色相環壁時計15cm

以前作成して販売していた色相環壁時計ですが、売れば売る程に会社が傾くと言うヤバイ物だという事が判明し(苦)、なので現在は制作をストップしています。今の工場は「オーダーメイドで塗装を行う為の設備」としている為、それなりの固定経費が掛かっているのでそれは至極当然の事なんですけどね。一昨年に比べて年間の売り上げがかなり下がっていてビックリしました・・・。

尚、その壁時計は大小色々なサイズを作っていて、これが大きい物程金額は高くなるのですが、かといって小さい物でもそれなりの手間は掛かる為、驚くほどの金額を下げる事は出来なく、なのでこれこそ到底売り物になんて出来ない・・・!という考えに至りました。

だったらという事で、Twitterで懸賞キャンペーンみたいなのをしてみる事にしました。

一番大きいサイズが直径30cmで、こちらはその半分=15cmのミニサイズです。ですので天井近くに掛けると小さ過ぎますが、目線と同じくらいやデスク回り、玄関やトイレ等の狭いスペースに丁度良いと思います。

たださすがにこれを一万円程度で作る事は難しく、なのでこちらは今の工場では無く、いずれ歳をとってから僻地や自宅の作業場で細々と作って売っていこう、というコンセプトですかね。

と言う訳で、宜しければ是非ご参加頂ければと!

@Takahata_P

あと他に、試作で作っていた色相環キーホルダーも幾つかあったので、今の懸賞キャンペーンが終わったらこちらもプレゼントにしようと思います。

完成形は背面盤に結晶塗装を施していますが、こちらはフラットになっています。テクスチャーが違うだけでこれだけイメージが変わるのか!と感じられるのがとても判り易いです。

こちらも作れば作る程赤字になる商品ですが、幸いにして自宅でも出来るという事でこれは時間が出来たら再び制作&販売する予定です(当分先になるかも知れませんが・・・)。

裏側のデザインも現在は色相環とRGB値をドロー画で表現した物になっていて、こちらはそれにする前の、当ウェブサイトへのリンク=QRコードとなっています。

ちなみに今年は少し違うタイプの壁時計を作ろうと思っていて、そちらも進行しましたらまた紹介させて頂きます。今後のは塗装屋的に負担の少ない内容を目指しました(笑)。

スバルエンブレム クロマフレア風塗装

こちらは以前施工したスバル純正エンブレムで、表から見ると透明なアクリル樹脂にメッキの六連星と青色の背景が施されています(本件とは関係が無く、作業前に撮影し忘れた為の参考画像です)。

それを裏から見るとこのような状態になっていて、

それらを全て除去すると、このような状態となります。先ほどの物とは違い、こちらは私物として購入した物となります。

尚、この辺の作業については以前施工した同型製品の記事が判りやすいかと思いますので、宜しければそちらをご参照くださいませ。

色は当店規定の光干渉型パール=クロマフレア風H07Rで、海外から取り寄せたパウダー顔料を、スタンドックスのバインダー(MIX599)に添加して塗料を作成しています。

プラスチックプライマーを塗布し、先ほどの光干渉型パールを塗布しました。ただこのままだと透き通ってしまう為、この上から黒を塗り、

表面から見るとこのような色味になります。全体には塗らず、星の部分を塗るようにしています。

色の変化については動画の方が判りやすいかと思います。

その後凹んだ星部分以外の塗装を削り落とします。

表から見るとこのような感じになります。

その後同じようにして裏側に2色目を塗装し、表側を研磨してプラスチックプライマーを塗装、

クリアーを塗って本塗り完了です!

それぞれ違う色ですが、透かしはどちらも同じ色味=ゴールドなのが判ります。顔料自体は同じ物を使っていて、その表面にコーティングしている素材を違う物に変えているのかと思います。

背面に使用しているのは当店規定のクロマフレア風No.4で、暖色系でピンクっぽい色味が私的に気に入っています。

こちらも動画があるので紹介しますね。

枠のメッキは艶ありの黒が合うと思いますが、若干ブルーパールが入ったりしても面白いかな~と思っています。前に塗った物が合えばそれで良かったのですが、微妙にサイズが違いました…。

他の色の組合わせも進行中で、それらも含め進行・完成しましたら改めて紹介をさせていただきます。

セロー250カウル 結晶塗装

先日購入したセロー250(DG17)の新品カウルは、

その後スタンドックスの新しいクリアーをテストする為に光干渉型のパール(当店規定H01R)を使って艶ありの塗装を施しました。

そして元々着いていたカウルですが、これらは全体に傷があるので、以前行ったライトカウルと同様、素地の粗を目立たなくしてくれる結晶塗装を施す事にしました。

既存のシールは剥がし、

その後結晶塗装を施したのですが、

見事に失敗しました・・・。

理由としては、細かい結晶目を目指したばかりに塗膜が薄過ぎ、ちゃんと模様が出なかったのです。

ただこれも、この後に行う本番(御依頼品)の為のテスト塗装という意味があるので、これはこれで十分に役に立ってくれています。お陰でこの後に塗ったVMAXのヘッドカバーは一度の塗装で上手く出来ました。

