色見本イモリキーホルダー

先日作成していたイモリ+色相環ピースのキーホルダーですが、

ご予約と言う形で早速ご依頼があり、ただどうせならと言う事で、今回はオーダーメイド的な内容で承るようにしました。

イモリは元々こちらのSTIピンク(チェリーレッド)の物を使う予定でしたが、

その後こちらの薄いピンクを塗装した物が出来たので、どちらかを選んで頂く事としました。

またこの淡いピンクもノーマルとガラスフレーク仕様があり、今回は右側のガラスフレークをご指定頂きました。

背板は黒の結晶塗装仕様を使います。

周りのピースは全て「11時にあたる部分のピンク」をご指定頂きました。

参考までに、当店で作成している色相環壁時計です。これの11時にあたる部分と言えば誰だってすぐに判りますよね。凄く役に立ちました。

ピンクのイモリはスポットライトが当たるとガラスフレークが煌きます。

裏側はRGB値の色相環をレーザー彫刻&白の塗装を施しています。

色相環やイモリなど自分好みの物を作れるよう種類を増やし、オーダーでの作成や、ワークショップなども出来ればと思っています。

色相環壁時計 30センチ 完成

少し前から本格的に制作している壁時計(と色見本)です。

画像右側から一番小さい物が15センチ、20センチ、25センチ、そして新たに作成した30センチとなります。最小と最大では面積が4倍となりました(笑)。

こうやって単品で撮影してしまうとサイズ感が判らないのですが、とにかく今までに無い巨大さを感じます。

こちらは背板が黒で、色相環の12ピースについては艶ありのみとしました。前回は艶消しも塗りましたが、実はその方が材料が高く手間も掛かるので今後は廃止にする予定です(ただし新たな色味の色相環で検討しております)。

いつもの様に各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

実物は画像以上に華やかです。

そして背面が白Ver.です。

それぞれ針は背面の色に合わせていますが、こちらはご注文を頂いてからご希望に応じて組み付けるようにします。

初期ロットに比べると気合が入っているので(売れるのが判ったので)、仕上がりについてはこちらの方が良くなっているかと思います。当初は途中でやる気がなくなってしまったのですが、Twitterでの反応が良かったのでその後続ける事が出来たんですよね。

時計というよりはインテリアの一部として考えて頂ければと思います。

追加料金でムーブメントを精巧なシチズン製の物に変更が可能です。

元々塗っていたのが「車体」という事もあって、単なる装飾品というよりは、実用品またはそれの補助的な物に対しての塗装が好きだったりします。

  針が剥き出しの時計は取り扱いがデリケートになるので、梱包材も自ら作るという、いつも通りの家内制手工業となっています。

レーザーカットの動画をTwitterにアップしたのでそちらも紹介しますね。

動画はとにかくファイル容量が大きいのですが、Twitterはとにかくそれが楽で、そのリンクを簡単に貼れるWordpress(このblogを動かしているプログラム)も楽でとても助かります。

段ボール箱は今まで通り内寸310×310mmで、ギリギリ何とかなりました。

他にも色々な仕様で造りたいと思っているので、とりあえずはこのテンプレートで当分楽しめると思っています。賃貸でも良いので老後は郊外に住んで、こういうのを作って(塗って)過ごせればよいですかね~。

第24回岡本太郎現代芸術賞展行き②

先日に引き続き、川崎の岡本太郎美術館に行った時の紹介となります。

会場奥の方にある、こちらの作品ですが、

一見するとただのミニチュアっぽい感じがしますが、

スペースの奥の方に行くと、幾つかの本が並んでいるのに気が付きます。

懐かしい!昔はどの家庭にもこういった百科事典がありましたよね。

ただ今はスマホ一つあればどんな情報にも簡単にアクセス出来るので、いつの間にか無駄にスペースを取るだけの物に・・・。

こちらの小野環氏の作品「再編街」ではそういった物を材料に使っていて、さらに当時の人達が夢見ていた団地などの構造物を造られているようです。

こういった形の建物と屋上の貯水タンク、確かに懐かしいですね!

