一部ですが、横浜美術館の方とは少し内容が違った感じです。

こちらは会場一階にあるハイグ・アイヴァジアン氏の「1、2、3 ソレイユ! (2020)」です。

職業病なのか、アート自体を楽しむというより「黒板塗料かな~」とか変な角度で作品を見る癖がついてしまいました。

今回はコロナ騒動のせいなのか、今まで見てきた横浜トリエンナーレに比べると「???」と思う作品が多いような気がします。

いくら見ていても良く判らなかったのですが、どうやらアームストロング船長が噛んでいたガムのようです。え?、いや、えぇと・・・。

楽しい作品も色々あったのですが、性的な事を扱った物も多くあったので、評価としては難しいかも知れません。私としては今までの横浜トリエンナーレに比べるとどうしても物足りない感じがしました。

まあ今回はコロナ騒動と言う事で開催出来た事自体が素晴らしい事だと思いますから(採算は取れていないのではと・・・)、これたというだけでも十分満足は出来ました。ここに来ればいつでも見れる!と言うのとは違い、巡業でやって来るサーカスみたいで楽しかったです。

が!、少々消化不良的な感じは否めなかったので、今回はさらに別の会場となる「日本郵船歴史博物館」にも行く事にしました。そちらはチケットと同日でなくても大丈夫なので、この時から一週間後に改めて行ってきました。そちらも後日紹介したいと思います。

自作塗装ブース+クーラー

当工場の塗装ブースは自作ですが、一応本ブースと同じく給気は1次フィルター→2次フィルター(天井フィルター)を通る構造となっていて、排気は奥の浄化装置(マストクリーナー)を通って外に排出されるプッシュプル型となっています。

浄化装置については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。一般的な塗装工場に見られる屋根上までの煙突(排気ダクト)を設置せず、住宅地のこの場所で塗装が出来るのはこれのお陰かと思います。

排気浄化装置レビュー

自作の塗装ブースについては以下の記事が判り易いかと思います。

自作塗装ブース① 躯体編

これに先日エアコンを取り付けまして、改めて自作塗装ブースを設置した工場一階の仕組みを紹介しようと思います。

工場一階は約20坪で、それを3つの区画に別けています。真ん中が塗装ブース、左が浄化装置のユニットやら塗料置き場、右がコンプレッサーや工具置き場&作業スペースとなっています。

左側の奥の部屋は塗料を保管したり色(クリアー)を作ったりする場所で、そこにある窓から外気を取り込んでフィルターを通し、塗装ブース内にクリーンなエアーを送ります。そして今回この部屋にクーラーを取り付ける事で、ブース内に送り込むエアーが冷やされて雰囲気温度を下げてくれる!と言う構造となります。

 

こんな感じで左奥の部屋にクーラーを取り付けた事で、塗装ブース内に送り込む空気が冷やされ、ブース内の雰囲気温度が下がります。

また画像右側の作業スペースに置いたコンプレッサー付近にも、1次フィルターから引っ張った空気が強制的に排出されるようになっているので、ここから冷えた空気をコンプレッサーに取り込み、スプレーガンから出るエアーと、また私がマスクから吸っている空気も冷えてと、良い事だらけとなります。夏場のマスクはそこから汗が下に垂れたりしますが、冷凍式エアードライヤーで冷やされ乾いた空気がマスクの中に送り込まれる事でそれも防げます。もう普通の防毒マスクには戻れません!

基本的に仕事は好きなので毎日出勤するのが楽しくて仕方が無いのですが、近年の真夏の猛暑はさすがに辛くて気持ちが凹みますから、これでようやく通年を通して仕事が楽しくなります。ヤバイですね~(笑)。

ヨコハマトリエンナーレ2020行き②

 先日に引き続き、日曜日に行ってきたヨコハマトリエンナーレ2020の紹介となります。

美術館って展示されている物もそうですが、建物自体と各作品の展示方法が面白くてたまりません。壁に貼ってあるタイルの目地を見ているだけで楽しくなってしまいます。

上の画像は前回紹介した、フィギュアの作品が並んだ通路の反対側からの場所ですね。

 と言う訳で、二階のメインとなるのはこちらの作品でしょうか。

エヴァ・ファブレガス氏の作品《からみあい》2020です。

このサイズ感もそうですが、柔らかい色合いとマットな質感がたまりません。また奥の自然光が差し込んだ所が天使の梯子みたいでとても幻想的に感じられます。観る時間によっても違って見えて面白そうですね。

