色見本プレート作成

 いつも作っている色見本用プレートはMDF素材を使っていますが、今回は5mm厚の透明アクリル板で作ってみる事にしました。

 また印刷する紙も、透明な物を用意しました。

 印刷した透明フィルムは艶消し仕様で、気泡が入りそうだったので水を使って貼っています。

当初はいつも通りレーザープリンターを使うつもりでしたが、そっちは擦れが出て綺麗に印刷出来なさそうだったので、ALPSのドライプリンターを使っています。

 と言う訳で今回の分が完成です。

紫は先日マイクをレース塗装にした時に取り寄せた塗料で、ハウスオブカラーのKK22=ブードゥーバイオレットです。

こちらの青も本来は「紫」として買った物ですが、ネットに流れている画像にまんまと騙されてしまいまいた。ハウスオブカラーのKK13で、これなら同社のKK05(コバルトブルー)があれば要らなかった気が・・・。

こちらも実際には使わなかった色で、レース塗装をしたマイクのグラデーションの為に、ハウスオブカラーのアップルレッドと先ほどのブードゥーバイオレットを1:1で混ぜて作りました。

マルーン寄りの渋いワインレッドのようになって、これはこれで使い道があるかもです。

そしてこちらは海外から取り寄せたパウダー顔料です。使う予定は無くとりあえず試しに買った物で、カッパーっぽい色味がマイクに合うかも知れません。

 こちらは白の上に塗れるホログラムっぽいパールとして買った物で、平面だとかなり綺麗なのですが、曲面だとちょっと物足りないですかね。

 ただ同じ顔料でも下色を黒に変えると超絶格好良い色に!

顔料自体は細かいのに塗ってみると粒子のギラツキ感が強く、これは今までにないタイプです。違う色で探していたのにとんでもないものを見つけてしまった!みたいな感じでしょうか(笑)。

 今回試しに作った透明なプレートですが、立てられるようにすればこれだけでインテリアとして映えそうです。ただ艶消しだとちょっと文字が見難いですかね・・・。

と思って裏返したら、実はこっちの方が断然格好良かったりと(苦)。

なので今度はこの方法で印刷を反転して作ってみようかと思います。

しかしこんな時にUVプリンターがあれば、わざわざ透明シート買ったりせずアクリルに直接印刷出来てきっと瞬殺なんでしょうね(そんな訳ないですか。笑)。

非常用の備え

 工場のトイレットペーパーとティッシュはいつもMonotaroで買っていましたが、そちらは未だ在庫切れが続いていて、これはいよいよヤバイ事に・・・と思っていたら、通勤途中のOKストアで普通に買えました。買い占めていた皆さん、もう満足できる量に達したのでしょうか。

ただ昨日からは食料品の買い占めが始まったようで、インフラが止まった訳でも無いのにどうしてこうなるのか理解が出来ません。普段そんなに切羽詰まった状態で生きているのでしょうか・・・。

 こちらはと言うと、少し前の3.11の日をきっかけに自宅の備蓄品を見直していました。工場のは以前入れ替えを行いましたが自宅の方は長い事手付かずだったんですよね。

  備蓄する食料は賞味期限が長めの物がもちろん重要ですが、平時に乾パンを食べるのは出来れば避けたいので(あれは得意ではありませんでして…)、私的には期限が切れた時でも普通に美味しく食べれる物にしています。今回購入したのはカレーと、いつものやきとり缶詰です。

 カレーはいつも袋のタイプにしていましたが(温めなくても美味しく食べれるというアレです)、震災が起きて電気もガスも止まった時に直火で温められる(本当はダメかも知れません)缶詰タイプにしました。と言うかいなばさんのこれは平時でも美味しく食べているので普通に欲しかったんですよね。

3年も持てば十分で、美味しく食べながら入れ替えていく作戦です。

さいとうたかを氏著の漫画「サバイバル」を読んでいる方なら判ると思いますが、缶詰に記載されている日付はあくまでも目安で、膨らんでいない限りは普通に食べられます(と言うかアレを読むと大抵の事は大丈夫になるのではと)。

と言う訳で、自宅のリュックに仕舞ってあった物を出してきました。

アルファ米は1年半くらい過ぎていますが、これ以上のを何度か食べて大丈夫なので問題ありません(多分、ですが・・・)。

シーチキンの缶詰は3年近く過ぎていますが、これも全然大丈夫でした(既に二缶食べてます)。味も問題無く、とっても美味しかったです。

カロリーメイトは・・・5年過ぎてました・・・(苦)。

そもそもこれは賞味期限が短い物なので非常食としては向かない筈ですが、当時の私は何故これを入れておいたんでしょう・・・。

まあでも固形物なので、一応今度挑戦してみようと思います。

えいようかんは長期保存が出来るようかんですが普通のと比べても全く遜色無く、私的に大好きな一品です。仕事の合間のおやつとしては最高と言うか贅沢品です。

ビスコも少し過ぎていましたが、これはいつもの事なので問題無いですかね。

ちなみにお米は直接農家さんからまとめて買っていて、全部を一度には食べ切れないので数か月分は備蓄しています。多分今みたいな買い占めが続いて都内にお米が流通しなくなっても、こういった感じで普段付き合いがあれば届けてくれると思うのです。

