ちゃっかりと

pushphone10本業の方で「半艶クリアー」を塗る機会があったのでようやくこのプッシュフォンのボタンも塗る事が出来ました。先日デカール貼りまで終わらせていた物で、画像だと何が変わったか良く解かりませんがちゃんと半艶のクリアーが塗ってあります(既に塗ってから時間が経っているので良い具合に艶が消えてくれています)。これなら使っていて文字が削れていく心配は無いですね。

beda上のボタンとは別のタイミングですがこちらもついでに塗らせて貰ってます。

余ったクリアーを使ってシリコン型で作っておいたダースベイダーの顔に、先日のBRZとかプリウスのテールランプを塗る時に使ったレッドキャンディーをこちらも一緒に塗ってみました。クリアーの厚みがあるだけに中々良い感じです。

元々はこんな感じで、仕事で余ったクリアーを何かに再利用出来ないかと思って市販のシリコン型に流し込んで作っていたものです。

こういった物は本来エポキシ樹脂を使うのが一般的で、ウレタンクリアーのような美観がメインの樹脂では強度が足りかなったり収縮率が有り過ぎたりと製品としては不向きですが、遊びとしてはこれで十分ですよね。材料費はゼロですし、型から外れてこんなのが出来るだけでなんだかワクワクしてしまいます。子供の頃にはやりたくても出来なかった事が今はその辺にゴロゴロ転がっています。

この顔の使い道については、黒く塗った物を電気のスイッチパネルに貼り付けてSTAR WARSのロゴを入れたりして楽しもうと思っていましたが、まずは上の赤い奴を私のカブのテールレンズまたは自転車の補助灯に貼ってみたいと思います。

どうせなら固まる過程でLEDを埋め込んでやれば良かったですかね(病)。

 

プッシュフォンのボタン

kurodenwa8 現在進行中のプッシュフォン公衆電話Ver.は、本体の方はほぼ出来上がって来ていて、あと塗るのを残すのは「ボタン」の部分となります。画像は先日紹介したものですが解かり易いようにもう一度紹介しますね。右奥にあるのがそのボタンです。

denwaイメージしているのは旧型の公衆電話で、シルバー色のボタンに黒く数字がプリントされています。

pushphone6 プッシュフォンのボタンにある数字はプリントかと思いきや、これも実は二種類の色の樹脂を組み合わせて作られています。使用していて表面が磨耗して数字が見えなくなってしまったりしないように工夫されている訳ですね。これが作られた時代になんて凄い技術を使っているんだって驚かされます。近年は身近にも使い捨て的な物が溢れて来ていますからこういったものを見習わないと・・・ですかね。

ただしそのせいで表面は若干凸凹になっていますから、これの対応として一旦クリアーを塗って表面を平滑にしておきます。本来はサフェーサーを使うべきですがこの辺はちょっと手間を割いていきます。

pushphone7クリアーが完全硬化したら表面を軽く研いでそれらしいシルバーを塗ります。これによりボタンの数字と記号は完全に消えてしまいますから新たに入れなおします。

dell_1ボタンに入れる数字は塗装では無く「デカール」で行います。画像は以前エヴァ仕様の黒電話のデカールを作成している所で、今回のデカールもこの時一緒に作っています。

pushphone8 画像はまさにデカールを貼り付けている最中です。「7」の数字のところで、ちょっと水色っぽい台紙から、「7」が印刷されたクリアーなシートがズレているのが解かると思います。

デカールの良い所は「シールよりも遥かに薄いこと「、「多少の凸凹でも馴染むこと」ですかね。モデラーの方々からすると今更だと思いますが私的にはこのデカール作りが楽しくて仕方ありません。

pushphone9と言う訳で各ボタンに数字と記号のデカール貼り付けが完了しました。

このままだと耐久性が悪いので後日この上にクリアーを塗ります。クリアーの艶具合は本物の公衆電話の質感に近づける為「半艶」か「艶消し」を予定しています。

kurodenwa4こちらは先日デカール貼りを終えていたエヴァ仕様の黒電話のダイヤルベース部分です。ちょっとクド過ぎましたかね・・・。まあ一旦全部組み付けてから色々修整したいと思います。

公衆電話仕様

kurodenwa5 エヴァ仕様の電話機と並行して作っている公衆電話仕様のプッシュフォンです。先日外装をこのグリーンに塗っておきましたが、すっかり忙しくなってしまい数週間放置していました。まあ遊びの物なので仕方ないですけどね。

このままだと単なるライムグリーンなので、ここからさらに各部を色付けして公衆電話っぽくしていきます。まずはフロントパネルを艶消しのモスグリーンに塗装する為、ラインテープを使って位置を決めます。

kurodenwa6 ラインが決まったら被塗面に足付け処理を行い、周りの塗らない部分をマスキングします。

kurodenwa7黒っぽく見えますが実は濃いグリーンです。実際の公衆電話を見てきて参考にしたのですが、室内で見るのと外で見るのとではやはりちょっと違いますね。蛍光灯下だとどうも濃く見えてしまいます。

kurodenwa8 そしてマスキングを剥がします。実際には見切りラインがかなりガタガタになってしまったので再度細部を塗装し直して仕上げています。本来であれば「全体にクリアー」といったやり方が基本ですが、今回はベースのライムグリーンが艶有り、このモスグリーン部分を「艶消し」としているのでそもそも塗装方法に無理がありますかね。仕事なら受け付けていませんし。

公衆電話DMC-8A-01これが完成イメージです。ただこの公衆電話は新型のタイプで、私的には旧式の方を目指していたりします。パネルはここまで青くなくもう少しグリーン味がある筈です。押しボタンに関してもこの新型はグレーですが、旧式はシルバーなのでそちらに合わせるつもりです。

って言うかこのボタンの色、何か変ですよね・・・? 恐らくは数字が見え易いようにとユニバーサルデザインになっているんだと思われますが、私的にはやはりボタンはシルバーなのがしっくりします。なので一旦ボタンも全部シルバーに塗り直し、各数字は新たにデカールを入れなおして最後に半艶クリアーを塗る予定です。まだもう少し楽しめそうですね。

カールコードも

kurodenwa

電話機に付いていたカールコードは勿論もともとは「黒」だった訳で、それもそのままじゃマズイので今回塗っています。グリーン色の物を探してみましたが売ってないんですよね(苦笑)。

こういった柔らかい物は塗装が割れてしまいそうにも思えますがそうならない方法も一応はあるのです。または専用の塗料もありますからそんなに難しくは無いでしょう(ただし後者は原色数が限られてしまうと思いますが)。

ちなみに電話機の塗装は仕事では意外と多くやっていたりします。個人の方からのご依頼はそんなに無いですが企業様からのお問い合わせは多いんですよね。自動車ディーラー様からのご依頼もありましたし、役所に納める物やら野球場に設置するもの、ホテル全室に置く物など、結構まとまった数でのご依頼が多いのです。恐らく今まで合計で100個以上は塗っているかと・・・。 中々侮れませんよね。