そして後日、再び結晶塗装の黒に挑みました。先日日記で紹介したトヨタ2000GTのヘッドカバーを塗る前の練習用として使用しました。

がしかし、今回も一部結晶目になりきらなかった箇所があって、本当は塗り直したかったのですが、自分の物なのでとりあえずこれはこれでOKとする事にしました。

まあでも全体の結晶目自体はとても細かく出来たのでこれはこれで気に入っています。ガンの口径をもっと小さくして塗り回数を増やすのが良いかもですね。

あとはお正月に買ったブラックラビットガチャで色が被った物を、こちらもテスト的に結晶塗装を施してみました。

逆にこちらは塗り過ぎで、物のサイズに対して結晶目が大き過ぎています。最初は「塗れば模様が出る簡単な塗装」と思っていましたが、今では普通の塗装(艶あり)より数倍難しく感じいます。全く終わりが見えません・・・。

ちなみに結晶塗装は通常の2液ウレタンと違って「熱を入れない限りいつまでもベタベタ」という特徴がある事から、ブースの床がとても汚れやすいという特徴があります。なのでいつもは床にだけビニールを敷いていましたが、今回は塗装台の両側にビニールを吊るして壁を作ってみました。

結果としては上々で、もしかしてこれなら塗装ブースの貸し出しも可能になるのでは?と感じました。ブースは使っているよりも使っていない時間の方が遥かに長いのですが、周りを汚されるのがとても嫌で、ただこれなら無用にミストを撒き散らせられませんから勝手が判っていない方でも大丈夫かも、と思った次第です。バイクのカウルを持ち込んで自分で塗装!なんて事が出来る日がいつか来るかもですね(私としても将来的に自分で塗装する以外の収入を考えなければなりませんし)。

そして後日、塗装したカウルを自宅に持って帰って換装しました!

ちなみにこちらが元々一時的に取り付けていたH01Rの艶あり仕様で、単品で見ると良いのですが、車体に装着するとフューエルタンクのオレンジと相まって配色のバランスが崩れてしまい、ちょっと残念な感じです。なのでこれに関してはタンクを黒系の塗装(黒の結晶塗装!)にしたら改めて採用してみようかと思います。

よく見れば(よく見なくても)結晶目がムラっぽくなっているのが否めなく、なので当面仕事としてカウルパネルを結晶塗装で受け付ける事は無いですかね。

まあでもホイールのオレンジと結晶塗装の黒との配色&質感はとても気に入っているので、取り敢えずこの方向で進めていこうと思います。折角傷を直したライトカウルを使わないのは勿体ないですが、それも合わない気がするので、こちらも新しい部品を用意して結晶塗装にしようと思います。

塗装ブースメンテナンス

塗装ブースの床にはいつもそれ専用のエポキシ系塗料を使用していましたが、前回のメンテナンスでそれらを全て使い切ってしまっていたので、

今回は新たに粉の顔料から塗料を作ってみる事にしました!

用意したのは白と黒で、それぞれ¥1,500くらいです。

そしてこれを入れる樹脂なのですが・・・、

以前車体を塗っていた頃に購入したクリアーが結構余っていて、今回はそれらを再利用しよう!という作戦です。当時は1リットル¥6,000した高級な塗料ですが(仕入れ価格でこれはかなり高いです)、如何せん磨くのが大変過ぎる為に小物塗装になってからは使う場面を選び、結局そのまま使わず処分に困っていたんですよね。

またハードナー(硬化剤)においても、数回だけ使って残っていた物をこういう機会で一気に片付ける事にします。使わなくなった塗料は業者さんにて引き取って貰う事も可能ですが、これならば廃棄する為の費用は掛からず、また無用にゴミを出さないのでまさに一石二鳥です。

STANDOXラピッドクリアーは耐候性が高いので元々色味の強いクリアーでしたが、経年であらにそれが強くなってしまっています。いつか何かに使えればと取っておきましたが、ようやく日の目を見る時がやってきました。

ハードナーと混ぜたクリアーに白と黒の粉の顔料を、さらに青やイエロー等はSTANDOXの2Kエナメルを混ぜて色味を調整しています。黒はほとんど使わなかったので、粉は白だけで良かったですか・・・。

塗装方法は勿論スプレーガンで、ただこんな所で身体を酷使する事は避けたいですから、利き腕の逆=左手だけを使って塗っています。車体の頃は左手を使う場面がありましたが、小物の塗装だと小さい範囲での精度が要求されるので、左手でスプレーガンを使うのはとても久しぶりです。お陰でこんな作業でも楽しめたりしました。

という感じで全面塗りが完了です!

使ったのが普通の口径1.3mmIWATA低圧ガンという事もあってかなりダルいまあまあ時間は掛かりましたが、一斗缶で容器を作ったりローラーの準備をしたりしなくて済んだのが非常に楽!という事で、今後この方式を続けようと思います。材料費が¥1,500で済みますし、業廃棄物処理代も掛かりませんからね。

比較的薄膜なので(1コートのみ)、翌日には上も歩ける状態でした。

さすがラピッドクリアーというか、適当な塗装でも無駄に素晴らしい艶が(笑)。

その後はいつもの通り壁のビニールを張り替え、

塗るとベタベタになる液体を壁の上部に塗り付けます。最初の頃は壁全面に塗っていましたが、床を洗う際に壁も一緒に水で洗い流すシステムに変えたのでこれの消費量もかなり少なく済んでいます。

ブース床の塗装はぶっちゃけ塗装の品質には程んど関係ありませんが、撮影した画像を見た人の印象はそれだけで良くなると思いますし、あと作業者(私)のモティベーションも上がるので結構好きな作業です。床に照明が映り込むと2001年宇宙の旅を彷彿させますよね!(判りませんか…)。