先日作成していた「TOROBBiT」のシリコーン型です。前からやってみたかった事があったので、これを使って試してみる事にしました。
材料として使うのは自動車業界ではメジャーな「バケツ石鹸」です。クルマを扱う工場ならどこにでもある物ですよね。
ピンクの工業用石鹸がその名の通りバケツ一杯に詰め込まれてます。
粉末タイプのピンク石鹸は油で汚れた手を洗う物に使いますが、こちらの固形タイプは主に車のタイヤを洗うのに使います。便利なので以前買っておいたのですが、小物の塗装となると余り使う機会も無く(私の自転車の洗車が一番使っていると言う…)、買ってから5年(!)くらい経っても全然減らないので今回これを使ってみる事にしました。
イメージ的にはサラダオイルみたいにサラサラになってくれると思ったのですが、どうやらそうでは無かった模様です。
いい加減進歩が無いので ネットで調べてみると、どうやら石鹸に水を20% 程度加える必要があるとの事で、早速試してみたら何とか溶けるには溶けてくれました。
何とか固体からは脱出しましたが、ただどうしてもこれを液体と呼ぶにはまだ遠く、どちらかと言うと見た目も粘度もネギトロその物です(苦)。
あれ以上やっても全く進歩が無いので、ちょっと強引ですがデロデロのまま型に流し込んでみると・・・、おっと意外にも何とかなってくれました。
溶かした金属と違って可使時間は比較的長く、細く奥まったウサギの耳部分も割り端を使ってエアーを抜きながら奥まで押し込むと何とか入ってくれました。ふぅ、やれやれですよ。
湯銭していた時はまではミンチ系の肉(苦)の色をしていた石鹸ですが、固まってみると血液を彷彿するような赤身は消え、ムラ無く綺麗な淡いピンク色になりました。これは結構うれしかったです。
こちらは以前廃クリアーで試していたフェアリーのシリコン型で、予想以上に良く出来てしまいました。フフフフ…。
そして溶けたウサギのトロビットの方も一応何とか?なりました。
ちなみに後で調べてみたら(こういうのはいつも事前に調べないのでして…)、どうやら電子レンジで溶かすと良いみたいで、またもしかしたら今回使った工業用石鹸よりも普通の家庭用の方が溶け易いのかも知れません。この辺はまた機会があれば是非試してみようと思います。
尚、型はまだまだ使えるので、次回はまた違うの素材で遊んで試してみようと思います。