2025年初夏 長野蓼科行き

少し前の日曜日、一泊二日で長野県蓼科に向けて旅行に行って来ました。今年は(今年も)GWは日曜日以外休みを取らなかったので、それの代替休日といった感じですね。

長野方面は車や新幹線であれば何度か行った事がありますが、あずさで行くのは初めてかも知れません。上高地の場合は高速バスですしね。

と言う訳で新宿から二時間くらいでこちらの茅野駅に到着です。普通に街ですね!

 

茅野駅からはJRレンタカーで車(ヤリス)を借りて、霧ヶ峰にあるこちらのころぼっくるふゅってさんへ!

が!日曜日で丁度お昼時だったからか、お店には凄い行列が・・・!

気温も低く結構寒いので、泣く泣く今回はこちらを諦めて、

同じ山の中腹にある、こちらのレストラインチャプリンさんへ!

頼んだのはとろろ蕎麦で、結果としては正解だったかも知れません!

汁は薄味なのですが出汁ととろろの旨味が丁度よく合わさり、手打ちと思われる麺にそれがよく絡んで絶妙、予想以上に寒い気温の中で暖かい食べ物がよりおいしく感じられました!

しかもどこかで見たスピーカーがあるかと思ったらALTECじゃないですか!

実はめっちゃ拘っているお店なのかもですね。

その後は車山高原に行こうかとも考えたのですが、今回はこちらの八島湿原を歩く事にしました!

雰囲気的には以前行った尾瀬に似た感じです。同じ標高1600メートルくらいの湿地帯なので似ているのかもですね。

この日は生憎天気は良く無く、時々雨も降って来たり、

 

途中からいきなり晴れて気温が上がったりして、

湿地帯の水がいっきり蒸発し、霧が昇るような光景も見られました。

まだ全体的に緑色の景色では無かったのですが、

ここ八島湿原や蓼科全体でよくこちらのタカネザクラを見る事が出来ました。

湿原の中の道を歩いていると、途中にある小路の分岐路に、何故かカフェの看板が!

行こうと思っていた場所は事前に調べてはいたのですが、今回のこちらは全くノーマークで、なので普段なら通り過ぎてしまう所ですが、今回は時間的な余裕もあったのでちょっと寄ってみる事に!

少し歩くと、湿原の中にまるで想像しなかった立派な建物が!

こちらはヒュッテみさやまさんで、食事やカフェ、宿泊も出来るようです。

ここに来る前に霧ヶ峰でお蕎麦を食べていたのでお腹は一杯だったのですが、折角なのでコーヒーと自家製パウンドケーキを頂きました。

自然の中で頂くと言うシチュエーションもありますが、コーヒーもケーキもとても美味しく良い時間を過ごせました!

ちなみにこちらは湿原の中にあるので当然車で行く事は出来ず、なので事前に見つけられなかったのかも知れません。是非また訪れたいです。

その後はチェックインまでまだ時間があったので、こちらの白樺湖に!

駐車場に車を停めて湖を半周くらい散歩しました。バブルの頃の名残か、廃屋になった家やお店が結構見られ、ちょっと勿体ないなぁと思う反面、インバウンドの影響で外国人観光客でごった返した所よりは全然良いも感じました。

ちなみに今回の休みは当初京都の伊根に行くつもりだったのですが、うっかりミスで新幹線の予約を失効してしまい、急遽以前から行きたかったこちらの蓼科に変更したという感じです。

と言う訳で今回お世話になる宿、テラス蓼科リゾート&スパさんに到着です。後で知ったのですが、こちらはトヨタグループの保養施設で、後にレクサスオーナー向けの会員制に、そして私のような一般ゲストにも開放されたとの事です。

言われてみると確かにトヨタらしく、設備やスタッフさんの対応などとても良かったです。

本館の部屋までの通路は緩やかにカーブしています。他の宿泊客と視線が合わないようにしているのかもですね。イメージとしては田園調布のよう(笑)。

ホテル内の通路は清潔で、且つ外の景色を身近に感じられるようになっています。

自然の中にある、居心地のよい休憩場所といった感じです。とにかく気持ちがよい!

部屋はメゾネットタイプになっていて、

大きな窓から外の景色も見られてとても解放感があります。床に直に座れる畳敷きがとても良かったです!