手を消毒すれば触ってもOKみたいで、ただ小さい子供が中の方に入ろうとして係の人に制止されていました(笑)。まあ普通に入りたくなりますよね。っていうか隙を見て入ってしまえば良かったのに(子供ならと言うか子供でしかそういうのは許されないのではと。笑)。

この心地良さそうなモフモフ感が溜まらないのですが、どうやら人間の内臓をイメージしているという事でなるほど~!(笑)と思いました。

この日は開催されて初めての日曜日でしたが、事前予約が必要なせい(お陰)でか館内の人口密度は非常に少なくて、どの作品もじっくりと見れたのが本当に良かったです。運営としては非常に大変な状況だと思いますが、平日に休めない限りこんな経験はもう無いかも知れません。そういえばディズニーランドも並ばず乗り放題みたいです(チケットが取れればですが)。

そしてこちらの作品!!キム・ユンチョル氏の《クロマ》2020です。これが私的にドツボで本当にヤバかったです。

  作品は天井から吊られた状態で、近くまで寄って見ることが出来ます。

CNCでカットされたようなアルミやアクリルなどの素材が精密に組み合わされて、また僅かですが近くに寄るとカチカチとかギシギシとか機械的な音が中から聞こえて来て、そのせいでまるで生きている物のような錯覚を起こします。

連続する機構はまるで人工的な脊椎のようで、

また組み込まれたモーターが少しずつ動く事でプレートを動かし、模様が変化するようになっています。

 プレートとアルミ板が椎骨と椎間円板のように感じられ、まるで義体(サイボーグ)の中身のよう!とまさに私的にツボでした。これはヤバイな!!を心の中で連発していました(笑)。

これの巨大なのがあって中を歩けたりしたら超絶楽しそうで、色々妄想が止まりません。エイリアン2(映画)の宇宙船の中を歩けるような経験をVRで出来るようになったら絶対試してみたいです(あのグレーチングの床がヤバイですよね。笑)。

この後はアネックス的なプロット48の方も行って、そちらでも撮影した画像があるので後日紹介したいと思います。尚、こちらの横浜美術館のチケットがあれば同日ならそちらも無料で入れます。

ヨコハマトリエンナーレ2020行き

3年ぶりに行って来ました、ヨコハマトリエンナーレ2020です。本当は7月3日開催だったようなのですが、今回のコロナウイルスの影響で少し遅れての開始になったようです。

また当日券は取り扱っておらず、ネットからの事前予約が必要となります。

ヨコハマトリエンナーレ2020

かなり前から準備をしないといけないでしょうから、今回のコロナ騒動で関係者の方々は色々大変だった事と思います。楽しみににしていたので開催してくれて嬉しいです!

そしてメイン会場となる横浜美術館ですが、何やら様子が変・・・。

単管が組まれていたのでてっきり何かの工事中かと思いきや、これも作品の一つなのだそうです。色々巻き込まれている感が楽しい(笑)。

 そして入って直ぐのメインホールです。ヤバいですね~。

掛けられた時間と数とサイズはやはり人を圧倒させる力があって、一日中ここに居ても飽きなそうです(そうは行かないので先に進みますが)。

ホログラムかと思いきや、アルミの板にキャンディーカラーの塗装が施されているようです。

単なるアルミ板でも角度を変えて組み合わせ、回転させて光が当たる事によって凄く綺麗に輝きます。

ちなみにここのエントランスホールまでは無料で入れるので、これだけでも十分楽しめると思います。ただ「この先も見たい!」となっても当日券は買えない訳ですが・・・。

映像系の作品も多かったのですが、私的にこちらは余り好みでは無いので殆どスルーしました。ただ一点、ビキニ環礁の核実験をテーマにした作品は興味深く、全編観たのですがその後心が重くなって復活するのに時間が掛かりました・・・。

こちらは金氏徹平氏の作品です。

 市販されているフィギュアに石膏?を被せたような感じでしょうか。

色々意見はありそうですが、この足と服装を見ただけで「のび太君!」と判るっていうのが、改めてこのキャラクターの凄いところだと思います。

尚、これらの作品「White Discharge」についてはこちらのサイトが判り易いかと思います。

他にも撮影していますのでまた後日紹介したいと思います。