工場内見

factory3行って来ました。現在検討中の工場物件で、本日は先方の不動産屋さんにも立ち会って頂いての内見となります。ちなみに画像に写る品々は私の物とは全く関係ありません。まだ契約と言う段階でもありませんので倉庫的に使われている感じですかね。

ちなみに本日はPRO_Fitの隠れウェブマスター(であって元同僚)も一緒に立ち会いまして、彼は本日お初の内見ですが、まあまあ気に入って頂けたようです。ただ「画像で見るより小さいね」との事で、ああ確かに先日掲載した画像だとちょっと大きく見え過ぎたかも知れません。低い位置から撮ったのがマズかったようですね・・・。まあ小物塗装では十分過ぎる程だとは思います(とりあえず現場は私一人で使う予定ですし)。

factory_3それとは別にちゃんと事務所スペースがあって、その奥には一応ドアで仕切られた小部屋もあります。今回は一番奥の小部屋まで来て事務所側を撮影している所です。先日とは逆の位置ですかね。この2つの部屋を合わせただけでも30畳はありますから可能性は大きいです。

ちなみにこのスペースは隠れウェブマスターも「工作室が良いね」「ワークショップ的な使い方が出来るかも」との事でした。私的にもそれが一番だと思います。

現場は暑くても寒くてもある程度は我慢出来ますが、細かい作業をする場合はどうしても集中力が必要ですから多少の温度調整(要は冷暖房です・・・)と十分な照明が確保出来る場所が欲しいのです。あと周りを気にせずに好きな音楽とか聴きながらなんて最高なのですが(憧)。

とまあ、一見良さそうに見える物件も色々と難儀な事もありまして、その辺の事が今後上手く運んでくれればどうにか契約にまで到達出来ると思います。決まってしまえば早いと思うのですがこれが中々難しいようで・・・。まあこればかりはタイミングと縁ですから仕方ないですけどね。幸運を祈りたいと思います。

 

 

これはちょっと近いかも

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私の仕事で「自然界の色を取り入れる」という行為は殆ど無いですが、色見本を何かに照らし合わせるという作業は比較的身近なのでこの画像を見る限りでは凄く楽しそうな気がします。

ただ場所が六本木となると私には都会過ぎてちょっと気後れしてしまいます。東京で生まれ育っているというのにどうも人混みが苦手でありまして・・・。まあ自転車で行けない距離じゃ無いので機会があれば行ってみたいと思います。企画展としては会期が異様に長いですしね。

 「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」

 

試運転と言うか復活

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たった一週間自転車が無かっただけで随分と苦しい思いをしました。休みの日はまだ良いのですが自転車通勤が出来ないのが想像以上に辛かったのです。私の場合カメラも自転車とセットですから(それ以外では余り外で使わない事に気付きました・・・)、自ずと撮影する機会も無くなってしまいましたし。

という事で、本日は梅雨間に信じられないような快晴の中、ギアーの刃数が4個増えた自転車を試運転しつつ久しぶりの自転車通勤となりました。雨のお陰で空気中のチリが一掃されたお陰か随分と空気も澄んでいました。遠くの空が綺麗にグラデーションしています。私の腐った心とはまるで違いますね(苦)。

自営業の良い所としては「時間に縛られない」という事で、このまま一日サボって立川まで走っていってしまうと言う事も可能なのですが、実はそれは全く逆でして、余程サラリーマンの時の方がそういった事は自由に出来ました(実際やった事が何度もあります)。

ディーラー勤めの時は比較的個々の負担は(今に比べれば非常に)少なく、スケジュール管理さえ出来れば「今日は調子が悪いので休ませて頂きたく・・・」と報告さえすれば休めたのです。勿論周りの事を考えの事ですが。週休二日に有給休暇は年に13日くらいありましたから、トータルすると一年の内3分の1以上は休みだったんですよね・・・(懐)。

それに比べると今は休みの日でさえ完全に仕事の事を忘れるという事は殆どなく、出勤前にホームセンターに寄るだけで「これで売り上げが幾ら減ったんだろう」と息苦しくなってしまいゆっくり買い物も出来ません(故に余程の事が無い限り出社前に寄り道が出来ません)。器が小さいというかかなり小心者なのだと思います。