バスルームも大きい窓から外の景色が見れてとても気持ち良い空間になっています。朝風呂が気持ちよさそう(しかしここは使わず大浴場の露天風呂に行きました)。

その後ホテルの外を散歩しに行きました。

今回のホテルにはコテージタイプの部屋もあって、こちらも自然の中にある別荘的な感じでとても良さそうでした。

そしてこちらの蓼科湖に!

蓼科湖は比較的小さい湖で、一周歩いても一キロ程しかありません。元々は農業用のため池として、昭和27年に作られた人造湖との事です。

その途中、なんだか雰囲気の良い建物が!

お店に入ってご主人に話を伺ってみると、本場ドイツのソーセージやウィンナーを製造・販売されているとの事でした。

話を聞いているだけで美味しそう!と思ったのですが、帰る前まではまだ時間があるのでこの日は購入を控え、次の日にまた訪れる事にしました。

ただ折角なので、この日はこちらのビーフジャーキーと、

蓼科の地ビール2種を購入にしていく事に!(どちらもめっちゃ美味しかったです!)。

こちらはお店の中から蓼科湖の方を見た風景です。

敷地の中にはかわいい建物やヤギが居たりと、まるで日本では無いような錯覚に。

ひとしきりヤギと戯れていたら日が落ちてきたので、

宿に戻り、テラスで休憩しながら鳥の鳴き声を聴いてゆっくりと過ごしました。

ちなみに部屋には一階と二階それぞれに外に出られるスペースがあり、特にこちらの二階のベランダは周りからの光を遮断できるので、

夜には空一面の星空が!

どうやらこの日はここ長野でオーロラが見られていたようです。確かに見えてもおかしく無いくらいのベストコンディションだったと思います。

二日目は早朝から森の中を散歩したりと他にも画像あるのでまた紹介したいと思います。いやー、京都行くより断然こちらの方が良かったと思ってます。

2025年大田区桜マップ

今年は4月に入ってから気温が低かった日があったせいか、都内の身近な桜をいつもより長く楽しめた気がします。

なので通勤路や近所のウォーキングで多くの桜を撮影していたので、来年以降の為に桜観賞用のマップを作っておく事にしました。

上の画像は大田区池上の、呑川から少し中の方に入った照栄院裏手の枝垂れ桜です。

道は行き止まりとなっていて、奥にある階段を登ると池上本門寺の五重塔付近に出られます。なので日中人が殆どいなく、またこの事を知らないと桜がある事も判らないので、ゆっくり撮影できるのも気に入っています。

時期的にはソメイヨシノよりも少し早めに咲く感じで、また丁度ここに街灯があるのでスマホでも撮影し易いのが気に入っています。

尚、掲載している画像は全てGoogle Pixel7a(スマホ)での撮影となります。

その後徐々にソメイヨシノも開花していきました。

ここは同じく大田区池上の、日蓮橋の上からの撮影となります。

ここから左手に見える桜の樹がこの辺では一番立派に見え、散歩中の人も足を止めて撮影されている姿をよく見ます。

先ほどの日蓮橋から左前方に見えた桜並木となります。この時点ではまだ五分咲くらいで、この後花が増えると陰が多くなってコントラストが強くなります。

まだ半分くらいで、この後雨が降ったのですがそんなに影響が無かった事、また気温が急激に下がったのでむしろ花を長く楽しめる事となりました。

先ほどと同じ場所での帰り道(夜)です。

先ほどの場所から少し上流=池上方面に歩くとマンションと街灯があって一部明るくなっているので、スマホを手すりに置いて固定すれば夜でも比較的綺麗に撮影が出来るようになります。

人通りも少ないので周りの目を気にせず撮影できるのも良いと思います。

こちらは池上本門寺の五重塔です。桜の時期は結構人が増えるのですが、この日は気温が低く雨も降ったので殆ど人は居ませんでした。結構暗いので手持ちでの撮影は難しく、なのでスマホを地面に置いてセルフタイマー機能を使って撮影しました。

本門寺の山門を通らず、裏の道路から回って来れるので自転車でも気軽に寄れるのが良いですかね(車でも来れますが駐車場は無いです)。

その後雨が降っていた日の通勤路です。左前方に先ほどの日蓮橋があって、今回は逆に池上側から蒲田に向かって撮影しています。この時がほぼ満開で、ただ雨のせいか少し花が散ってますね。