ちなみにカップラーメンって意外にも賞味期限は短く(売っているのは半年くらいです)、また一年くらいすると蓋がパンパンになってしまうのでさすがの私でも余り食べる気がしません・・・。

飲料水は以前の東日本大震災の時を機にサーバーの契約をしていて(当時は大変な事態でしたので…)、ただこれも飲み切れず、しかし契約上毎月どんどんと届いてしまうので、常に100リッター以上が(勝手に)備蓄されているような感じです。以前は5年保存できるペットボトルの水とかも買っていましたが、サーバー用のでも箱に番号を書いて順番に飲んでいけば十分持ちますしね(それよりも5年過ぎた水は気分的に飲みたくなくて・・・)。

 火器に関してはカセットコンロとガスを工場と自宅に一台ずつ、あとやはり以前の東日本大震災の時に困ったガソリンを携行缶に満タンにしておきました。例の事件が起きてから携行缶への給油は身分証明書の提示が必要なのは知っていましたが、コピーを取られてさらに用途も聞かれ、セルフスタンドなのに自分では入れさせて貰えなくなっていたのにはビックリしました・・・。

ちなみに画像のはロードスターのヘッドカバーに「MAZDA」の凸文字を鋳造で作っているところです。料理は現在IHに、ガスは現場(仕事)用として使っています。

電気は心細いですが一応自宅にはこの自家ソーラー発電があって、スマホの充電やルーターならこれで十分出来ますから、電話やインターネットの使用は問題無いと思います。普段は水槽のポンプや作業場の照明に使っていて、配線は壁を通して二階まで伸ばしているのでスマホの充電やFire TVなどの5V電源は常時これで動いています。

こちらは早速先ほどの賞味期限が3年経ったやきとりの缶詰を使った私の昼食で、お陰でここ最近は贅沢が出来ています(笑)。

Logicool G PRO Xキーボード分解

 先日塗装の仕事でお預かりしておりましたロジクールのキーボードです。

一緒に同社たLogicoolG G PRO wirelessのマウスもご依頼頂いているのですが、そちらは前回分解しているので一応は安心していて、ただこちらのキーボードはそういった情報が無いので先に分解をしておきます。同じ壊れるにしても、お預かりしてから2か月が経ってからより二週間の方が良いかと思いますので。

 キーボード左上ある「G」のロゴは光るようになっていて、こちらは外して塗装をします。

その他「CAPS LOCK」と「SCROLL LOCK」のインジケーターランプと、その右の丸いボタン二つも塗装しないよう取り外します。尚、「CAPS LOCK」と「SCROLL LOCK」の文字は光らず、こちらはデカールで同じように再現します。

 最初の状態で目視できるネジは、高さ調整のところにある2つだけです。

尚、これだけで止まっている筈は無く、大抵はこういったシールの下にネジが隠れていたりします。

 シールは剥がす時に切れてしまうかと思いましたが、一応ドライヤーで温めながら作業をしたら、再利用出来そうなくらい良い状態で剥がすことが出来ました。

 やはりありました!

ただ合計3個外してもビクともしないので、

クッションゴムを剥がしてみるとやはりここにもありました!

と言う訳で、合計8個のネジを外しました。

ただこれにさらに爪が併用されていて、隙間にヘラを入れながら割らないようクイクイ動かして何とか外しました。

 底のプレートが外れて基盤が出てきました。

これを固定するネジも全て外し、

カバーパネルが外せました。

ここまではまあ普通です。

 灯火する部分にはプラスチック製のプレートが溶着(カシメ)されているので、そこに半田小手の頭を当てて外していきます。

 ちなみに有線コネクタを挿す箇所の部品が取れそうで全く取れなく、これ以上力を入れたら割れるだろうと思ったので、ここはマスキングで対応する事にしました(溝があるのでマスキングでも仕上がりは問題無いと思います)。

「CAPS LOCK」と「SCROLL LOCK」のランプ部です。

 ボタン部分も同じように溶着で止まっていました。昔の製品はこういった箇所も全部ネジで止まっていたりしましたが、現代でそんな事をしていたらコストが大きくなってしまい製品自体が売れなくなってしまうので、至るところで簡略化が施されるようになりました。PS4が30万円とかしたら誰も買わないですよね。公衆電話は多分それくらいしたのではと・・・。

↓ちなみにこれです。本当に良く出来ていて、税金が使える仕事とはこういう事なのかとこの時理解しました(うちも孫請け的に軍用レーダーや無線機の筐体を塗装した事がありますが、担当の方からの「お金は幾ら掛かっても構わない」みたいな言葉が逆に恐ろしく感じました)。

 と言う訳で、「G」のインジケーターランプ部の透過プレートが無事外せました。

 その他の付属部品も問題無く外せました。

マウスに比べると比較的簡単なので、やろうと思えば自家塗装でも出来ない事は無いかと思います(全くお勧めはしませんが・・・)。

次は「CAPS LOCK」と「SCROLL LOCK」のロゴデータの作成で、こちらは日記の方で紹介するかと思います。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

第23回岡本太郎現代芸術賞展行き③

 少し間が空いてしまいましたが、先日の続きで現在開催中の企画展「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」行ってきた時の紹介となります。コロナウイルスの影響でギャラリートークなどは中止になっているみたいですが、美術館自体は今も普通にやっています。さすがですね!

