New PC

 先日のamazonブラックフライデーに対抗してか、DELLのオフィシャルサイトにて数量限定の商品が販売されていたので買ってしまいました。デスクトップ型ですが、厚み以外は今まで使っていたノートPCよりも小さいサイズです。

また今回は前からやりたかったSSD化も試してみる事にしました。

新品なので普通にクリーンインストールで良かったのですが、今まで使っていたノートPCや自宅の物も全部SSD化してしまおうと考えて、一番時間が掛からなくスムースに出来そうなスロットタイプの物を購入しました。使わなくなったらそのまま外付けケースになりますしね。

自身SSDは初めてで、ちょっと前まで256MBが数万円だと思っていましたが、いつの間にか1TBが一万円くらいで買える事にビックリしました・・・。

元々PCに着いていたHDDをSLOT1に、新品のSSDをSLOT2挿して、コピーボタンを押したら2時間くらいで終了です。え、たったこれだけ・・・で!?

Windows95を使っていた時代、外付けCD-Rドライブが4万円くらいしたので当時の私には手が届かず、仕方ないので1万円くらいのバルク品CD-Rドライブ(箱無しのプチプチ梱包だけ)を買って来て、海外のサイトからドライバを見つけてどうにかPCに認識させ、怪しいフリーソフトを使って2倍速でコピーしていた時代がまるで嘘のようです。ドラえもんに追いついてしまった感じでしょうか・・・。

 メモリーは4Gしか入っていなかったのでこれも16Gに変えました。てっきり新しく買った16Gを足して20Gになるかと思っていましたが、まさかデスクトップPCでメモリーのスロットが二つしかとは・・・(全く説明を読んでいませんでした)。

画像ファイルなどは元々外付けのHDDに保存しているので、それらはそのままUSBを差し替えればOKです。メールソフトの引越しも終わったので、2020年からは完全にこちらに切り替えて使うようにします。

今まで使っていたノートPCも当面は並行して使って、こっちは完全に使わなくて大丈夫!となったらそちらもSSD化して工場一階で使おうかと思っています。

いや、使いませんかね・・・。

0.01g電子天秤導入

塗料の重さを量る場合はこういった専用のスケールを使っていて、自動車塗装用だと0.1g~6Kgくらいまで量れるのが一般的ですが、

ただ現在の「小物」になってからは必要な量が極少量で良くなってきたので、もっと精密に量れる秤が欲しかったんですよね。

また少し前からSTANDOXから配布される配合データが小数点第二位まで案内してくれるようになったので(昔は第一位まででした)、もしかして他のペイントショップでは既にそういった精密秤を導入しているのでは?!と思い、担当してくれているオートサプライヤーさんに相談したところ、「そんなの使ってるところありませんよ(笑)」という事で、どうするか悩んでいたんですよね。

例えばこちらは以前塗装したWRX STIのフロントグリルメッキモールに塗ったWRCブルー(カラーコードK7X)ですが、使う塗料の量は極少量で、ただ必要量(20gくらい)を作ろうとすると各原色の数値はかなりシビアになり、今の秤では正確な色が作れません。なので実際には50gくらいの量を作っていて、ただこうなると使う分よりも余る方が多く、それでもそういった塗料は捨てずに下色として使っていますが、それにしたって無駄過ぎています。

 と言う訳でジャジャーンと!

 新しく0.01gから測れる秤を買いました。時期的にはクリスマスプレゼントといった感じでしょうか(もしくは現物支給のボーナス・・・)。

 ちなみに0.01gから測れる秤でも数千円で買える物もありますが、さすがに仕事で使うにはその辺では不安がありますし、何より使っていて誤差が出て来るのが怖いです。

例えば1円玉は1グラムですが、実際に量ってみると0.99gだったりしますので、

キャリブレーション機能を使って校正を行います。ディーラーに勤めていた時は一年に一回メーカーの人がやってきてこれをやってくれていましたが、多分一回で3万円くらいは掛かるので(出張なのでもしかしたらもっとかも・・・)、普通の町工場でそんな事をやっているところはありません。少なくとも私を含め、見たことも聞いた事もありませんので・・・。