こちらはJR蒲田駅と大森駅の間にある、踏切近くの公園です。立派なソメイヨシノが2本あるのですが、殆ど人が居ないのでベンチで花見をするには良い穴場だと思います(実際帰り道に夜桜を楽しむ女性3人が花見をしていました)。

車が通れなく一見行き止まりになっている所にある小さい踏切で、そのお陰で人通りも少なく穴場になっています。

その後淡いピンクの色見本キーホルダーを作ったので、それを持って外で撮影散歩をしに行く事にしました。

こちらは桜では無くハナカイドウですかね。公園の植木に咲いてました。

こちらは通勤路とは違いますが、自宅から歩いてもいける高級住宅街の大田区田園調布です。

ここの桜並木は非常に綺麗で、場所柄なのか外国人も多く見受けられました。東急田園調布駅から歩いて10分くらいの場所です。

桜も散り始めていたので花びらと一緒に撮影です。こうやってみるとソメイヨシノはピンクより白に近いのが判りますね。

場所が変わって、こちらは当工場から比較的近くにある大田区唯一の砂浜がある大森ふるさと公園です。ここも徒歩圏内ですね。

桜の樹は密集していなく点在しているような感じで、広々とした開放的な雰囲気になっています。

敷物を敷いてもOKのようで、この日は食事をしながら花見を楽しんでいる人も多く見受けられました。公共交通機関では来にくい場所ということもあってかいつ来ても人口密度は低く、比較的穴場だと思います。

砂浜があるので、花見以外でもゆっくり出来る感じが気に入っています。犬を散歩する人や、シェード下で瞑想をしている光景をよく見ます。

そしていよいよ終盤です。先ほども紹介した日蓮橋付近の桜並木の道ですね。池上側から蒲田方面を向いて撮影しています。

その先の呑川がカーブした場所にはゴミを止めるフロートがあって、呑川上流から流れて来た桜の花びらがここに溜まるようになっています。前日に全部回収されていたので、一日で結構な量が溜まるのが判ります。

池上本門寺の桜

その他、池上本門寺の正門からの風景や、

多摩川の桜も満開

定番の多摩川土手も桜は見事ですよね。ただ夜間は真っ暗なのでスマホでの撮影は厳しいかなと(上記の過去記事はいずれもSIGMAのカメラで撮影しています)。

今年の桜は二週間くらい見ごろが続いたので、歩いていける身近な場所だけでも十分楽しむ事が出来ました。

つくね(猫)では無く犬をお迎えいていたらお出かけ時には常に連れていっていたと思うので、今とは全然違った生活になっていたかもですね!

2025年冬 館山行き

先日休日を利用して、千葉の館山に一泊二日で旅行に行ってきました。

いつも千葉はバイクで行っているのですが、今回はちょっと都合があって四輪自動車としました。ただ車の運転は周りに気を遣いすぎる傾向にあって出来ればもう乗りたくないんですけどね・・・(多分早めに返納すると思います)。

まずは最初の目的地、鴨川菜の畑ロードへ!

見渡す限り一面が菜の花で、200円で10本の菜の花を摘む事が出来ます。既に花が開いている物よりも、つぼみの状態の方が長く楽しめて良いとの事でした。

その後は南房総にある百姓屋敷じろえむさんへ!

何度かバイクで通っている筈で、GoogleMapのこちらのレビューを見て凄く行きたくなりました。

道路から建物までの間には南国風な感じでソテツが沢山植えられています。邪気を払う感じでしょうか。

ちなみに完全予約制になっているので「面白そうなのでちょっと寄ってみよう」みたいな感じでは食べられません。この日は12時から予約していたのですが凄く楽しみにしていたので一時間前に着いてしまい、

なので庭にぴーすけちゃん(鶏)と遊んだり、

むぎちゃん(犬)を撫でさせて貰って時間を潰すことに。

そしていよいよその時間がやってきました!

メニューはお任せで4種類くらいあり、折角なので一番品数が多い3,960円のコースにしました。

こちらで出る食事はその9割以上がここの農園で採れた物から作っているとの事で、

ご飯はかまど焚きとの事です。

若いころの私は肉やファストフードをメインに食べていて、もしその時に来ていたら物足りない感じになっていたと思いますが、今は毎日の昼食はほぼ野菜しか食べていない!という食習慣になったので、どれも素材の美味しさが判ってとても楽しく興味深い食事となりました。

こんにゃくも手作りです。今まで食べた食感とは違ってめっちゃ美味しいです!