 こちらは大石早矢香氏の作品で、「双対-birth and death-」です。

 近くで見るまで気が付かなかったのですが、全部焼き物(陶磁器)で出来ています。土って焼くと相当縮む筈ですから、それらを組み合わせてのこのサイズは相当大変だったのではと・・・。

 私がまだ小学生くらいの時の話ですが、父の友人に陶芸家の方が居て、毎週そこに陶芸を習いに行っていました。

が!当時夢にまで見ていたろくろは「お前には10年早い」という事で一度もやらせて貰えず(笑)、手びねりで変な形の茶碗とか箸置きとかを延々と作っていて、その時に焼く前と後ではこんなに変わるのか!とビックリしたのを覚えています。ちゃんと考えて練らないと直ぐにヒビも出来ますしね。

 そういう事も考えるとこの造形に至るまでには相当の経験と時間が必要だったんだろうな・・・と思わずにはいられませんでした。

 展示室の中には暗室になっている場所もあって、こちらには森貴之氏の「View Tracing」の作品が展示されていました。部屋全体の壁と床と作品に蛍光の糸を使って、ブラックライトを当てて作品を表現しています。

対象としているのがまた面白いくて良かったです(笑)。

 そしてこちらは桂典子氏の「しょくどう / esophagus」です。

当初はヤバい系の作品かと思っていて、

よく見てみてもやはりヤバイ感じしかしてこず(笑)、

これは一体どういう事なのか・・・と視線を下に向けていくと・・・、

もっとヤバそうなのが(恐)。

 と思って最後にパンフレットを見たら、どうやら作者の方はお腹の中に宿った新しい命を想像し、愛情を込めてこれらの作品を描いているとの事でした。いやー、何だか安心しました(笑)。

 こちらも暗室の中の展示で、松藤孝一氏の「世界の終わりの始まり / The Beginning of the End of the World」です。

 こちらもブラックライト(紫外線)を当てて光らせているような作品で、ただどうやら普通の蛍光顔料とかでは無く「ウランガラス」という素材を使っているようです。そんな物があるとは全く知りませんでした!

 名前だけ聞くとてっきり危ない素材なのかと思いましたが(何と言っても「ウラン」ですから。笑)、使われているのは微量なので人体には全くの無害なのだそうです。むしろ私が使っている硬化剤の方が余程ヤバイのででしょうね(ただ危ないのはモノマーな状態で、主剤と結合すればそれも安全です)。

合わせて展示されていた蝶の標本の意味が私にはちょっと解らなかったのですが、色の組み合わせ(と面積比)は非常に最高と感じました。

 そして見る順番としては最後の方にある、ただ遠目からでも目立っていたのがこちらの作品です。途中もあれが気になって仕方ありませんでした(笑)。

 村田勇気氏の「任意のアトリビュート / Arbitrary Attribute」です。

 木の彫刻でVRを楽しむ姿を表現するというギャップが私的にはツボで(笑)、三脚の蝶ネジまで木で出来ていたのが素晴らかったです。

 そしてその隣にはどこかで見たような作品が・・・。

 村上力氏の作品、「㊤一品洞「美術の力」 / Murakami Ippindo ANTIFRAGILE」です。

 こちらは二年前に来た時の、第21回岡本太郎現代芸術賞展にも出品されていた方の作品ですね。

 著名人をモデルにしていると思うのですが、すいませんちょっと判りませんでした。

 こちらでは”そんたくズ”と言う芸人の方々がここでコントをする事で作品になる筈だったのですが、残念ながらコロナウイルスの影響で中止となってしまっていました。折角の入賞委なのに、関係者の方はガッカリだったでしょうね・・・。

都心の方はどうか判りませんが、ここ川崎の岡本太郎美術館なら日曜日でも比較的空いているので(午前中は殆ど居ません・・・)、コロナウイルスを気にする方でも安心して来れると思います。

私はと言うとコロナはほどんど気にしておらず、普段の仕事で気にしているように目に見えない物(主に油膜とか皮脂とか)をイメージして手洗いさえしっかりしていれば特に問題無いかと思っています。理想は比較的落ち着いた時期に軽めに掛かっておき、症状が出ないまま抗体をゲット!みたいな感じでしょうか。