ピアス用素材イモリ 塗装

先日に続き、ピアス用の素材として作成しているイモリです。3ミリ厚のアクリル板をレーザー加工機でカットして作成しています。もはや色的にイモリでは無いのですが、検索する時に統一してあると便利なので、こちらのブログ上ではg”イモリ”で通そうと思っています(Twiterではさらっと”ヤモリ”に言い直してあります)。

こちらはブガッティのティファニーグリーンと、蛍光ピンクの組み合わせとなります。頭の部分はヒートンを打ち込んでいるので完全隠ぺいさせ、尻尾の部分は透明になるようにしています。

最初は「ホワイトパール→ピンク」で塗装したのですが、ちょっと信じられないくらいインパクトが弱かったので、その上から薄いピンクを、さらに尻尾に蛍光ピンクを重ねています。なのでこちらは全体が完全隠蔽された塗色となります。

以前マイクを蛍光ピンクに塗った事があって、その時は余りのクドさにその後封印していたのですが、今回のようにグラデーションさせると良さそうなので、今度実際に試してみようと思います。

蛍光ピンクと黒の組み合わせは、それぞれが混ざり合う部分で粒子が見えてしまい、補修塗装をやっている(知っている)人からすればちょっと(と言うか絶対に)許せない仕上がりなのですが、こういう物ならまあアリなのかなと思うようにしてみました。ただとても気持ちが悪い・・・(判りますよね)。

こちらは頭の部分をティファニーグリーン、尻尾をグリーンの蛍光色で塗装しています。頭の部分は完全隠蔽していますが、全体的に透き通って見えるのが不思議です。

素材自体が元々ゴミになるような物でしたから、塗っていて「勿体ない!」と思う気持ちが少なく、なので今までやらなかったような事を色々試せるのが楽しいですね。

イモリピアス【6+8 o’clock】完成

先日塗装していたイモリです。3mm厚のアクリル板をレーザー加工機でカットし、頭の部分をシルバー→ブルーグリーンのキャンディーカラー(色相環6時)、尻尾の部分は透明な上にブルーのキャンディーカラー(色相環8時)に塗装しました。

ピアス用の金具を取り付けて撮影をしました。

各画像はいつものようにサイズの縮小以外は未加工となります。

尻尾の部分は透明になっています。

自然光でも撮影しました。

これからは春と言う事で、暖色系で新たに塗ってみようと思います。

イモリピアス 塗装

以前テスト的に作成していたイモリ型のピアスですが、これを作る際、ヒートンを捻じ込む作業が結構面倒で、その後は制作が滞っていました。

アクリル板の厚みが3ミリで、それに1.2mm程の穴を開けようとする場合、しっかり中心を取りつつ、回転による摩擦熱を出さないしなければなりません(画像はそれの失敗作です)。

と言う訳でジャジャーンと!

カットしたイモリをしっかり固定し、簡単に穴を開けられるジグを作製しました。

いつものようにIllustratorでデータを作成し、レーザー加工機でアクリル板をカットして作ります。

まず最初に電動ドリル(またはエアードリル)を使って下穴を開け、

その後ピンバイスでバリを取り除きます。

小さいヒートンなので無理にペンチで回すと簡単に折れてしまい、またアクリル樹脂は柔軟性に乏しいので直ぐにヒビが入ってしまいますが、作業が安定した事で量産化(?)を可能にしました。

ヒートン部をワニクリップで固定します。足付け処理もしました。

折角透明なのでキャンディーカラーにしようかと思いましたが、それだとヒートンを挿した箇所が見えてしまうので、

頭の部分だけシルバーを塗る事にしました。全体にはプラスチックプライマーも塗ってあります。

シルバーは粗目単体だと全く隠蔽しないので、予め細目も塗っています。DUPONT(現センタリ)のシルバーは隠ぺい力がすこぶる良かった為、落差が激しいです(MIX598なんてクリアーを塗っているのかと勘違いする程です…)。

本当は干渉パールを多用したい所でしたが、今回はテストなので使う色はキャンディーカラーのみ、ただ単調にならないようグラデーションを掛けてみる事にしました。参考にしたのはui Gradientsなるアプリで、こちらは水平線と空の境界をイメージしています。

それを見ながらイモリを塗っていきます。こちらは頭の部分をキャンディーカラー色相環の6時(ブルーグリーン)、尻尾の部分を8時の部分(HOK Burple=赤味のある青)にしています。色見本が超絶便利です。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

先ほどのとは配色を逆にしました。

尻尾が濃い方がバランスは良さそうです。実際にやってみて結果が判るのが楽しいですね。

こちらはキャンディーマゼンタと、青い方にも使ったHOK BURPLEです。

尻尾の部分はマゼンタの上に青を重ねているので紫になっています。やはり尻尾が濃い方がバランス良いですね。

裏側も同じ様に塗っています。

穴を開けるのが面倒だったのですが、今回のジグ作成でそれをクリアー出来たので、枠が無い分キーホルダーよりも楽だったりします。

ただ考えてみたらピアスって二個で1セットなので、そんなには値段を落とせないかもですね(なので販売よりもワークショップ向けかも知れません)。

知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が出店するデザインフェスタに誘われたので、参加出来たら試しにこれらも販売してみようかと思っています。

色見本イモリキーホルダー ティファニーグリーン

 

新たにご依頼を頂きました、色相環のピースを使った色見本キーホルダーイモリVer.の制作です。

当初はピンクのイモリでご依頼頂いていたのですが、その後こちらのブガッティ ティファニーグリーン(ブルー)に塗装した物が出来ましたので、急遽こちらへの変更で承りました。

周りに散りばめるピースは、こちらの色相環から選んで頂く方法で、 今回は「1時のオレンジ」と、「9時の紫」の二種類でご指定頂きました。

それらを使って組み合わせ、完成したのがこちらとなります。

ティファニーブルーは以前サーモスの塗装を行った時に塗っていて、最初はパッケージの色を参考に作っていたのですが、その後知り合いの塗装屋さんからブガッティ社の車体にTIFFANY GREEN(V603)なる色が存在するという事を教えて頂き、こっちの方が体裁が良さそうという事で(笑)採用する事にしました。

イモリと色相環は3ミリ厚のアクリル板で、それの背板には結晶塗装の黒を施した2ミリ厚のアクリル板を嵌め込んでいます。塗装屋的にはより広い表面積を見せたいところですが(笑)、イモリ単体だと外れてしまう恐れがある事と、埃が溜まってしまいそうという事で段差(深さ)を一ミリに留めている次第です。

立てて撮影しました。

尚、各画像はいつもの通りサイズの縮小以外は未加工となります。

ただ背板を入れると入れられるピースの数が限られてしまうので(もっちギチギチに入れたいです)、今後樹脂を流し込んで固める仕様で作ってみようと思っています。

まさにこんな感じで、これの隙間にシリンジでエポキシ樹脂を流し込んで固める感じです。下地にシルバー敷いてレジンをグラデーションさせたら良いかもですね。

ただ現在企業様案件が大量に入っていて(どれも納期指定オプション付き)、当面は遊んで居られないような状況です。何とかしないとですね・・・。