何だかCGっぽいですが・・・

chijimi昨日紹介したダースベイダーに塗った結晶塗料が入っていた缶の蓋です。蓋の裏側で塗料がこんな風になるなんて事は普通無いのですが、結晶塗装は他の塗装とはちょっと違うのでこんな減少が起こるのかも知れません。まるで鍾乳洞のようです。

ちなみに結晶塗料の材料費は普通の塗料と余り変わりありませんが(スタンドックスの原色よりは全然安いです)、ただ管理が難しいところがあって、塗料の残りが少なくなってくると分離してしまったりゲル化してしまったりと、やはり普通の塗料とは違い扱い難いところがあります。無理に使うとチヂレてくれなかったりもしますし・・・(これはダメージが大きいです)。

と言う事で、業者さんからご依頼頂いていた古いフェラーリの紙製(?!)の遮熱板への結晶塗装も何とかなりようやく落ち着く事が出来ました。塗るのもそうですが、劣化してヒビ割れた旧塗膜をどうやって剝がすかで色々悩みまして、剥離剤も溶剤もサンドブラストも使えないとなるともう「ガラスクロスと樹脂で固めるしかないのでは?!」なんて思いましたが、やはりと言うか邪道なので結局シングルサンダーで表面のみ薄皮を剝ぐように(実際は凄い膜厚なのですが)ネチネチと削り落としました。その後は巣穴との戦いだったのですが、エポキシを駆使して何とかなった次第です。今回はさすがにちょっと疲れましたかね(部品が手に入らないので上手く行かなかった時のリスクを考えると精神的に大変なのです)。

失敗

darth4一見すると綺麗なダースベイダーに見えますが実はこれは「結晶塗装の黒」を塗ってあって、ただ塗りこみが足りなかったせいでチヂレてくれませんでした。結晶塗装のチヂレ目は膜厚と熱の入れ方に関係していて今回は見事に失敗した訳です。ちなみに塗り重ねても綺麗な結晶目にはなりませんのでやり直すなら全てシンナーで洗い流す必要があります。ただ仕事では無いので今回はそれはせず自戒の念を込めてこれはこれで終わりとしますけどね(単に面倒なだけですか・・・)。ちなみに本番として先に塗っている遮熱板はちゃんと結晶目は出てくれています(赤いのはいつものヘッドカバーです)。

しかし何故結晶塗装なのかと言うと、これはいつののように余ったクリアーで造った物では無く、先日こちらでも紹介した「コンクリート」で造ったダースベイダーで、これなら150℃以上の熱を入れても大丈夫と言うことで試してみた次第です。もしかしたら膜厚の問題では無く熱が伝わり難かったからか、或いは強アルカリ性が何か悪い影響を与えたのかも知れません。中々興味深いので懲りずにまた試してみたいと思います。

tamagawa-39こちらは昨日の通勤路です。カメラを持ち歩くまではツバキやアジサイには余り惹かれるところがありませんでしたが(枯れる時の姿が余り印象よくありませんでして・・・)、毎日同じ道を走っていると「もう直ぐか~」なんて結構楽しみになっていたりします。今まで見えていなかったものが見えるようになるのは中々いいものですね。いつも仕事で見ている石油由来の有機顔料とはまた違う美しさを感じます(笑)。

 

通勤路はこんな感じ

tamagawa-40雨は明け方まで結構降っていたらしく、しかも家を出る時もちょっと微妙な天気ではありましたが、今まで乗っていたcannondaleはTREKが来てからはもっぱらMTB化してしまったので(と言うかこれが元の姿なんですかね)、最近は余り天気とか関係無くなって来ました。工場に着けさえすれば後はもうどうでも良い、みたいな感じになりつつあります。着替えは一応置いてあるので下着まで濡れようが仕事は普通に出来ますからこの辺がブルーワーカーの良いところですかね。

そろそろ関東も梅雨入りの時期ですが、何とか今のペースで週に5日は自転車に乗って行きたいです。最近は深夜寝る前にお腹一杯になるまで食べてしまうので(しかもそれが毎日3時過ぎです・・・)、これで体を動かさなくなったらもうお終いですよ。

どうにかしてもう少し通勤距離を伸ばしてみますか・・・(多分これは間違い)。

あれれ

cannondale-3先日大雨が降った日、外に置いてあったcannondaleを工場の中に避難させてふとタイヤを見るとどうやらタイヤの交換時期が近いようです。今回初めて気が付きましたが自転車のタイヤにもスリップサインがあったんですね。って言うか交換してからまだそんなに日が経っていない気がするのですが・・・。

tire_2と思って前回交換した時の日を調べて見る事にしました。その時の事はここの社外記で紹介していたので検索したら直ぐに判りました。どうやら今から丁度半年前だったようです。どこかのレビューではゴムが固いのでかなり長持ちするみたいな事が書いてあった気がしましたが、ほぼ毎日の通勤で使っていれば意外と結構な距離を走っているのかも知れませんね。

それにしてもこの見事に尖ったタイヤには当初本当に衝撃を受けました。まるでグラインダーですよ(笑)。

この突起のお陰かどうか判りませんがこのタイヤに変えてから月一回のペースで起きていたパンクはその後全く無くなりまして、今更ながらこれは凄いタイヤだったのだと気付かされます。値段はそこそこ高かったと思いますが(確か前後で1万円くらい)、チューブ+CO2ボンベ6個分と考えれば全然安いです。

交換時期まではもう少し余裕がありそうなので、他にも何か良い製品が無いかもう少し探してみようかと思います。まあでもここまで尖ったのは他に無いでしょうけど(笑)。