無印良品ファイルボックス

先日塗装を行っていた、直径30ミリの色相環用アクリルピースです。土台から切り離しました(この作業が一番大変な気が・・・)。

元々背板の部分は単なる「艶消し黒のアクリル板」を使うつもりだったのですが、そのままだとチープだと思い結晶塗装を行い、さらにVW社のキャンディホワイト、ハーベストムーンベージュ、グレー、黒に塗った物を試してみました。

が、キーホルダーに使ってみると、やはり結晶塗装の物が断然良かったので、

先日無印良品で購入したファイルボックスに貼ってみる事にしました。

未塗装のポリプロピレン製品ですが、表面がマットな質感なのと、形状がテーパーでは無くエッジが効いていて高級感があるのが特徴です。100円ショップでも同じような物は売っていますが全然違います。これで¥490はむしろ安いのではと。

とてもシンプルで、うちの工場とはまるで逆・・・。

ちなみに私は実店舗で購入しましたが、ウェブサイトからも買えるみたいです。

ファイルケースのサイズに対すると色相環は小さ過ぎ、

また厚みもあるので後付け感が強く、ちょっとイマイチな感じでした。

ただこれの中には色相環壁時計の素材を入れる予定なので、それぞれを色で識別出来るのが便利です。

恐らくですが、背板をファイルケース前面のサイズまで大きくしてしまえば野暮ったさが払拭できるのでは、と考えています。

端材はまだ沢山あるので、寸法測って今度カットしてみようと思います!

新色 クロマフレア風 H01R H02R No.72

海外から仕入れている顔料が届いたので、早速色見本を作成してみました。

ヘッド(正面)が黒でサイド(透かし)も黒、光源を対面にして斜め45度で見た時だけ色味が出るパールです。赤っぽくなる色(H01R)と、紫っぽくなるのがH02Rです。

こちらはゴールドからマゼンタに変化する顔料「No.72」ですが、思っていたようなゴールドでは無いので期待外れですかね。まあ販売用に利用されている画像の多くは加工されて実際よりも派手に見えるので、こういうのはある程度覚悟しています(そもそも通販で買うなんてそんな物でしょうし)。

という事ですが、出来上がった色見本を早速Twitterに投稿した所、それを見た知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が直ぐに食いついて来て、

 実際に氏が塗装したBLACKRABBiTを持って来て貰いました。さすが毎日テレワークしているだけあって動きが早い(笑)。

私が塗装した物とブラックラビットを比べてみると、ほぼ同じような色に見受けられます。

こちらはスマホ(Google Pixel3a)で撮影した画像で、実際の色より派手に映っています。勝手にHDR補正が入っているんですかね。

自動車補修から離れた今、塗装業界の事情については殆ど情報が入って来ない状態ですが、今まで気にもしなかった事や知らなかった事を話せる知り合いが居るのはとても楽しいです。

今の私の仕事にコロナ禍は余り関係無いですが、早く集団免疫を確保して以前のようにまた塗装関係の人同士で集まりたいですね~。

色相環壁時計30センチ 制作

先日販売を始めた色相環壁時計ですが、Twitterのフォロワーさんから「30cmの大きいのが欲しい!」というご意見を頂いたので、

新たにデータを作成し、

夜な夜なレーザー加工機を稼働させ、アルカリ板をカットしていました。

アクリルをレーザーで切ると凄い臭いが出る為に十分な換気が必須で、ただこの時期これをやると室内はまるで冷蔵庫の中のようになります。手がかじかんでタイピングが出来ない・・・。

そして別の日、12色のうちの大よそ半分を本塗りしました。

今回は25センチ&30センチの物と、さらにキーホルダー用の小さい色相環も一緒に塗りました。

その後熱を入れ、保管室の棚に保管しておきます。

いくつか抜けているのはゴミが着いた物で、磨くよりもクリアーを塗り直した方が早いので別に避けてあります。

現在は12色ですが、ある程度作って売れ残りが出るようになったら違う色も作っていこうと思っています。

そして今回は、無地=真っ白のバージョンを作っています。知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が、「背板も針も真っ白なのがあったら面白い」と言っていたのを聞いて、だったら色相環の部分も真っ白にしてしまえば・・・!と思った次第です。まあそうなるともはや色相環では無くなってしまう訳ですが(苦笑)。

キーホルダーのピースは「環」だけではなく、違う物にも使えるよう多めに作っています。その代わり「艶消し」は作らず、全部艶ありにして負担を減らすようにしました。当分はこれで大丈夫そうですね!

色相環キーホルダー増産

先日黒の結晶塗装を施しておいたキーホルダー用のパーツが出来上がったので、それを使って早速組付け作業を行いました。

 ジャジャーンと!

今回は5個の完成となります(ただ既に売り切れました・・・)。

結晶塗装に塗ったパーツは色相環の背板で、その穴に12色のピースを嵌め込んで作ってあります。ただのキーホルダーですが色にして14色が塗られているという、無用に手間が掛かってしまっている製品です。

塗装屋の自己満足の塊みたいな製品ですが(笑)、予想以上に人気でして、販売すると直ぐに売り切れてしまう状況が続いています。

私的には飾るだけの物よりも何かの役に立ってくれる物が好きで、裏側には表と同じデザインでRGB値を入れたドロー画を入れました。Webページの制作やIllustratorで「あの色なんだっけ~!」という時に役に立ってくれればと(まあ目の前にPCがあるなら検索した方が早いと思いますが。笑)。

あとはこれを鞄などにつけていると、色とかデザインの仕事に従事しているとかを周りにアピール出来てちょっと誇らしい、みたいな感じでしょうか(ただ「塗装工」というと、犯罪者にしか思われないのが悲しい所ですが・・・笑)。

現在は12色のピースを制作している所で、それが出来次第また販売出来る予定です。宜しければご検討くださいませ!

色見本キーホルダー 色相環【艶あり】+結晶塗装黒