ソーセージは鶏肉との事でした。

ハンバーグも鶏肉です。

天ぷらの衣は米粉との事で肉厚があってフワフワ、人参は甘味が出ていてとても美味しかったです。

イメージとしてはまだコンビニとかが無かったような時代の食事という感じで、とても懐かしい気持ちになりました(ちなみに地元にセブンイレブンが出来た時の事は衝撃で今でも覚えています)。

デザートは麹のアイスと小豆で、こちらも初めての味でした。質素な感じはあるのですが、どれも丁寧に作られているようでとても美味しかったです。

ちなみに建物は築300年との事です。

ちなみにこちらでは養鶏もやっていて、敷地内では1000羽程の鶏を平飼い(!)で育てているとの事です。お土産に双子の卵を頂いたのですが、帰って卵かけご飯にして食べたところ非常に濃厚で美味しく、普通の卵とはまるで違うのが判りました。

また是非リピートしたいです。

その後は少し戻って外房にある抱湖園見晴台へ!

ここは早咲の元朝桜が2月上旬から咲いていて、そこに鳥が集まる事から「メジロの楽園」と呼ばれているようです。確かに一度で視界の中にここまでの数のメジロを見られたのはこれが初めてでした!

動画もあったので紹介しますね。

その後はさらに南下して、こちらのポタリズムコーヒーロースターさんへ!

珈琲は毎日豆を挽いて飲んでいて、出かけた際には出来るだけその地域でローストされた豆を買って帰るようにしています。最近はちょっと歩けば自家焙煎屋さんが見つかるので、それぞれの特色がある楽しみ方が出来るのが面白いですよね。

こちらのお店では事前にブレンドされた物は無く、生産された農園が判るスペシャリティ珈琲豆を扱うショップさんとなります。単に「ブラジル」といっても現地の色々な豆を混ぜたような物では無く、個人の農園さんが作った豆そのまま!といったような感じですね。

私は酸味より苦味の方が好きですが、結構量を飲むので重い感じでは無い物という事で3種類を選んで頂きました。

またその場でドリップもしてくれるので、今回購入した3種類とは別に比較的まろやかな物を頂きました。確かに癖が無く、ただそれでいてしっかり珈琲の香りと味が楽しめ、むしろ後からこれを買っておけば良かったと思うような美味しい豆でした。通販もやっているので是非リピートしようかと!

その後は宿泊先の館山まで行き、丁度夕焼け時になったので洲崎燈台へ!

この辺は高台になっているので海に沈む太陽の景色が見られます。

こちらの洲崎灯台は1919年に点灯を開始して、コンクリートづくりとしては初期型に当たることから国の登録有形文化財にも指定されているとの事です。アイドル(AKB)のMVとかの撮影にも使われた場所みたいですね。確かに青い空とマットなホワイトの組み合わせが爽やかで良い感じでお洒落です。

この日は祭日(振替休日)の月曜日という事で翌日は平日になるからか、余り人は居ませんでした。この辺では有名なスポットなので土日とかは賑わっていそうですね。

行きたかった所は一日目に済ませておき、二日目は買い物をして早めに帰るという感じで、これまでにも何回か来ているこちらの道の駅・おおつの里花倶楽部さんで梅の切り花や庭に植える水仙を買って帰りました。とにかく値段が安くて、都内で買う1/3くらいで良い物が揃います。

ちなみにこの雰囲気に似た感じで以前行った富士花鳥園は今年の1月に休館となっていて、やはりというか生き物を扱う施設は経営が難しいんだなぁと感じました。

こちらの施設の一部ではハンドメイド品を展示販売するスペースがあって、自然光の中に作品があったり作業台があったりと雰囲気がとても良かったので、私も人生の終焉はこういった環境で塗装の仕事をして毎日を過ごせればと思いました。今後郊外はさらに人口が減って空き家も増えるので、何とか良い物件を見つけられればと考えています(2030年には三軒に一軒が空き家になってしまうらしいですね)。

という感じで、いつものように直売所で大量に野菜を買い、お昼には自宅に戻ってつくね(猫)とベランダで残りの休日をゆっくり過ごしました。次回は是非バイクで行きたいですね!

