休日の通勤路

tamagawa-00530-2本当は工場の二階で作業していた抹茶★ん!やJIROちゃんやデザイナーをやっている従兄弟の活躍(何故か笑)を紹介するつもりだったのですが、それらの画像を納めたSDカードを工場に忘れて来てしまい、休みの日だと言うのにいつもの通勤ルートを自転車で疾走していたりしました。なので結局そちらの画像は後日紹介するとして、今日撮った風景は今日放出してしまおうという次第です。しかしそれにしたって今時画像くらいサーバーにアップしとけって話ですが・・・。

上の画像は多分見る人が見れば直ぐに判る場所で(画面右端の看板が特徴的ですよね)、国道一号線から多摩川サイクリングロードに入るところです。

nomigawa-0056先ほどの画像もそうですが、普段通っている通勤ルートでも時間帯が違うと見える景色も全然違います。こちらもいつも通っている呑川ですね。

撮影した元画像はRAW形式なので、それらの画像は後からPhotshopのlightroomなるソフトで編集していますが(ただしSIGMA DP2 Merrirのデータはそのままでは開けないのでSIGMA独自のソフト「SIGMA Photo Pro」でtif型式に変換した後に編集しています)、それにしたっていつもの濁った呑川がこんな景色でしたから、一度通り過ぎてみたものの気になったのでわざわざ戻って撮影してみた次第です。ここでは何回か撮っていますがこんな青味掛かった時間帯は初めてでした。

こうやって見ると大田区も捨てた物じゃないなぁ、なんて(これがいつも余計ですか。笑)。

カーボン平板 製作

profit37 先日塩ビパイプを型に使って、自転車フレームに貼る為の曲面用のカーボン板を作製しましたが、普通の平らなエンブレムプレートもリクエストされていましたので今回そちらも作る事にしました。と言う事で前回同様虎の子のカーボン繊維を必要なサイズにカットします。

profit38 前回市販のクリアーファイルを使って非常に簡単且つ綺麗に離型が出来たので今回もそれを使って平らなカーボン板を作製します。クリアーファイルは素材がPP(ポリプロプレン)なので、この場合はプライマー無しでは塗装や樹脂(接着剤も含む)は全く密着しませんから、ワックスなどの離型剤を使わなくても簡単綺麗に剥がれてくれるのです。油分は塗装の大敵なので出来るだけ使いたくは無いですからね。

また今回は繊維の目がズレないように先にカーボン繊維をマスキングテープで貼り付けて位置がズレ無いようにし、その上からポリエステル樹脂(リゴラック)を塗る事にしました。

profit39樹脂がカーボン繊維の裏側までよく浸透するよう脱法ローラーを念入りに転がします。イメージとしては肌の美容を、親の仇ほどにやるような感じでしょうか・・・(笑)。

そして1時間後くらいに剥がしてみると・・・

profit40ジャジャーン!と、クリアーシートに貼ったカーボン+樹脂は超簡単に剥がれてくれました。

ただ、何か、おかしい・・・

profit42実は今回貼ったのはカーボン繊維1枚のみでして、前回のように裏当てにグラスファイバーマットを貼らなかった為かかなりペラペラな出来上がりで、端を持つと画像のように曲がってしまう程の柔らかさです。

さすがにこれではプレートも糞も無いので(失言すいません・・・)、結局この後さらに積層する事にしました。

profit41と言う訳で改めて裏側にグラスファイバーマットを貼り付けています。ちなみにこれって繊維についたガラスの粉?が肌に付いて相当チクチクするので出来れば使いたくは無く、こんなに頻繁に使うならファイバークロスの方も買っておいた方が良さそうですね。

とまあ今回は(今回も)ちょっと足り無い所がありましたが、そもそもこういった事は仕事とは違うので、むしろこの時点で沢山失敗を経験しておけばいずれ仕事で本当に必要な時に役に立ちますから無駄では無いんですよね。実作業前のイメージ作りでもこういった失敗は非常に役に立ちます(と言う事にしておいて、と・・・笑)。