 と言う訳で、まずは水平を出して、

 分銅を使って調整を行います。

 20グラムで校正を行い、その後各分銅で±0.01gの誤差も無い事を確認しました。なんて気持ちが良い・・・。

その後汚れないようマスキングをして、工場一階の調色室に設置しました。

水平を出して改めて量ったところ問題無かったので、これでようやく少量での色作成が出来るようになりました!。無駄が無くなったのもそうですが、何より四捨五入しないでピッタリ作れるのは気分が良いです。

ただ塗装屋あるあるで、目検討で入れたクリヤーや硬化剤が奇跡的にピッタリ!(これは超気持ちが良いです)と言うのは、相当難しくなってしまいました(笑)。

大山ハイキング②

先日に続き、神奈川県の大山に行った時の紹介となります。頂上から阿夫利神社駅まで降りて来たところからですね。

今回も丹沢・大山フリーパスを購入しるので、ここから下りのケーブルカーにも自由に乗れるのですが、この時点でもまだ足の痛みは大丈夫だったので、そのまま歩いて下る事にしました。

 前回は男坂のルートを使ったのですが、今回は女坂から下ります。名前からしててっきりもっとイージーな道だと思っていましたがそうでもありません(笑)。

と言う訳で、今回は山の中腹にあるここ大山寺に寄る事にしました。

前回使った男坂からはここに来れないみたいなので今回女坂を使った訳ですね。

 本堂前の机にはこのような小皿(かわらけ)が並んでいて、

 それをここから投げる!と言うイベントがここでは出来ます。こういうの、テレビとかでは見たことがあって、一度やってみたかったんですよね!

 崖の下にはフラフープのような輪っかがあって、投げたお皿(かわらけ)があそこを通ると幸せになるらしいです。もちろん入らなくても良いみたいですが、ここは是非入れたい(笑)。

オフィシャルサイトからの説明によると、


「かわらけ投げ」は大山寺開山1250年を記念して開設しました。当寺院の「かわらけ」は、“厄除け”と書かれた直径6cmの土器(どき)です。かわらけを崖下に向けて投げると、厄除けに効くだけではなく、崖下にある直径2.5mの福輪の中をくぐれば幸運をもたらすとされています。単に厄除け、開運を願うだけではなく、ご家族やカップルでも楽しめる行事の一つとして是非お試しください。


との事です。

ちなみに最初の一投は窪んだ面を上にして(お皿と見立てて)投げたら全く上手く飛びませんでしたが、フリスビーのように上下を逆にして投げたら綺麗な弧を描いて飛んでいきました。

 ここから下まではもう直ぐでしたが、せっかく乗り放題という事なので、ここからケーブルカーに乗る事にしました。食べ放題でどうにかして元を取ろうとするのと同じ感じですかね(なのでそういうのは出来るだけ避けています。笑)。

 この大山ケーブルカーは二両の車両を一本のワイヤーで繋いだ「交走式」(つるべ式)で、行き違い箇所に設けられたここ大山寺の駅は、日本に現存するケーブルカーとしては唯一なのだそうです。きっとピッタリ測ったんでしょうね!(ズレていたら大変な事になりますね)。

帰りの電車もガラガラです。そして運転士さんの帽子には、まさかのゆるキャラが(笑)。

 下の駅から上の阿夫利神社駅までは0.8km、わずか6分なのですが、これも一つのイベントとして十分楽しめます。

 来たときは閑散としていたこま参道も、帰る時には賑やかになっていました。

 前回コマを買ったお店で、今回はお土産のお餅を購入しました(なので撮影の許可は頂いています)。

 その後はバスで伊勢原駅まで戻り、となりの弦巻温泉まで電車に乗って、ここ「弘法の里湯」で温泉に入って帰りました。フリーパスがあると入浴料¥1,000が¥800になります。

かわらけ投げでは見事に輪の中にお皿が通って、こちらのネズミの鈴(?)を頂いてしまいました!