第28回岡本太郎現代芸術賞展行き

先日の日曜日、この時期毎年恒例の岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)を観に、川崎の生田緑地内にある岡本太郎以美術館に行って来ました!

自宅から美術館までの距離は大体20キロくらいで、車でもバイクでも行ける感じですが、この日は天気も良かったので自転車で行く事に!

車が通る道路を自転車で走るのは非常にストレスなので敬遠しがちですが、岡本太郎美術館まではほぼ多摩川サイクリングコースで行けるので、これもアクティビティの一つとして楽しめます。

多摩川河川敷は野鳥も多く、水辺に出れば水鳥も沢山見れて最高です。

登戸駅近辺になったらサイクリングコースから外れて街の中に入って行くのですが、偶然雰囲気の良さそうな水路を見つけました。二ヶ領用水との事で、水辺が遊歩道になって歩けるようになっています。桜並木になっているので今から一か月後くらいには綺麗な桜が見れそうですね。

と言う訳で岡本太郎美術館がある川崎生田緑地に到着です。

ちなみにこの日はネットで知り合った塗装屋さんと現地で待ち合わせて一緒に観る事にしました。

開館は9:30で、丁度30分前くらいに到着出来ました。

ちなみに以前は日曜でも開館後1時間くらいは誰も来ず貸し切りみたいな状態だったのですが、回を重ねて知名度が上がって来た為か、この日は5人くらい待っている方がいらっしゃいました。

岡本太郎賞がやっている企画展は美術館の奥の方の部屋にあって、会場に入るの手前のこの位置から中を見る風景が私的に好きです。天井から吊るされたタペストリーで奥にある会場への視界が遮られる感じが特別感があってワクワクしてしまいます。

入口から入って一番最初に見るのがこちらの木製のバイクで、通常(本物)よりも5割増くらいのサイズなのでそれだけで圧倒されます。

各パーツ毎に分解が出来る構造になっているのだと思いますが、それにしても無垢の木材なので重さも相当な物だと思います。

アートと言えばそうですし、木工職業人としての技術的な視点でも見ていて楽しいです。

フィンは分割しているように見えて、アルミ鋳造と同じく一体物=無垢材を削って作られているようです。ヤバいなー、ヤバいなーを連発してました(笑)。

ちなみにこちらの企画展では専用の冊子を頂けるのですが、うっかりそれを会場のトイレに忘れてきてしまいました。後で答え合わせ的な事をするのも楽しかったのですが今回それが出来なく、なのでもう一度行きたいですね。

奥に行くと、どうしても視界に入ってしまうのがこちらの作品で、

それの理由としては、多分身体全体を覆うように配されているこの目の絵柄のせいなのではと。

表面が立体的になっていて、且つ全て目の絵柄になっているおどろおどろしい感じが気持ち悪いというか落ち着かない感じにさせられます(良い意味です)。

そもそもサイズがバグってますよね(笑)。

冊子を忘れてしまったのですが、作品脇にあるプレートを撮影しておいたのは良かったです。

私的に良かったのがこちらの巨大な版画で、

紙では無く、比較的厚みのあるビニール(テーブルに敷くようなしっかりした厚さ)に刷られてます。ビニールは恐らく塩化ビニル樹脂なので水性の墨では着かないですから、恐らくは油性系の塗料が使われているのではと(こちらはうっかりプレート撮影し忘れてしまいました)。

大きなアート作品を見てよく思う事としては保管の問題で、少し前にSNSで流れて来た「牛頭馬頭御輿」で特にそれを考えるようになりました。これは東京藝術大学の学園祭で使用された御輿で、その後引き取り手が募集されたのですが、見つからなかった場合は解体になってしまうとの事でした。

その後どうなったのか判らないのですが、折角作ったものなのでしかるべき所でちゃんと保管されていれば良いのですが…。

その点こちらの作品は比較的保管し易いサイズの板を組み合わせて作られているので、展示しない間の保管に掛かるコストも考えられて素晴らしいと思いました。温度や湿度も考えたりすると結構重要な課題ですよね。

ちなみに版が刷られたビニールシートは裏側を通れるようになっています。この企画展では体験できる系のアートが多いのも面白い所だと思っています(ちゃんと調べていませんが体感3割くらいはそんな感じです)。

その他にもカオスというか意味不明(どちらも良い意味)な作品が多く、今回もめっちゃ楽しめました!

他にも画像あるので後日改めて紹介しようと思います。