サーブ1/43ミニカー 分解

先日塗装の仕事でご依頼を頂いていたミニチャンプスの1/43スケールの「サーブ9-3,5ドア」のミニカーです。

分解については仕事としては受付しておらず、個人的な趣味という事でこちらの社外記にて紹介をさせて頂きます。

 土台(シャーシ&フロア)から外れた状態です。ここまではネジで分解出来ます。

窓ガラス(ポリスチレン樹脂)はボディにカシメて止められているので、まずはそちらを取りはずします。

カシメてある頭の部分をボール盤で削り落します。うっかりボディを貫通して危なそうに見えますが、実際にはこれが一番安全です(それ以上下がらないようにする事が出来ます)。

 その後はリューターで削ります。

 無事窓ガラスのパーツが外れました。

その他の付属品は接着剤で固定されているので、ドライヤーで温めて裏から押し出すようにして外します。リヤワイパーが曲がってしまいましたが、今回リヤスポは着けないので問題無いかと思います。その他のパーツは無事活かせました。

リヤスポが着いていた箇所には穴が開いているので塗装前にはこれを塞いでおきます。

 この後は溶剤槽に浸け置きして旧塗膜を剥離する予定です。尚、目立つ上面の歪が酷いのでサーフェサーを塗るかも知れません。

 ボンネットバッジはクリアー下にデカールが貼ってあるので再利用は出来なく、

なのでデータから作りました。

ただフロントバッジが直径2.3mm、リヤが1.8mmなので、ちゃんとデータを作ってもまともに印刷が出来ません・・・。

と言う訳ですが、色々パターンを変えて何とか使えそうな物が出来ました。「SAAB」と「93」については良い具合に出来たと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルエンブレム改③

 先日既存の青い塗装を削り落しておいたスバル純正エンブレムです。

プラスチックプライマーを塗り、キャンディーマゼンタを塗布します。

ちなみに仕事でのご依頼はキャンディーレッドで、一応こちらが完成したらオーナー様にもご確認を頂こうかと思っております(もしかして気が変わるかも知れませんので)。

 さらに塗り重ね、色味を濃くしていきます。

キャンディーマゼンタはキャンディーレッドに比べ「塗れば塗る程濃くなる」と言う特性がある為、途中マスキングを剥がしながら色味を確認します。

ちなみに透過性の塗装は通った光が反射しないと上の画像のように色は濁って見えます。黒い布の上に赤い透明フィルムを置いても黒にしか見えないのと同じ事ですね。

なのでいつもウィンカーレンズを塗っている時と同じよう、反射フィルムを当てて色味を確認します。

通常の塗色では表現できない色味が出て良い感じです。

色味を確認したら塗膜を透過した光が反射するよう、下色にシルバーを塗ります。

順番はいつもと逆で、最初に輝きの強い粗目のメタリック(STX MIX598)を塗り、

その後通常のシルバー(具体的にはVW社のリフレックスシルバー)を重ねます。粗目のメタリックは隠ぺい性が激しく低いのでこうしています。

以前高価なイヤホンに塗装したキャンディーグリーンブルーのように下色を黒にするかも悩んだのですが、今回は安定した色味を確認したかったので通常通りシルバーとしました。

クリアーを塗る必要は無いのですが、ベースコート単体だと硬化しない為(乾燥=硬化ではありません)、20%程硬化剤を入れています。後日硬化したら改めて撮影して紹介したいと思います。

これに表から薄くキャンディーマゼンタを塗っても面白そうですが、とりあえずは青を問題無く除去して塗れたという事で、これはこれで完成としたいと思います(ただ色々試したいので追加でさらに2個発注しました)。

尚、今回の画像はスマホで撮影した物も含まれていて、またTwitterでも紹介していました。

今回みたいに何度に投稿を別けた場合、後から探そうとしても繋がりが判らなくなってしまう為、今後はタグに#PRO_Fitと入れておこうと思います。

スバルエンブレム改②

 先日紹介しておりました、私物のスバル純正エンブレムです。

紹介している間に実際のご依頼も入ってしまいまして、こちらは道先案内人と言うか、人身御供的な物となりました。自動的に(笑)。

エンブレムの青は裏側から塗装(プリント)された物で、

 それの色を変える為、まずは既存の青を削り落とします。

 最初は#120で始めて、その後#180→#240→#320→#400と空研ぎし、その後#500~#800でペーパー目を慣らしています。

 メッキ部はそのまま残ります。

予想通りメッキ部分だけ綺麗に残せましたので、この状態で裏からプラスチックプライマーを塗って色を塗ればOKと言う訳です。

ちなみに仕事でのご依頼は「表からスモーク+裏にキャンディーレッド」となりますので、私物の方では「キャンディーマゼンタ」とSTIのチェリーレッドで塗ってみようと思います。

尚こちらの作業については本社外記とは別に、先行してTwitterで紹介していこうと思います。同じネタだけじゃ面白味が無いですしね。

↓こちらです

と言うか、Wordpressに直接Twitterの記事を埋め込めるの初めて知りました・・・。

Twitterの方ではスマホで撮影してその場でアップロード!といった試みにしようと思います(即は無理かも知れませんが休憩の合間にツィート出来るよう頑張ってみます)。

ちなみにTwitterを始めて約一ヵ月ですが、他のSNS(Facebookページ・Instagram)に比べてかなりクリエイティブな事に驚いています。てっきりもっと受け身的な感じかと思いましたが、常に攻めていないと全く駄目な感じで、当初想像していたものと全く逆なイメージでした。

ただ難しいだけにこれが面白く、当面こちらでも頑張ってみようと思います。まずは10年といった感じですかね(結果は直ぐに出るものでは無く、継続し続ける事である日突然それがやって来るものだと最近気づきました)。

マイク&色見本キーホルダー塗装

  塗装の仕事でご依頼を頂いていたAUDIX OM3のマイクです。日記では紹介していませんでしたが、オーナー様よりご承諾を頂いたのでこちらで紹介をさせていただきます。

本体は「渋いピンク」という事で、お貸出しした色見本帳からSUZUKIの「アンティークローズM」(カラーコード:ZGW)をご指定いただき、ロゴは黒の塗装でこちらはオーナー様よりオリジナルのデータを入稿して頂きました。

また今回はマイクとは別に、色見本キーホルダーの塗装も承りました。アクリル板をレーザーでカットして作っていつアレですね。

キーホルダーの作成は単体ではお受付していませんが、「塗装依頼のついでに」という事であれば対応可能です。イモリVer.も対応可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。