扇風機の塗装

 先日棚からMDF板を取り出した際、うっかりそれの端を扇風機の中に差し込んでしまい、回転中の羽根が当たって割れてしまいました。

 以前間借りしていた工場で不要になった物を頂き、壊れていたアームを3Mオフホワイト(強度が必要な金属同士の接着に使うような物)で直して使っていたのですが、さすがにこれはもう駄目ですかね・・・。

 と言う訳で、早速その日の内にヨドバシドットコムで注文しました。またどうせ壊してしまうだろうと言う事で、表示されたページで一番安い物をクリックしたのですが、次の日にはもう届きました。送料込みでサーモスとさほど変わらない金額とは、さすがヨドバシさんです(恐)。

 外装は未塗装素地状態で、まさにポリプロピレンのお手本のような仕上りですが(笑)、ここまでいさぎが良いと何だか気持ちよくなります。

普通はこの部分にメーカーロゴが入っていたりするのですが、OEM品としてなのか全くの無地です。清々しいですね。

と言う訳でセット完了です(ヲイヲイって。笑)。

まさか使う前に分解されてしまうとは扇風機の方も予想していなかったのではと・・・。

と言う訳で本塗り完了です!

実は先日、色を作製する時に失敗と言うか不要になった塗料が結構余っていたので(PS4のコントローラーです・・・)、それの使い道として今回の扇風機が丁度良かったという訳です。

これも蛍光パウダーが入っていて、そうなると在庫している下色用の塗料と混ぜる訳には行かなかったんですよね。そのまま捨てるなら何かに使ってあげよう、と言う感じです。

クリアーは塗っておらず、ベースコートに硬化剤を入れたのみの仕様となります。【激安コース】の仕様ですね。

土台はマスキングをするよりも全部塗った方が早かったのですが、爽やかな感じにしたかったのでフチのみに留めておきました。

本当はボタンも全部フチだけグリーンにしたかったのですが、小さい方は外れなかったので、タイマーボタンだけべた塗りにしました。暇ならまだしも、この状況で時間は掛けられないですからね・・・。

ちなみに同じような感じでは、以前IKEAで買った椅子をオレンジに塗っています。

 これも元々は真っ白の、凄く安いPP製の椅子だったのですが、

裏側を残し、表だけをオレンジの艶消しに塗っています。それだけだと寂しいので某動画サイトのロゴシールを貼っていますが、これだけで随分と雰囲気が変わりますよね。ロゴの力はやはり絶大です。

割れちゃった羽根は多少部品が残っているので、今度時間があれば直してみようと思います(でもあれって重量バランスが難しいでしょうね)。

ロジクール ワイヤレスマウス 組み付け

 先日本塗りを終えていたロジクール社のワイヤレスマイク、LogicoolG Pro wirelessです。その後熱を掛けて塗膜を硬化させ、数日寝かしておきました。尚、塗装前の分解作業はこちらの記事で紹介しています。

念の為ですが、分解組み付け作業は仕事では無く、個人的に行っている事でして、塗装(仕事)の付帯作業として、これなら出来るかも知れない、もしくはやってみたいと言う場合のみ対応しております。分解だけをご依頼頂いても対応は出来ませんのでご注意下さいませ(と書いていても良くそういったメールが来るのでして・・・)。

 まずは裏側から、バットモービルみたいな中身を入れます。意外にスムーズにいかず、何かを避けながらモゾモゾやっているとカチっと入る瞬間がありました。

一番奥にあるネジを止めます。クリックボタンが着いているとここが見えないので、最初の分解ではこれを発見するまでかなり苦労しました。

 表側にひっくり返し、マウス先端の、クリックボタンの下側にあるネジを止めます。

先に他の裏側のネジを締めたくなりますが、バットモービルみたいな中身がしっかり固定されてしまうと遊びが無くなり、クリックボタンが奥まで入ってくれないのです。

と言う訳で、無事クリックボタンが入りました。尚、周りのマスキングテープは部品同士が接触したりして傷が付くのを防止する為です。車の塗装後の組み付け作業だと基本ですね(と言う事をしないで「おいタカハター、傷付けちゃったんだけど笑」とか言われると殺意を覚えます。←と言う事が小僧の頃は何度かありましたので。笑)。

マウスボタンが奥までしっかり入っていると、根本部分にあるネジ穴がピッタリ合うので、そこをネジ止めします。2往復くらして増締め&締め忘れの確認を行います。

 マウスのサイドボタンには強力なマグネットが着いている為、ドライバーをそれに負けないくらいの状態にしてネジを固定していきます(ドライバー自体にも磁力はあるのですが、それでは足りません)。

