フロントスピーカー取り付け加工②

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青いカバーをネットに変えただけではこのサイズ差を埋める事は出来ませんので、今回はスピーカーから出口までにある程度の距離を確保してサイズをスムーズに変換させるようにします。ドラえもんの「ガリバートンネル」みたいな感じですかね。単にサイズを変えるだけではなく流線的なラインにして音の流れを悪くしないようにするのが肝だと思ってます。

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スピーカー本体から出口の穴まではある程度の距離を確保した状態でスピーカーを固定します。固定に使う部品は要らなくなった既成製品からそれらしい箇所をカットし利用します。素材は同じABS同士なので半田ごてで溶かしながらくっ付ける事が出来るのです。同じ樹脂(プラスチック)でもPP(ポリプロピレン)やPMMA(アクリル)じゃこうはいきません。

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そしてこんな感じでスピーカー自体の固定は完了です。段々それらしくなってきました。

ただこのままでは音が周りにスカスカに漏れてしまうので、スピーカーから出口の穴の部分までの周りを壁で覆い、スピーカーから出て来る音を前方目掛けて効率よくスムーズに行くように導いてあげる必要があるのです。

ただこれが実に結構大変な作業でして・・・(眠)。

フロントスピーカー取り付け加工

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iMacに元々付いているスピーカーはかなり小さい物ですから音が出る穴の部分も全然サイズが小さいです。今回フロントスピーカーに使うBOSEのツイーターは小さい物ですがそれにしても出口が全然足りません。なのでここを加工するのが今回の肝になるかと思います。

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裏側を見ると爪の部分が熱で溶かされてくっ付いているのが解かります。この辺は自動車部品と変わらないですね。

ただ素材はABSなのでこれは加工がし易いですから今回の作業にとってはとても助かります。接着剤ではなく溶着が使えますから作業はスピーディー且つ簡単に出来そうなのです。

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で、半田ごてで固定された部分を溶かして各パーツを取り外します。

今回取り付ける予定のスピーカーのサイズに合わせて元々の穴を拡大すれば作業的には楽なのですが、今回のコンセプトの一つとして「出来るだけ元の形を崩さない」がありますから、穴のサイズはそのままで一回り大きいスピーカーを付けられるようにします。

ただこの青いカバーはこのまま使うとなるとどうしてもスピーカーから出て来る音を遮ってしまうので今回は廃止としまして、新たに違う形のカバーを作成する事にします。

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カバーに使うのはステンレス製のネットで、本来これに使う為に用意した物では無いのですがちょっと良さそうなので使ってみました。

元のカバーに被せるようにしてステンレス製ネットの形を整えていきまます。ちょっとコツが要りますが(刺さると痛いんです・・・)、意外と簡単にそれらしい形になってくれました。

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で、実際に嵌め込んでみました。良いじゃないですか・・・(惚)。

ただ色がステンレス素地のままだとちょっと違和感がありますから、最後に艶消し黒に塗るか、または元々付いていたブルーに近い感じにしようかと思います。