ちなみに温泉に入る前までは足の調子も悪くは無かったのですが、温かくなって炎症してしまった為か、この後はダメージを残したまま帰る事に・・・(そしてうっかり寝過ごした相鉄線がJR直通になっていたのを知らなくて、起きたら武蔵小杉に着いていててっきりワープしたのかと思いました。笑)。

これで今年は十分満足出来たので、次のシーズンまではゆっくり養生出来そうです。春には全快していて欲しいですね~。

色見本マイク クロマフレア風No.19

 結構前に塗っていたのですが、一応途中工程の撮影をしていたので紹介したいと思います。

画像は新しく作ったシリコーン型で、色見本用の樹脂製マイクを作っているところです。当然ですがマイクとしては使えません。

 塗装した色は以前も紹介したクロマフレア風のパウダータイプ顔料で、「緑→青→紫」に変化するNo.19です。下地に黒を塗り、その上にバインダー(樹脂)と顔料を混ぜた物を塗り重ねています。

 この顔料は透明感のある青緑が綺麗で、さらに透かしのバイオレットが鮮やかなのが特徴です。

こういった色は適当な色名をつけた方がユーザーには判り易いかも知れませんが、元々売っている色(顔料)に勝手に名前を付けるというのはどうなのかと思い、当店の場合は商品名の一部をそのまま利用するようにしています。

尚、社外記でも仕事の塗装に関わる物は画像の編集加工はしないようにしています。これも結局のところ後で墓穴を掘る事になりますので・・・(代わりに自分が塗った物でないものなどはストレス発散も兼ねてPhotoshop Lightroomでガンガン弄ったりします。笑)。

 そして完成画像です。こちらはストロボを使って撮影しています。

 使った素体は以前作成した物で、「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程も行っています。

ブルーグリーンからバイオレットへのグラデーションが美しい顔料です。

 ストロボを使った撮影のメリットとしては、レンズの絞りを小さく出来る事で(F14~F18)、これにより被写界深度を深くする事ができ、被塗物全体にピントが合わせられるようになります。

こういった撮影や機材などについてはネットでは余り詳しい事を紹介していなく(後で知ると敢えて伏せられているような事もあって大変でした・・・)、書籍も色々買ったのですが、そもそも使っている機材を持っていなかったりしたので(そしてどれも三脚を使っているので)、最終的にはプロの方に教えを乞うという事で全ての疑問が改善されました。

使用しているストロボなどについてはこちらの記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

こちらは蛍光灯で撮影した画像です。この場合だとストロボ程の明るさが無いので絞りはF5.0~F8.0くらいとなりますが、全方向から光を当てているので被塗物全体を見渡せ、色も自然な感じで見れるようになっています。ストロボで撮影した画像に比べるとコントラストが小さくなります。

 格好よく見せるなら被写界深度を浅くして背景を暈したりするのですが、カメラの事を知っている人からすると「上手く誤魔化したな」と思う筈なので、紹介する画像は出来るだけ色々な角度や状況で撮影するようにしています。

 こちらは自然光で撮影した画像です。

 完成時の撮影に使っているカメラはNIKON D200で、レンズは同社の20mmかマクロ40mm、ストロボ以外の撮影ではISOは250、ホワイトバランスはオート、シャッタースピードと絞りはマニュアルでその都度変えています。オートフォーカス以外の機能は殆ど使わないので、カメラが古くてもそんなに不便ではありません(と言う負け惜しみでもありますが。笑)。

こういった色見本を作っても一円のお金にもなりませんが、当店の場合はこれが営業(宣伝)の全てを担っているという事でもあるので、ある意味好きな事をして仕事が出来ているのは幸いだと思います。と言うか子供の頃の私からすると今はまさに夢のような環境です(笑)。

マイク塗装のご依頼についてはこちらのページからお願いいたします。