色相環色見本制作⑦ サフェ入れ

 先日パテを塗っていた、色相環色見本用のアクリル部材です。ダブルアクションサンダーを使って余分なパテを削り落としました。

こんな感じでアクリル板の継ぎ目を大体の平滑にしておきました。

 その後タイミングを見計らい、仕事の序でにサフェーサーを塗らせて貰います。

 レーザーでのカットは、カメラのピントのように集光点の位置によってレーザーの太さが変わってしまう為、今回程の厚み(5ミリ)をカットすると断面が斜めになってしまいます。何度かに別けてカットするか、もっと性能の良いレンズが着いていれば良くなるんでしょうね。

 またレーザーのスタート地点と終わりでは熱の掛かり方の違いか、またはステッピングモーターでの若干のズレがあるせいか、ここでも段差が出来ている物があります。

 と言う細かい事は気にせず(笑)、プラスチックプライマーを塗ったらサフェーサーをドバーと塗って完了です。

仕事の塗装だと細かい所まで気にしないといけないのですが、常にそれを維持しようとすると精神的にやられてしまうので、それ以外では適度に気を(手を)抜いています。今まで見て来た塗装屋さんでは、真面目な人こそ早々に辞めてしまい、勘違いしているかメリハリのある人が残っているような気がします。私の場合は単にブラックな奴隷ですが(苦)。

サフェを研いだらいよいよ本塗りです。が、折角12色も塗るので、もう二度と塗らなくて済むよう色々な物を一緒に塗れるよう一通り揃えておこうと思います。塗料自体を売って欲しいと言うお声も頂いたので、そちらの準備もしないとですね。

色相環色見本制作⑥

 先日に引き続き、レーザーでカットしたアクリル板の接着作業となります。もはや何屋なのか判らなくなって来ましたが(笑)。

 と言う訳で大中小3セット分のアクリルベースが完成です。

通常であればこれにダイナカルシートのような厚みがある装飾シートを貼り付けていくのだと思いますが、

今回は塗料の色見本と言う事で、通常の塗装通りに下地をつくっていきます。

 片面ずつ軟化性のあるポリエステルパテを塗り、

外周全面に塗ったら硬化を待ちます。

ちなみに並べて一度にパテを塗れたのは最初だけで、その後は一つずつヘラで塗りました。予想していたより面倒ですが、出来上がったところを想像して何とかモティベーションを維持していければと思います。

±0加湿器 色見本

 プラスマイナスゼロの加湿器です。何年か前に発売されて凄く欲しかったのですが、加湿器でその金額なんですか・・・!と言う事で当時は買えなかった製品です。

ただ加湿器としての性能はイマイチだったらしく、その後程度の良い中古品が安価で出回るようになったので購入してみました。しかも二つ(笑)。

用途としては勿論加湿器としてなのですが(普通に使えます)、実際のところはそうでは無く、PRO_Fit用に保管・展示が出来る為の色見本としての物となります。以前塗装したMIDIキーボードのような感じですね。

このキーボードは同じ物がもう一つあるのでそちらも塗りたいのですが、もっと曲線的な形をした物の方が色の変化が判り易いかと思い、今回の物に鞍替えをしてみた次第です。

一つはクロマフレア系で、もう一つはパステル系、やる気があれば先日作った色相環に塗ってみたいと思います。

色相環色見本制作⑤

 先日レーザー加工機でカットしていた5ミリ厚のアクリル板です。

 意外に(と言うか凄く)面倒なのがアクリル板に貼ってある台紙を剥がす作業で、特に今回のようにレーザーでカットした後の物は熱で紙が固着してしまっているので簡単に剥がす事が出来ません。

が!両面テープを剥がす時と同様、最初にドライヤー(工業用)で炙ってあげると簡単に剥がれてくれる事が判明しました。温めた後にガムテープを貼って持ち上げると、アクリルの重みで勝手に台紙が剥がれてくれます。何でいままで気付かなかったのかと(笑)。

 と言う訳でこんな感じで準備完了です。

 適当なアングル材を使ってアクリル板(計4枚)の位置を合わせ、

 アクリル用の接着剤「サン・ボンド」(ジクロロメタン・二塩化メチレン)を、シリンジ(注射器)を使って接着面に流し込み、

 重しを乗せて固めます。

画像にある鉄の塊は板金で使うドリーで、元々何十個かあったのですが、車の塗装屋を辞めた時に身軽になりたくて、以前一時期だけ勤めていた知り合いの板金屋さんに全部上げてしまいました。ただ果たしてその方が今も生きているかどうか・・・(既にご高齢だったので)。

さらに外側にもサンボンドを塗布し、指で伸ばして隙間を埋めておきます。サンボンドはアセトン並みに揮発が早いのでもう酩酊状態です(危)。

次は側面を研磨してパテでラインを出し、さらにサフェーサーを塗って下地を作ります。レーザーでのカットは万能かと思いきや、5ミリの厚さだと焦点距離の違いから断面はテーパー状になってしまうので結構ガタガタなんですよね。

多分普通の看板ならこのままダイナカルシート(粘着剤のついた装飾シート)などを貼るのだと思うのですが、今回の物は塗装屋の看板みたいな物ですからそう言う訳にはいかないのでして(と言うか塗るので)。

ただどうせやるなら一度で終わらせたいので、あと2セットを続けて制作しようと思います。艶ありと艶消し、さらに色見本キーホルダーの大型版!みたいなのを造ろうかと思っています(そして壁時計も量産予定です)。