KATOクレーンミニカー 分解②

 先日に引き続き、塗装の仕事でご依頼頂いているKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riの分解作業となります。前回は上の部分だったので、今回は腰下ですね。

 本物のクレーンと同様、車体の下からは横転防止のアームがスライドして出て来るようになっています。

 ガッチリ接着されていたプラスチックの蓋をマイナスドライバーで抉って剥がし、アームを取り外すと、見えなかったネジの頭が出て来ます。まるで先日分解したロジクールのマウスのよう・・・。

 殆どが接着剤なので、壊さないよう根本にマイナスドライバーかピンセットの先端を当てつつ、力業でバキバキと外していきます。

 シャーシはアルミ製です。そんなに個数が出たとは思えないのですが、良く出来ています。

 一緒に塗られていると見ただけでは判らないのですが、プラスチック素材は熱伝導が悪いので触ると気づきます。こちらはガッチリ着いていたので一部が割れましたが、何としてもプラスチック部品は虱潰しに外していきます(塗装する前に直しておきます)。

 金属部品はとにかく既存の塗膜の密着状態が悪いので、一旦全部溶剤に浸け置きして剥離をしてから塗り直す事とします。サンドブラストをしてとは言いませんが、せめて化成処理かプライマーでも塗ってくれていればと・・・。

 ホイールは赤で塗装します。

 この辺はもうどうなっているのか判らなかったのですが、

熱湯に浸けたら接着剤が柔らかくなったようで、ゆっくり力を入れるとミラーのシャフトが回ってくれて、何とか折らずに外せました。梯子は見えないバンパー裏側のアルミ部分を掘るように削って外しています。

と言う訳で何とか分解完了です。さすがクレーン車と言うか、今までのミニカーに比べると屈強で(?)、ポンチとハンマーでシャフトを抜いたりと中々ハードな分解作業となりました。

剥離をする前にまずは各ロゴのデカールを作製しますが、その作業(印刷)も本業とはちょっと違うので、余り内容が複雑になるようならまたこちらの社外記での紹介になるかも知れません(PRO_Fitあるあるなのですが、両面テープだけとかマスキングシートだけを作製して欲しいと言うお問い合わせがよくあります)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

KATOクレーンミニカー 分解①

 先日塗装のご依頼でお預りしておりましたKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riです。

塗装するにはまず分解が必要ですが、そういった事はPRO_Fitとしては専門外となりますので(そもそもお受付しておりません)、今回のような事に関しては「私個人の趣味のようなもの」と言う事で、こちらの社外記にて紹介をさせて頂いております。

まずは滑車を通るワイヤーの位置をメモに残し、

 切断します。

 クレーン裏側の各部ネジを外していきます。

 底蓋はプラスチックでしたが、シャーシはアルミ製です。

 さらにネジを外していきます。

 運転席の内装は塗装しませんので、こちらは避けておきます。

 クレーンのアームは凄く長く伸びる構造になっています。シャフトはアルミ製です。

 打ち込まれたピンをポンチで抜いていきます。塗装が削れているのは、挿したピンの頭をヤスリで削ったからだと思います。

 こんな感じでアームの中身が抜けました。

各可動部はピンが打ち込まれていますので、ポンチなどを使って抜いていきます。

 ネックなのは接着剤が多用されている事で、

 金属なのかプラスチックなのかを見極めながらそれらを外していきます。

 この辺も装着してから一緒に塗っているようですが、今回は金属部品の塗膜は剥がしたいので、それぞれ虱潰しに外していきます。

 何のためにあるか判らない部品ですが、

 とにかく外していきます。

 細いドライバーを使うより、ピンセットを二つに割いた物が分解には便利です。

 この後は溶剤に浸けるので、付属するプラスチック部品は洩らさず取り外していきます。

ちなみに金属部品は触ると熱が伝導されて冷たく感じますが、プラスチック素材はそうでは無いので、一体化されていても意外と区別がつきます。

 そして運転席の外装です。

 表からだと傷が残るので、裏から隙間にピンセットの先端を差し込み、スライドしていきます。自車(1/1)のガラスを外すのと同じような方法ですね。

 細かい部品も外しました。

 ガラス(実際はプラスチックで、恐らくはポリスチレン樹脂)は2枚程が傷付いてしまったので、こちらは後日改めてプラ板から作り直すようにします。むしろ2枚だけで幸いでした(最悪全部作り直そうかと思っていましたので)。

