一斗缶改 蓋付き小物入れ

工場の引っ越しは当分無さそうと言う事で、少し前から屋根裏の整備を行っています。棚の設置はまだですが、それでもかなりの量の荷物を置けるスペースを確保出来るようになりました。

ただ屋根裏へのアクセスはアルミ脚立を使って登る事になるので、荷物を運ぶ際に両手が塞がると危ないですから、

要らなくなった一斗缶の側面に穴を開け、

さらに別の一斗缶の上下に穴を開け、

それを真っ二つに二分割にし、

蝶番を使って蓋として取り付けました。尚、切り口はとても危ないので折り曲げています。

蓋はバンドでロック出来るようになっています。

これで中に荷物を入れた状態でも片手で持って脚立を登る事が出来るようになりました。あれ、でも脚立で片手で登ってはいけなかったんでしたっけ・・・?

ちなみに以前は一斗缶にキャスターをつけてそれを小物入れとして使っていましたが、

ワークショップ関係等の普段仕事で使わない物は作業場(二階)に置いておくのは無駄なので、屋根裏に収納してしまおうと思った次第です。腐っても都内ですから、土地は有効に使わないとですね!(そういえば今月は3年に一回の更新月で支出ダメージが倍増DEATH・・・)。

一斗缶改 ダスト・カー 2.0 販売

 先日より作製していました一斗缶製のダスト・カー、完成です。

元々シンナーが入っていて捨てる筈だった一斗缶を、ゴミ箱として再利用した製品です。今までも実際に現場で使っていたのですが、使い易いよう取っ手などを見直し、一般向けに販売してみる事にしました。

強度を上げる為に底には5.5ミリ厚のMDF板を嵌め込み、移動出来るようキャスターを取り付けています。ゴミ箱としていますが、かなり重たい物を入れても大丈夫です。

 キャスターは4輪ともストッパー付きの自在車で、安全且つ使い勝手を良くしています。

左がスタンドックスシンナーの空き缶で、右がノーブランド(洗浄用シンナー)となります。

ちなみにスタンドックス用のシンナー缶(左)は、内側と底にはコーティングが施されていないので錆易くなります。

それに対してノーブランドの方(右)は、元々水性塗料用として使われていた物の為か全体に錆び難い傾向にあります(恐らくはティンフリースチール)。自家塗装する際も足付け処理だけで塗料が乗る(密着する)ので、DIYを考えているのであればノーブランドの方がお勧めとなります。

 使用している一斗缶は出来るだけ綺麗な物を選んでいますが、基本的にはゴミになるような物だったので凹みや擦り傷はあります。

出来るだけ綺麗な物を選んで使っていますがあくまでもリサイクル品とお考え下さいませ(ただしシンナーの臭いとかは無いので大丈夫です)。

スタンドックスのシールも破れがあったり、シンナーで拭いた際にプリントが溶けている物もあります。

取り敢えず在庫限りとなりますが、ウェブショップで販売しますので宜しければご検討下さいませ。

PRO_Fitウェブショップ

その他、多少なり手を加えた物もあるのでそちらも紹介しますね。

要らなくなったコピー用紙をカットし、それを置いて色を塗り重ねていけば・・・

 こんな感じでカモフラ柄にも出来ます。こちらはクリアーは塗っていなくベースコートそのままなので、これくらいなら缶スプレーを使った自家塗装でも問題無く出来るかと思います。

こちらは市販の蓋に縞鋼板風のアルミ板を張り付け、黒に塗って取っ手を取り付けた物です。ちょっと残念な感じですが、汚したくない物を入れるにはこうすると良いかと思います。蓋は塗装済みの物も市販されています。

「アルミニウム縞板」で検索すると普通に売っていて、カットサービスを利用すれば自分で蓋を作る事も可能です。

こんな風にフチを残すようにすれば強度も保持出来て、椅子として使えたりもします(ただし自己責任でどうぞ)。

そのまま使って頂いても良いですし、素材用として楽しんで頂ければと思います。

ご購入はウェブショップでどうぞ!