ただ幸いにして仕事が嫌いな訳では無く、「好きな事を仕事にしたら駄目」なんて事も全くの間違いだったようで、これで食べていけるなら死ぬまで続けたいと思う程に塗装は好きだったようです。正確には塗装に関わる事も全て含めてですかね。

ただ以前のように被塗物の対称が「車体」となるとちょっと私には大き過ぎた感があって、車体の塗装を死ぬまで続けるのは到底無理があったと思います。車体を扱うとなると塗装以外に考えなければならない事が多過ぎて、塗装を楽しむどころでは無かった気がします。預かって車からオイルがジャジャ漏れしたり、二度とエンジンが掛からなくなったり、危うく車を燃やしてしまう所だったなんて事もありました(実際に燃やしてはいませんがそういったトラブルは業界ではよく聞く事です)。

という事で、世間的にはワークライフバランスはメチャクチャに見えますが(笑)、私的には結構理想に近い形に出来ていると思います。生きている内の半分は仕事をしている訳ですから、せめて少しでも楽しくないと大変過ぎますからね。もう少し頑張ってもう一台、ハンドルが変な形の自転車(ロードバイクですか)を手に入れたいと思います。

そう言えばこんな事を・・・

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こちらは以前のプロフィットの時に行った仕事の一つで、私的な趣味とかではなくちゃんとしたご依頼で承った業務の一つです。ROVER MINIの車体を「シマウマのようにして欲しい」といったご要望だったんですよね。

費用としては基本的なオールペン+αなのでその分大目に頂いていますが、やはりと言うかやってみると全く商売にはならなかったような仕事ではありました。ただ実はそういった事が一番面白いという事も確かで、私の場合はこの辺でちょっと違う方向へとズレて行ったのです(爆)。

ただこういった「車体」を扱うとなるとそれなりの工場構えが必要になりますが、それを維持しようとするとどうしても固定経費は大きくなり、体力がある内はまだ良いのですが自分が歳を取った時に今のやり方を続けていられるかと考えると無理だと思っていました。この頃の帰宅時間は明け方が普通でしたので・・・(朝刊を運ぶトラックと毎日競争していました)。

さらに自動車業界の将来性を考えるとどうやっても不安材料しか残らなく、ここが潮時かと言う事で工場の売却先を探していました。工場自体は勿論賃貸ですが、設備諸々を丸ごと買い取ってくれる会社を探していたのです。

結果、丁度良いタイミングで良い値段で工場を引き継いでくれる企業さんが見つかり、その後は知人の会社で勤め人となりまして、ある程度業績が上がったらその会社の中で「小物塗装」を専門でやらせて貰う約束をしていたのです。

が!長い間の無理が生じた為か、その後普通には歩けない程の腰痛になってしまいまいて、実際には腰の痛みと言うよりは下肢(特に臀部)の痺れが納まらず、原因不明のままその後半年間を過ごし結局そのまま自動車塗装屋を引退する事になりました。まあモティベーションが下がってしまったのが一番の原因だった気がしますが。

で、実はその後は建築の内装塗装屋になろうとしていたのですが、丁度その頃は建築業界も長い低迷に陥っていて、面接を御願いした担当の方からは「こっちに来るのは辞めておいた方が良い」と言うアドヴァイスを頂いたのです。

ちなみにその担当の方というのが実は私が「小物塗装」と言うカテゴリーを知るきっかけになった方でして、まだISDN回線だった時代に私がネットサーフィン(笑)で偶然見つけた「牛の柄」をパソコンケースに塗ったまさにその人だったのです。そもそもその会社に問い合わせた時の内容が「数年前に見たあの仕事に感銘を受けまして」と言う事でしたから、それでは到底仕事としては成り立たないのは判っていたんでしょうね。「折角の技術をうちで埋もれさせる必要は無い」、みたいな事を言って頂けて改めて考え直す事になったのです。

という事を踏まえて懲りずにまた起業~独立した訳ですが(笑)、結果的には今の形が本当によかったと思います。そもそも勤め人というのは向いていないんでしょうね。デメリットは勿論ありますが(国民年金の受給額が酷過ぎるくらい低いとか)、私的にはメリットの方が多かったと思います。本当はこれについて紹介するつもりだったのですが大きく話がズレてしまいました・・・。ネタになる画像が無かったので昔のものを探していたらうっかりこれを見つけてしまったのです。大変な仕事でしたが面白くもあったんですよね。二度とやりたく無い仕事ではありますが・・・w