良かったのはライティングで、一点からの光を強くする事で全体の廃れた雰囲気が強調されていました。

こちらは植松雄二郎氏の「Self portrait」です。

てっきり石膏かと思ったらFRP(強化プラスチック)との事です。白いのはポリエステル樹脂でしょうか。

そうなると気になるのは裏側で、なるほど~とか、そういう面でも楽しかったりします。

こちらは唐仁原希氏の「虹のふもとには宝物があるの」です。

西洋絵画っぽさがありますが、登場キャラが今風なのと、

ちょっと不思議な感じが面白かったです(笑)。

単純に作品を見るだけでも良いのですが、私的にはその制作過程とか作品の運搬方法とかを色々想像するのが好きだったりします。

そして今回の岡本太郎賞、大西茅布氏の「レクイコロス」です。なんとこちらの作者、17歳の高校生との事です。

うっかり前情報を知ってから見てしまったのが残念でしたが、それにしたって衝撃的でした・・・。

今回展示されていた東弘一郎氏の「廻転する不在」ですが、「恐らく最後の展示になる」みたいな事が書かれていたので気になってみて調べてみたところ、保管場所の関係でこの後破棄されてしまう恐れがあるとの事です。こちらの記事に連絡先が記載されていましたので、「うちに置けるよ!」という方は是非検討されてみてはと。

この後は一旦会場から出て再入館し、ゆっくり常設展も見て回りました。

何度も来ているのでいつもはスルーしてしまうのですが、今回は「岡本太郎の旅」なる展覧会を開いていて、なんと撮影OKだったのでこちらも寄ってみた次第です。今まで来た時はこちらの岡本太郎氏の作品は撮影NGだったと思いますから、なんだか得した気分です(笑)。

という訳で他にも画像がありますのでそちらも後日紹介したいと思います。

色見本イモリキーホルダー

スバルSTIのエンブレムの色を参考に作成したチェリーレッドと、クロマフレア風のパウダー顔料No.H05を組み合わせたイモリの色見本キーホルダーです。

元々はこのように背板を着けていなかったのですが、接着面積が少ないからか、または引っかかってしまうからか、一度このイモリが外れてしまったとの事で、

その後は背板を着けることにしました。

背板の厚みが2mm、イモリが3mmなので、1mm出っ張るような感じです。周りの枠はイモリと同じく3mmでツライチです。

背板とイモリはそれぞれテーパー状になった断面を互い違いに組み合わせている為、これにより脱落を防げるという寸法です。

クロマフレア風の顔料は見る角度によって色味が変わるので、屋外に持ち出せるキーホルダーは面白いかと思った次第です。尚画像はいつもの通りサイズの縮小以外は未加工となります。

既に売り切れてしまったのですが、時間があったらまた作って再販しようと思います。

そしてこちらは結晶塗装黒とSTIピンクの組み合わせです。

こちらもウェブショップで販売しています。

色見本キーホルダー イモリ STIピンク&結晶塗装 黒

ウェブショップは1月だけで10万円程の売り上げがありましたが、それでも現時点では全く採算が合っておらず、ただいずれ極小規模な環境で塗装を行う事を想定すれば、今のうちにやっておいて良かったと思います。

そしてこちらはイモリの周りに、色相環のピースを散りばめたモデルです。

ピースはその小さなサイズからして固定が難しかったのですが、これも背板を導入する事で実現しました。

今回は各ピースを適当に配していますが、

今後はこれらをユーザーが好きな色で貼り付けられる!というのをやろうと思っています。以前行ったデザフェスで、ブースの一部に机と椅子を置いてその場でアクセサリーが自作出来るのを見ていて、そんな感じなのをやれればと思っています。お手軽なワークショップですね。

もしくはオーダーを頂いて作成するといった形も検討していて、とりあえずテスト的に今度お受付してみる予定です。

紹介している色相環はまだ12色ですが、実はもうこれが30色くらい出来ていて、とにかくこの色数を増やして後々色々な事に応用できるようにと考えています。自分なりの色相環とか出来れば面白いかな~と。