ちなみに平らなカーボン板なら既に出来上がった物を持っているのでそれを使えば手っ取り早いのですが、それではちょっと意味が無いのでわざわざ繊維の状態から作っていたりします。それぞれ素材の状態から、この工場の中の材料と設備(と技術)だけで一つの製品が出来るって言うのがPRO_Fitオリジナルカーボンエンブレムの製作コンセプトですからね。理想は「一人家内制手工業」なのでして(笑)。

今日は建築塗装

factory-174 以前から作業を進行させていた工場裏手にある非金属製の階段(=要は木造)の面積拡大化が完了したので今日はそれの塗装を行っていました。二階に通じる唯一の通路ですから他に人が居ると作業が出来無いので今日の内にやっておきたかったんですよね(ちなみにステッカー屋の抹茶★ん!は普通に居ましたが彼の場合は気を遣う必要が無いので。笑)。

factory-173元々この工場に設置してある階段は踏み板が狭く、ただ私的には特別これに不満があった訳では無いのですが、見ての通りこの階段には「背板」が無いので、もしここをスカートを履いた女性が通るとなるとかなりマズイ状況になるらしく、某方面の方からは以前からこれの改善を希望されていたのですが、ただいざ背板を貼ってみるとこの踏み板が小さい為に足を乗せる部分がかなり狭くなってしまうという事が判明し、結果大幅な整備が必要となったのです。まあ自身結構楽しんでやっていたのでそんな大袈裟に言う事でも無いんですけどね(笑)。

ちなみに某方面とは二階に間借りして貰っているJIROちゃんの事でして、今後もし彼がこの工場の二階スペースでワークショップを開催するとしたらここにスカートを履いた女性が来る可能性があると言う事です。うーん、本当にそんな事があるのかなぁ・・・と未だ半信半疑だったりはするのですが(笑)。

factory-176と言う訳で踏み板を新たに10cm程度を拡張し序でに全体をグレーで塗装しました。画像だと判りませんが背板もちゃんと貼ってあって、側面は無防備なままですがとにかくこれで階段の隙間から下が筒抜けと言う心配は無くなりました。是非ご活用頂ければと思います。

ちなみにこの工場にはこれとは別に荷物用のエレベーターがあるので、私の仕事の依頼品を持ってここを往復するという事は余りありません。以前撮影していた物があるのでちょっと紹介しますね(お蔵入りの画像も結構あるのでこんな機会が無ければ出る機会がありませんでして・・・)。

factory-165新たに届いた依頼品や、工場一階で本塗りを終えた製品はこんな感じでこの荷物用のエレベーターを使って二階に運ばれます。駆動はホイスト(電動チェーンブロック)ですがちゃんと決まった位置に来ると自動で停まるようなスイッチがついていたり、万が一の落下に備えて安全ブレーキが付いていたりと実はかなり良く出来たエレベーターだったりします。

先ほどの非鉄製階段からして建物自体は結構古いものなのですが、高度成長期に作られた為か至る所で造りは結構しっかりしているんですよね。今更ですが本当に良い物件に恵まれたと思います。

もうまるで不法投棄

porsche-2通勤ルートの途中に知り合いの板金塗装工場があって、今日は珍しく夜遅くまで営業していたのでちょっと寄ってみる事にしました。私がここを通る時間に開いている事なんて殆ど無いんですけどね(って言うかそもそもこの時間にやっているのはコンビニくらいのものですが)。

で、どうやら話を聞いてみると今日これから塗装する物が明日納車する車の物という事で(!?)、なのでどうしても今日中には塗り終えておかないといけないらしいです。って言うか日付変更時刻はもう間近ですし、そもそも単に塗るだけでは無く組み付けもありますから、どれだけタイトに仕事しているんですかって話なのですが・・・(恐)。

と言う訳で、仕事の邪魔をしてはいけませんから早々とその場を後にしましたが、工場の向かい側の道路にちょっとあり得無い光景があったので許可を貰って撮影しておきました。車が好きな方なら直ぐに判ると思いますがこれらはどれもポルシェのフェンダーで、しかも真ん中の物はかなり特別な物らしくそれ一個で100万円超え(!)するそうです。

それにしても無造作に、しかもこんな感じで路上に置いてありますから、値段を聞いた後でも私にはこれがゴミにしか見えない訳でして・・・。ただそのギャップは面白いですよね(笑)。

とにもかくにも夜遅くまでお疲れ様でした!(無事終わっていれば良いのですが・・・)