色相環壁時計⑩ 量産体制

 以前作成していたモールテックスを塗ったMDF板です。

色相環壁時計は色々なバージョンを作ろうと思っていて、その為に前からやりたったコンクリートの背板を使っています。普通のセメントだと剥がれてしまう恐れがあるのですが、モールテックスなる製品はこれが大丈夫なんですよね(木材で型を作ってそれにモールテックスを塗って洗面台にするなんて事も可能みたいです)。

水平垂直を合わせる際、見た目だけに頼るのは嫌なので、専用のジグを作って位置を合わせるようにしました。

モールテックスの表面はザラザラとしているので両面テープは使えず、今回は以前ハイラックスサーフのテールランプに使ったウレタンシーラー(接着剤)を使って固定しています。車の社外品エアロパーツを取り付ける場合と同じような感じですかね。

大分数が溜まって来ました。

取り敢えずテスト的にminneでの販売も始め、また当ウェブショップにも並べてみました。

採算を考えると3万円以上で売らなければならないのですが、安定して量産する事を想定して1万円に設定しました。少し小さい方(20センチ)の方はさらに安く¥8,000(税別)を予定しています(minneは手数料で1割くらい持って行かれるので高めの金額設定にしています)。

既に販売を開始してしまっているので、梱包用の段ボールと緩衝材も早めに作っておこうと思います。

スバルチェリーレッド(STIピンク)色見本キーホルダー 完成

先日仕事のご依頼で作成&塗装をした、スバルチェリーレッド(STIピンク)ですが、

ついでにいつものヤモリ(イモリ)にも塗装を行っていました。

最近また手を付け始めた色見本キーホルダーの土台にセットします。

配合データを残してあるので、今後はこれと全く同じ色で再現が可能です。

 実際にリュックに取り付けて撮影してみました。

イモリの厚さは3ミリで、ただこれだとちょっと段差がエグい気もするので、今後はこれにも背板を貼り付けようと思います。その方が埃が溜まり難いですし接着面積も稼げますから剥がれ難くなるかと。

画像はいつものようにサイズの縮小以外は未加工で、このヌメリ感がイモリ(と言うかヤモリ)の形に良く似合っていると思います。

現在珍しく仕事が落ち着いているので、壁時計も含め、今の内に出来るだけ制作を進めておこうと思います。

サーブ1/43ミニカー 分解

先日塗装の仕事でご依頼を頂いていたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。

分解については仕事としては受付しておらず、個人的な趣味という事でこちらの社外記にて紹介をさせて頂きます。

 土台(シャーシ&フロア)から外れた状態です。ここまではネジで分解出来ます。

窓ガラス(ポリスチレン樹脂)はボディにカシメて止められているので、まずはそちらを取りはずします。

カシメてある頭の部分をボール盤で削り落します。うっかりボディを貫通して危なそうに見えますが、実際にはこれが一番安全です(それ以上下がらないようにする事が出来ます)。

 その後はリューターで削ります。

 無事窓ガラスのパーツが外れました。

その他の付属品は接着剤で固定されているので、ドライヤーで温めて裏から押し出すようにして外します。リヤワイパーが曲がってしまいましたが、今回リヤスポは着けないので問題無いかと思います。その他のパーツは無事活かせました。

リヤスポが着いていた箇所には穴が開いているので塗装前にはこれを塞いでおきます。

 この後は溶剤槽に浸け置きして旧塗膜を剥離する予定です。尚、目立つ上面の歪が酷いのでサーフェサーを塗るかも知れません。

 ボンネットバッジはクリアー下にデカールが貼ってあるので再利用は出来なく、

なのでデータから作りました。

ただフロントバッジが直径2.3mm、リヤが1.8mmなので、ちゃんとデータを作ってもまともに印刷が出来ません・・・。

と言う訳ですが、色々パターンを変えて何とか使えそうな物が出来ました。「SAAB」と「93」については良い具合に出来たと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

色相環壁時計⑨ 完成

先日完成していた色相環壁時計(艶あり25センチ)ですが、

新たに背面パネルを作る事にしました。いつものようにレーザー加工機でMDF板をカットします。

ちなみにレーザー加工機も使っていると汚れるし劣化もしますから、使い方が過酷なファブスペースなどでは大変な事になるみたいです(そういった所で現在働いている職業訓練校の同級生=JIROちゃんがそう言ってました)。

最初に裏側を艶消し黒で塗り、

各色で表側を塗装します。今回は黒以外に白・グレー・インダストリアルっぽい濁ったブルーの4色を塗ってみました。また立体感が出るようフチを黒に塗っています。

予め塗っておいた12色のピースを固定していきます。

やっている事はハンドメイドなのですが、出来上がりは大量生産品のようにカチッとした物にしたいので、ピースを貼り付け為のジグと、両面テープもそれに形を合わせてレーザーでカットした物を使っています。

艶消しは白い背板が似合います。空いたスペースが少し寂しいですが、いずれそこに塗装したイモリなどのキャラクターを貼ったり、オリジナルのロゴを入れるオーダーメイド品などに対応しようと思っています。

 とりあえず色見本スペースに飾ってみました。

左から「艶消し色相環+白」「艶消し色相環+グレー」「艶あり色相環+黒」となります。

  最初に考えていたのが2年前で、

ようやく形になった!とちょっと感慨深くなりました(笑)。

とりあえずこれが20個くらい出来たら販売を考えようと思います。また並行して作成しているキーホルダーとのセット割引とかも考えています。