先日に引き続き、川崎の岡本太郎美術館に行った時の紹介となります。
会場奥の方にある、こちらの作品ですが、
一見するとただのミニチュアっぽい感じがしますが、
スペースの奥の方に行くと、幾つかの本が並んでいるのに気が付きます。
懐かしい!昔はどの家庭にもこういった百科事典がありましたよね。
ただ今はスマホ一つあればどんな情報にも簡単にアクセス出来るので、いつの間にか無駄にスペースを取るだけの物に・・・。
こちらの小野環氏の作品「再編街」ではそういった物を材料に使っていて、さらに当時の人達が夢見ていた団地などの構造物を造られているようです。
こういった形の建物と屋上の貯水タンク、確かに懐かしいですね!
良かったのはライティングで、一点からの光を強くする事で全体の廃れた雰囲気が強調されていました。
こちらは植松雄二郎氏の「Self portrait」です。
てっきり石膏かと思ったらFRP(強化プラスチック)との事です。白いのはポリエステル樹脂でしょうか。
そうなると気になるのは裏側で、なるほど~とか、そういう面でも楽しかったりします。
こちらは唐仁原希氏の「虹のふもとには宝物があるの」です。
西洋絵画っぽさがありますが、登場キャラが今風なのと、
ちょっと不思議な感じが面白かったです(笑)。
単純に作品を見るだけでも良いのですが、私的にはその制作過程とか作品の運搬方法とかを色々想像するのが好きだったりします。
そして今回の岡本太郎賞、大西茅布氏の「レクイコロス」です。なんとこちらの作者、17歳の高校生との事です。
うっかり前情報を知ってから見てしまったのが残念でしたが、それにしたって衝撃的でした・・・。
今回展示されていた東弘一郎氏の「廻転する不在」ですが、「恐らく最後の展示になる」みたいな事が書かれていたので気になってみて調べてみたところ、保管場所の関係でこの後破棄されてしまう恐れがあるとの事です。こちらの記事に連絡先が記載されていましたので、「うちに置けるよ!」という方は是非検討されてみてはと。
この後は一旦会場から出て再入館し、ゆっくり常設展も見て回りました。
何度も来ているのでいつもはスルーしてしまうのですが、今回は「岡本太郎の旅」なる展覧会を開いていて、なんと撮影OKだったのでこちらも寄ってみた次第です。今まで来た時はこちらの岡本太郎氏の作品は撮影NGだったと思いますから、なんだか得した気分です(笑)。
という訳で他にも画像がありますのでそちらも後日紹介したいと思います。