一斗缶改 ダスト・カー 2.0制作

 以前作製していた一斗缶のゴミ箱ですが、オーダーが入ってしまったので仕方なくご依頼を頂きましたので改めて制作を再開する事にしました。

その後も地味に色々やっていたのですが、ある程度先が見えてしまったのでもう良いかな・・・と思っていまして(笑)。

 こちらはタイトルにある通り可動式のゴミ箱となる為、缶の底にキャスターを取り付ける穴を開けます。

 ちなみに以前は一斗缶に直接キャスターを付けていたので、うっかり人が乗っかったりするとキャスターの根本がグニャッっと曲がってしまっていました。

 こんな感じになると使い物にならないので、

 一斗缶の形に合わせてデータを作製し、レーザー加工機でMDF板をカットします。

 こんな感じで板を一枚挟んであげるとすこぶる強度が上がります(実際に椅子として使ってます)。

 キャスターは内側にナットで固定します。

 側面に穴を開け、ステンレス製の取っ手を取り付けます。取っ手は以前400個くらいまとめて大人買いをしていた物で、今回は一斗缶一個につき3個を使います。

以前は上側だけだったのですが、これだとゴミを捨てる時に手首に力が要るので、

底付近にも取っ手を着けました。これで簡単にひっくり返せます。

 開口部の切り口は板金ハンマーで潰していますが、ここに指を当ててスライドすると結構痛い思いをするので(判ります判ります)、

 アルミテープを貼っておきます。

 さらにフチにエッジモールを嵌めます。

 また汚れ物を入れても大丈夫なよう、オプション(?)でヨトリヤマもご用意出来ます。

 ヨトリヤマはしっかりとした厚みのあるポリエチレン製で、使い捨てといった感じではありません。

本当はヨトリヤマの上にエッジモールを被せて余った部分をカットしたかったのですが、ヨトリヤマが分厚すぎてモールが嵌りません(苦笑)。まあ無くても良いですしね(ちなみに私は缶直接で使っています)。

板とキャスターの重みで重心はかなり下になるので、間違えて蹴っ飛ばしても倒れたと言う事は一度もありません。全部で5個作っていますので、出来あがったらウェブショップにて販売する予定です。

ただそもそも捨てる筈だった産業廃棄物を再利用して使っているので、凹みや傷・錆などのデメリットもありますから、その辺の事も含めて完成次第改めて紹介したいと思います。

ちなみに他には天面に紋状鋼板(風のアルミ板)なども着けて座れる仕様なども作ったのですが、延々終わりが来ないのでこれ以上の改造は止める事にしました(苦)。出来あがった物のみの販売となりますので何卒ご了承下さいませ。

一斗缶改素体 完成

 先日購入した一斗缶カット用のステン鋼ですが、

 まさかの一発目で刃先が飛びました・・・(苦)。

 と言う訳ですが、最初に買った物と併用する事で、何とか使い易いようにはなっています。

新たに購入したキャスターは、固定位置を見定めて穴を開け、

 それを基にデータ化し、

 レーザー加工機でMDF板をカットしました。

 これで一番面倒な位置出しと、補強用の底板も量産が可能です

と言う訳で、早速量産を開始しています。

キャスターの穴は最初に3ミリくらいで下穴を開け、ステッピンドリルで一気に12ミリまで穴を広げます。

 取っ手を付ける為の穴開けも、先日作製していたガイドで簡単に出来るようになりました。と言うかこの取っ手用のネジ穴は少しでもズレると付かないので、目検討では到底無理です。市販品なら型紙くらい着いていても良さそうな気がするのですが…。

 と言う感じで、最近の工場二階はつねにこんな感じでかなり散らかっています。まあ大半は試作品なのですが。

と言う訳で、本日ようやく素体品が2個完成させました(カモフラの方は違います。そして貼ってある色見本は撮影の為の飾りです)。

右のピンクカモフラに比べると今回作成した左の素体はキャスターが末広がりになっているのが判ると思います。

 キャスターにはストッパーも着いているので、勾配のついているガレージでも大丈夫です。車輪を内側に回せばスタッキングも出来ます。

内側は鉄の無垢のままですが、私が室内で3年くらいゴミ箱として使っている物は錆は出ていません。屋外で使う場合や汚したくない場合は先日紹介したヨトリヤマを入れると良いかと思います。

取り敢えず1個は既に欲しいと言う方がいらっしゃいますので、残る一個をご希望の方はこちらにコメントを入れて頂ければと思います(メールでのご連絡はお控え下さい)。

ちなみに缶には若干の凹みがあるので、今後装飾されたいという方は程度が良い物が出来るまでお待ち頂ければと思います(ただしそちらは有料での販売になるかと思います)。尚、状態の良い方の一個はもうご希望されている方が決まっていますのでどうかご容赦下さいませ。差し上げるにあたって特に条件は無く、好きに使って頂ければと思います。

ちなみにこの後の展開としては、素体自体は安価で販売し、オプション品の開発を楽しみながらやって行こうと思います。凹みや傷が激しい物に関しては今回のように無償で、また改造や装飾をご希望の方にはオーダーメイドで受付ようと思います。

と言っても塗装の費用はどうしても高額になってしまいますので、出来れば素体をご購入頂いてご自身でDIY・自家塗装をされる事をお勧め致しますが・・・。

時間が出来たら違う色相仕様のカモフラ柄を塗装してみようと思います。