 オプションの取り換え用?のアームも、

 先端の赤い部品を取り外しておきます。こちらはプラスチックです。

既存の塗装はいつものように、アルミ素地に直接トップコート(色)が塗られている為、密着性はとても悪いです。これらを一旦全部剥がす為、プラスチックと金属をそれぞれ分解しています。

土台部分の分解は後日改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

メルセデスベンツSL1/43ミニカー 組付け

 先日本塗りを終えていたMercedes-Benz Collection】のメルセデスベンツSL1:43 のミニカーです。

組付けの前にテールランプ(レンズ)取り付け部を、元のようにシルバーで塗っておきます。

 シルバーは在庫している隠蔽の高い塗色(VWリフレックスシルバー:カラーコードLA7W)で下塗りをし、その上に輝きの強いシルバー(STX:MIX598)を塗っています。いつも塗っているキャンディーカラーのマイクと同じ仕様ですね。

MIX598は目が粗く輝きの強いSTANDOXの原色シルバーですが、それ単体だと殆ど隠蔽力が無い為(塗っても塗ってもスケスケです)、何かしら下塗りをする必要があります。DUPONTユーザーには全く判らないと思いますが・・・(対してこちらは凄い隠蔽力が高いのです)。

 こちらはベースコートのみなので、乾燥させたら完了です。

 外してあったテールランプ(レンズ)を接着します。

 今回の接着には模型用の透明なタイプを取り寄せておきました。溶剤タイプの接着剤だとレンズ類の樹脂PS(ポリスチレン)が溶けて白くなってしまうので、それの防止ですね。

 同じくヘッドライトも接着していきます。

 接着材が固まるまで(この場合は硬化では無く「重合」でしょうか)、マスキングテープで固定しておきます。昔実車にFRPのエアロパーツを取り付けていた時の事を思い出してしまいました(笑)。社外品のFRPはチリが合わないので苦労しますよね。判ります判ります・・・。

 そして鬼門のドアミラーです。

 こちらは高強度での固定が必用な為、エポキシ接着剤を使います。食み出るととても厄介なので、周りにはマスキングテープを貼っておきます。

 固まるまでの位置の調整には、ドアミラーの下に綿棒を固定してそれに乗せるようにしておきます。角度が変だととても格好悪いので、実際に鏡を見ながら位置を調整しておきます。

反対側も同じように固定し、接着剤が固まるのを待ちます。

この後撮影をしたら日記の方でも紹介したいと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

±0加湿器 色見本

 プラスマイナスゼロの加湿器です。何年か前に発売されて凄く欲しかったのですが、加湿器でその金額なんですか・・・!と言う事で当時は買えなかった製品です。

ただ加湿器としての性能はイマイチだったらしく、その後程度の良い中古品が安価で出回るようになったので購入してみました。しかも二つ(笑)。

用途としては勿論加湿器としてなのですが(普通に使えます)、実際のところはそうでは無く、PRO_Fit用に保管・展示が出来る為の色見本としての物となります。以前塗装したMIDIキーボードのような感じですね。

このキーボードは同じ物がもう一つあるのでそちらも塗りたいのですが、もっと曲線的な形をした物の方が色の変化が判り易いかと思い、今回の物に鞍替えをしてみた次第です。

一つはクロマフレア系で、もう一つはパステル系、やる気があれば先日作った色相環に塗ってみたいと思います。