一斗缶改 ダスト・カー 2.0制作

 以前作製していた一斗缶のゴミ箱ですが、オーダーが入ってしまったので仕方なくご依頼を頂きましたので改めて制作を再開する事にしました。

その後も地味に色々やっていたのですが、ある程度先が見えてしまったのでもう良いかな・・・と思っていまして(笑)。

 こちらはタイトルにある通り可動式のゴミ箱となる為、缶の底にキャスターを取り付ける穴を開けます。

 ちなみに以前は一斗缶に直接キャスターを付けていたので、うっかり人が乗っかったりするとキャスターの根本がグニャッっと曲がってしまっていました。

 こんな感じになると使い物にならないので、

 一斗缶の形に合わせてデータを作製し、レーザー加工機でMDF板をカットします。

 こんな感じで板を一枚挟んであげるとすこぶる強度が上がります(実際に椅子として使ってます)。

 キャスターは内側にナットで固定します。

 側面に穴を開け、ステンレス製の取っ手を取り付けます。取っ手は以前400個くらいまとめて大人買いをしていた物で、今回は一斗缶一個につき3個を使います。

以前は上側だけだったのですが、これだとゴミを捨てる時に手首に力が要るので、

底付近にも取っ手を着けました。これで簡単にひっくり返せます。

 開口部の切り口は板金ハンマーで潰していますが、ここに指を当ててスライドすると結構痛い思いをするので(判ります判ります)、

 アルミテープを貼っておきます。

 さらにフチにエッジモールを嵌めます。

 また汚れ物を入れても大丈夫なよう、オプション(?)でヨトリヤマもご用意出来ます。

 ヨトリヤマはしっかりとした厚みのあるポリエチレン製で、使い捨てといった感じではありません。

本当はヨトリヤマの上にエッジモールを被せて余った部分をカットしたかったのですが、ヨトリヤマが分厚すぎてモールが嵌りません(苦笑)。まあ無くても良いですしね(ちなみに私は缶直接で使っています)。

板とキャスターの重みで重心はかなり下になるので、間違えて蹴っ飛ばしても倒れたと言う事は一度もありません。全部で5個作っていますので、出来あがったらウェブショップにて販売する予定です。

ただそもそも捨てる筈だった産業廃棄物を再利用して使っているので、凹みや傷・錆などのデメリットもありますから、その辺の事も含めて完成次第改めて紹介したいと思います。

ちなみに他には天面に紋状鋼板(風のアルミ板)なども着けて座れる仕様なども作ったのですが、延々終わりが来ないのでこれ以上の改造は止める事にしました(苦)。出来あがった物のみの販売となりますので何卒ご了承下さいませ。

STANDOX ペンスタンド

丸缶リサイクル

先日紹介した空き缶をリサイクルしたペン立て、と言うか工具立てですが、

 新たにもう一個作りました。同じく1リッター缶です。

パッと見は普通なのですが、STANDOXユーザーだと「???!」と思うかも知れません。

そう、スタンドックスの原色の白「MIX570」に1リッター缶は存在していないのです。日本国内に流通しているのはこれの4倍、4リッター缶のみです。

 そうとうマニアックな話になるのですが、実はスタンドックスの塗料のパッケージだけを1セット持っていて、いつか使う時が来るだろう!と思いずっと眠らせていたのですが、その後いつの間にかデザインも変わってしまい、だったらと言う事で今回使ってしまおうと思った次第です。勿論コピー品とかでは無く、本物です。

スタンドックス以外でも、白や黒など多く使う原色は4リッター設定になっているのが一般的ですから、もしかしたら消防法とかで保管出来る量の制限が厳しい国向けの設定なのかも知れません(当然日本にもそう言うのがありますが、かなり温い状況です)。

ちなみに右が現在のパッケージデザインで、左が10年くらい前までのパッケージとなります。古くなった塗料は本来の性能が発揮出来なくなるので(と言うか中に錆びが出たりして色が変わります・・・)、こうやって一目で新旧が判るようにしているという訳です。

先日のハードナー(硬化剤)の缶と、今回のMIX570で合計2缶が出来ましたので、本日ウェブショップに並べておきました。ウェブショップをご利用された方のみ無料で差し上げていますので、宜しければどうぞ。

丸缶リサイクル

 先日使い終わったSTANDOX硬化剤の缶を捨てようと思った時、外側に貼ってあるパッケージ紙が比較的綺麗だったので、丁寧に剥がして再利用しようと思いました。いい加減そう言う考えは止めて即捨てろって話ですが・・・。

 そしてこちらの非常食用ビスコ缶ですが、これも中身は既に食べてしまっているので既にゴミと化しているのですが、こういった物も中々捨てられずに棚に残っていました。

たださすがにこれをそのまま使うのは恥ずかしく、いつ捨てようかと悩んでいたところ・・・。

ジャジャーンと!マニアにしかこの格好良さが判らないSTANDOX缶の出来上がりです。

ビスコ缶はちょっと高さが短いのでパッケージ紙は上下をカットしていますが、多分言われないと本物のSTANDOXの缶にしか見えないと思います。

使い方は単なるペン立てと言うか工具入れなのですが、パッケージのデザインが格好良いのと、世界トップレベルの塗料メーカーと言う事もあって、これが机の上にあったら結構嬉しかったりします(しませんか・・・)。

ちなみに右奥にあるのは本物の空き缶で、こちらは元々赤が入っていた物を、軽く洗ってノギスや定規などを入れるのに使っています。こちらのページで紹介していますので宜しければどうぞ。

同じ様な空き缶はあと3個あって、さすがにこれらをこのまま使うのは貧乏臭いと困っていましたが、先ほどのようにSTANDOX仕様にしたら欲しがる方が居るかも知れませんので、出来上がり次第ウェブショップの方で紹介しようと思います。勿論金額は無料で(さすがにゴミでお金は取りません・・・)、何かしらご購入頂いた方のみおまけ品として差し上げようと思います。

ただ本来はメール便(無料)で済むところを、これの為に送料が掛かったりしたら本末転倒ですので、どうかその点だけご注意頂ければと・・・。

蓋は余りにもひどいので捨てておきますね(笑)。