結局いつものDIY

tyuzo (1 - 1) 連休が明けて早々新たな御依頼品が届く中、休み中にクリックしまくっていた商品(笑)も続々と届きまして、休み中に朝風呂に入りながら練っていた計画も早速始動しています。画像はその内のカセットガスコンロで、料理に使うと言う訳では無く、フフフフ、フ(壊)。

tyuzo (1 - 1)-2先日アクリル板をカットしたデータを使って、今度はMDF板にレーザー彫刻をしてみました。本当はアルミ板をレーザーカットして作りたかったのですが、さすがに当工場にあるCO2レーザーでは金属は切れませんので、それは専門のショップさんに御願いしようと思ったいたのですが、いざお見積もりを御願いしてみるとカットの費用が何と塗装費の倍くらいと、ちょっと想定外のお値段だったので、結局今回も自分でやる羽目に・・・(苦)。ちなみに上の画像は思いっきり間違えてしまってます(連休中タップリ寝ていたせいかもう眠くて眠くて)。

tyuzo 実際に合っているのはこちらの方で、最初に登場したコンロで既にお察しかと思いますが、今回NDロードスターに付ける凸文字はレーザーカットでは無く溶かした金属を流し込んで作る「鋳造」!でやる事にしました。そうです、流し込むんです(何故か笑)。

tyuzo1注型の方法としては色々考えたのですが、手軽さと言う点で前回ベンツのスリーポインテッドスターを作った時と同じくオーバーフロー方式にすることにしました。流し込んだ金属が固まる前に板を被せるか、あるいはその板をアルミか鉄にしてそれを直接バーナーで炙ってしまおうと考えています。

鋳造に使う金属は融点が220℃(確か)のピューターで、ヘッドカバーはいってもせいぜい100℃程度ですから、熱に関しては特に問題は無いと思います。問題があるのは出来上がった金属をペーパーで削る際に目詰まりをしてしまう事で、それの対応策として現在ボール盤を簡易的なフライスに出来るよう計画中です。小さいCNCなんかも考えたのですが、さすがにこのサイズの文字は難しいですからね。

と言う事で型は出来てますし、近々ピューターも届きますから、もうJIROちゃんの到着を待つまでも無く、何なら先にやってしまおうか・・・なんて企んでます(と言うか早く鋳込みたいなと。笑)。

NDロードスターヘッドカバー凸文字化計画

road (1 - 1) 先日仕事の御依頼で御預かりしている新型ロードスターのヘッドカバーですが、私的にやりたい事があったのでちょっと撮影の為にお借りさせていただいております。す、すいません。

新しくなったロードスターのエンジンヘッドカバーは前モデルのように凸文字や凹み文字が無く、どうもノッペリした見た目が寂しい感じがしたので、だったらここに凸文字を作ってしまえば!と言う事でちょっと試してみる事にしました。本当は仕事以外の時間で仕事みたいな事は余りしたくは無いんですけどね(苦笑)。

road (1 - 1)-2文字のデータについては先日NCロードスターの樹脂製ヘッドカバーを御依頼頂いた時に作製していたのでそれをそのまま利用します。

尚本番で使う切り文字は専門の業者さんにアルミ(またはステンレス)で作って貰う予定で、今回はイメージ作りの為にとアクリル板をレーザーでカットしてみました。

road (1 - 1)-3 アクリル樹脂であれば当工場の二階にあるレーザーでもこんな感じにカット出来ます。厚みは2ミリくらいで、ちなみに本番をこのアクリルを使うと熱で変形してしまいますから今回はあくまでもイメージ作りと言う事のみです。

road (1 - 1)-4 保護シートを剥がしたアクリル製の切り文字を並べてみました。うーん、まあまあ良いのでは無いでしょうか。と言うかいつも見ている物と殆ど同じですから、むしろこの方が自然過ぎてしまって(笑)。

road (1 - 1)-5現状は透明なアクリルなのでちょっとアピール感が足りませんが、実際はヘッドカバーに色が付いて凸文字は研磨してそこだけがアルミ(またはステンレス)素地が露出して光るのでかなり目立つと思います。または敢えて文字(フォント)を純正とは変えてオリジナリティを出すのも面白いかも知れません。以前3Dデータを作った時のような未来的なフォントが私的には好きなんですけどね。

road47これですこれです。レーザー加工機を買う前に3Dプリンターの購入も検討していて、その時に試しに作った以前のロードスターのヘッドカバーを模った3Dデータです。目見当で作っているので寸法も形も適当ですが、凸文字のデザインなんかはこんなのでもアリだと思います。

ちなみに以前凸文字をアルミ板で作成~貼り付けといった作業を手動(家内制手工業)でやっていますのでそちらもちょっと紹介させて頂きますね。

rb2615 (1) こちらはスカイラインGT-RのRB26エンジンのタイミングベルトカバーで、エンジンの排気量を2.6リッターから2.8リッターにボアアップした際にここにある凸文字の表記も変更しようと言うことで御依頼頂いた案件です。上の画像では元々「6」があった箇所を削り落とした状態です。

rb2691こんな感じでアルミ板を切って削って「8」を作ります。

rb2613 出来上がった「8」を構造用エポキシ接着剤で固定します。素材がアルミなので直接バイスを咥えてしまうと打痕が付いてしまいますからアクリル板を間に挟んでそれを固定しています。「8」の位置がズレても判るよう、間に挟んでいるアクリル板は透明なのを使っています(なので画像では判らないかと・・・)。

rb2620 食み出たエポキシ接着剤を取り除き、その後プライマー&サフェーサーを塗って隙間を埋めて一体化させます。

rb2636その後塗装するとこんな感じです。微妙にアルミの素材が違うので色が違いますが、今回のように凸文字全てを新設するならその心配は要りません。

と言う訳で現在自分用に新品のNDロードスターのヘッドカバーを取り寄せている所で、後日アルミ(またはステンレス)で切り文字を作ってもらったら一つ試作品を作ってみようかと思います。

ちなみに今気が付いたのですが、凸文字の素材に真鍮を使えば金色で表現する事も可能なんですね。金色と言うとちょっとクドイ気がしますが、真鍮のような鈍い光り方ならもしかしたら良い感じになるんじゃ・・・なんて思っていたりもします。

うーん、妄想が止まりませんね(笑)。