一度ネジが引っ張られてしまうと奥まで持っていかれてしまい、最初からやり直しになってしまうと言う地獄モードなので、何とかそれだけは避けなければなりません。

ネジの順番はそれぞれメモを残しておきましたが、それだけでは情報が足りないので、分解の際には各工程でかなりの枚数を撮影しています。そもそもウェブで紹介している画像だけでも150枚くらいはありますから、このマウスだけで撮影している画像数は1000枚くらいはあると思います。デジカメ&メモリーカード様様です。

 こちらは内臓バッテリーですね。

 内部のネジが全て終わったら配線を繋ぎます。

 そして底パネルを取り付け、ネジを締めます。ネジを隠すように貼ってあったソールはオーナー様が新品をご用意しているとの事ですので、当店での組み付け作業はこちらで終了となります。

サイドボタンはマグネットになっていて、簡単に交換が出来るようになっています。

完成画像も撮影し終わっていますので後程紹介しますね。いやー、随分と冷や汗を搔きました。

アクリル素材購入

 現在進行中の、従兄弟が作っている「光る切り絵」の土台に使うアクリル板の発注を頼まれていたのですが、そちらが無事届きました。当工場は御用聞きと言うか、もはや宅配ボックス扱いです(苦)。

 と言うのは1割くらいが冗談でして、ついでに前から欲しかった物も一緒に購入させて頂きました。しかしこれで送料は私が負担なのは確定です(死)。

画像は撮影の時に使うアクリルキューブで、目立たずに被写体を支えたりするアイテムですが、質感とかエッジの立ち方とか色々ヤバいので、もうこれだけでご飯が三杯は食べれそうです(笑)。

ついでに私の分のアクリル板も5枚買っておきました(結局私が買った方が全然多かったという。笑)。

色見本キーホルダーの土台に使っていた艶あり黒と艶消し黒のアクリル板が切れていたので、これでようやく増産が可能です。作れば作る程に会社の経営を逼迫するという、アレですね(苦笑)。

まあでも、結晶塗装したイモリはまだ何個か残っているので、それの分だけなら大丈夫だと思います。多分、ですが・・・。

光る切り絵(トレース台の枠作り)も進行しましたらまた紹介したいと思います。

Instagram⑦

 前回に引き続き、少し前に始めたインスタグラムの紹介となります。

これまで、最初に立ち上げたアカウントではハッシュタグ検索から除外されてしまった!と言う事態が続いていたのですが、お陰様でそれも解除され、現在は平穏無事に過ごしています。ネットでも出ていた通り丁度二週間くらいだったみたいですね。色々とご助言頂きました方々にはお礼申し上げます。

 結局その後立ち上げた2個目のアカウントがメインとなり、こちらは主に完成画像を並べるようにしました。1つの投稿に10枚まで画像が入れられるので、作業前・作業内容の画も入れて、施工例のページとして使っています。

 当店が行っている塗装は見た目が派手な物が少なく、所謂「インスタ映え」する画像はそんなに多くないので、せめて途中経過などの作業内容を出来るだけ紹介しようと思っています。普通の塗装屋さんは余り見せたく無い事を敢えて出すような感じですかね。

 こちらは現在サブアカウントとして使っている方で、塗装の付帯作業や、当工場の紹介などに使っています。まさにこの社外記と同じような感じです。

知り合いからはよく「タカハタクン、そんなに詳しく出しちゃって、他の人に真似されちゃって良いの?」と言われますが、見た目が簡単そうでも実際は結構難しかったりするので、是非やってみて欲しい!(と言うかこの苦しさを判って貰いたい)と言う事だったりします。例えばこのフェラーリリモコンキー用のステンレスリングも、フレアー加工するだけなら子供でも出来ますが、その鍵の穴の形に合わせるのは結構難しく、10個作ってようやく2個が使えると言う程度です。取り付け面が曲面になっているので、ちょっとした力の入れ加減で合わない形になってしまうんですよね。

現在こちらの社外記は少し日が空き気味ですが、インスタグラムの方は逆にペースが速くなっていますので、ご興味がありましたらそちらも覗いてみて頂ければ幸いです。

ちなみにウェブサイト自体のご訪問者数もかなり上がっていて、少し前までは一日のユニークユーザー数は2300人くらいでしたが、現在記録を更新して2700人超えとなりました。数が増えれば良いと言う訳では無いのですが、仕事が少なくなってもこの数字が下がってさえいなければ安心はできるので(特にうちはウェブだけが窓口なので・・・)、「そろそろ仕事が切れそうだ・・・」なんて事で気分が凹んでいる個人事業者の方にはお勧めかと思います(笑)。