先日の日曜日、毎年この時期恒例の岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)を観に、川崎の生田緑地内にある岡本太郎以美術館に行って来ました!
前回まではバイクで行っていたのですが、ここ最近は首と腕の調子が良くなって来たので自転車で行ってみる事に!
自転車はスタンドが無いので停める所を心配していましたが、木製の手すりがある所はハンドルが掛けられたので問題無く駐輪出来ました。自宅から一時間ちょっとなので丁度良い運動にもなりますね。
開館は9:30で、早い分にはその辺を散策していれば良いと思い、8時に家を出て9時丁度くらいに到着した感じです。
作品を観る際に苦手なのが周りに人が居る事で、それらの人を邪魔に感じるという事ではなく、逆に自分が他人の邪魔になっているのでは?と思って疲れてしまうので、とにかく人が来る前に見終わりたいんですよね。
ぱっと見は単に顔が並んだ作品に見えるのですが、何周かして見ていると異様さに気が付きます。透き通っている布に刺繍?で顔を表現しているんですよね。
しかも手前の方はラフっぽい感じでディテールがハッキリしていないのでっすが、
レイヤー状に重ねられた布を後ろに移動していくと、徐々に顔がハッキリとしていきます。
最後の方なんて非常に精密で、写真を転写しているんじゃないかと思える程です。
裏側は勝手に赤くなっていると思ったらそうでは無く、これも意味を込めて敢えてそうしているみたいです。
掛けられた時間と労力、やり遂げる為の気力を考えると寒気が止まりません・・・。
どうやらそれぞれカテゴリが別れているらしく、こちらは食べ物シリーズで、
驚くべきはそれらの数でもあるのですが、
それぞれの棚には専用のファイルが!(なんか懐かしいですね笑)
それぞれの作品に一つずつ説明書みたいなのが着けられています。子供の頃から何年も作り続けて来たんですかね。
タイトルが「Space X」で、イーロンマスクのロケットの事なのか、
またはこちらのエイリアンみたいな事なのかはよく判らないのですが(笑)、とにかく面白かったです。
素材がカラフルな紙で出来ていて、一見するとポップなのですが、
全体のイメージが凄くどす黒い感じがして、そのギャップがとても面白かったです。設営も大変だっただろうなぁ、と(笑)。
素材は紙と発泡スチロールから出来ているようで、比較的軽く作られている為かワイヤーで天井から吊るされてます。
自動車FRPパーツの場合、まずスタイロフォームでマスター型を作り、それを元にメス型を作ってそれにファイバーを貼って樹脂で固めてバンパー等を作りますが、この場合どうやっているんでしょう。中が中空では無く、発泡スチロールが詰まっているとかでしょうか。
現代アートの作品は不可解な物が多いですが、使われている素材とか作る工程とかを想像するのが楽しいですね。
他にも画像があるのでまた改めて紹介しようと思います。今回も面白かったなぁ~と。