2022デザフェス準備

以前作成していたGUNさんのBLACKRABBiTピアスですが、

今年の11月に開催されるデザインフェスタに私も出店する事にしたので、GUNさん本人と、大元のデザインを行ったhotaniさんの許可を得て販売する事にしました!

ちなみに前回はこのように一個一個ヒートンを埋め込んで塗っていましたが、

それだと効率が悪すぎるので、今回は鈴なりトマトよろしく一度に纏めて塗れるようにしました!これなら販売価格を前回の半分以下に落とせると思います。

また今回はピアス用のはもっと小さいサイズにしました。元は全長30mmで厚みが3tだった物を、21mmの2tとしています。

ここまで小さくなるので、さり気なく身につけられて良いと思います。大きい方はキーホルダーですね。

これだと纏めて塗れるので、単色でもこのようにグラデーションで塗る事でそれぞれ違う濃度の物が出来たりします。まあこれは単にテスト塗装で先日丁度テールランプの塗装をする時に一緒に塗っただけですが。

こうやって見ると普通のレッドキャンディーより薄くしたピンクの方が可愛かったりするのに気づきます。普段の仕事だと薄い仕上げにする事が無いので、こういった発見は面白いですね。

そして以前テスト的に作成した透過色見本キーホルダー(本来はピアスにしようと思ってた)ですが、こちらも販売出来るように仕上げようと思っています。ちなみに画像は着色したエポキシレジンを流し込んで作っていますが、次はちゃんと塗装で仕上げるつもりです。

あとは以前遊びで作っていたイモリキーホルダーですが、こちらも改めて色相環の12色を使った物で販売しようと考えています。

とりあえずこんな感じで隙間に樹脂を流し込んでみましたが、クォリティを担保したままこれをするのはかなり難しいので、もう少し検証して何とか仕上げたいと思っています。てっきりシャバ―と流れて行ってくれるかと思いましたが、一か所一か所シリンジで流し込んでいてとても大変です。

あとそれの大きいタイプも作りました(笑)

これは以前塗っておいた色相環のピースに合わせて新たに土台を作成しただけなので、実はそんなに手間は掛かっていません。2個分だけあったんですよね。

サイズを大きくしただけなので全体で見た雰囲気が野暮ったく、ただこれは販売するのではなく、私の首から下げてPRO_Fitの人だと判るようにですね。デザフェスではGUNさんと並んで出店するので多分そちらのお手伝いもする事になるでしょうから(BLACKRABBiTは開店早々凄い売れ方をするので手伝わざるを得ない感じです!)、フォロワーさんに私だと判って貰えるようにですね(Twitterのアイコンがこれなので)。

あとは以前から出来上がって在庫している壁時計も販売する予定です。通販だとどうしても通常業務の合間にやらないといけなく、さらに本業が赤字になってしまいますから、だったらという事で針を外した状態での店頭販売にしようかと思った次第です。それなら10個でも余裕で持っていけますからね。

という感じで、また作業が進行しましたら紹介させていただきます!

BLACKRABBiTピアス作製Ⅱ

先日に引き続き、GUNさんから頂いたデータを基に、アクリル板をレーザー加工機でカットしたBLACKRABBiTです。今月末に開催されるデザフェスで販売を予定しているピアスの素材となります。

今回はスプラッシュ塗装を行うのを前提に、先にクリアーだけを塗っておく事にしました。

またそれだけだと寂しいので、見る角度で色が変わる光干渉型のパールも使いました。通常は黒に塗った下地に重ねて色の変化を楽しむ為の物ですが、種類によっては粒子が見えない透明性の高いタイプがあるので、今回はそれを使います。当店規定のNo.19ですね。

挿したヒートンのネジが見えないよう耳の部分にはシルバーを塗り、続けてキャンディーブルー、最後にクリアーを塗っています。

やめておけば良いのに結局色々な種類を作ってしまっています。

GUNさんお勧めのスプラッターなのも増産しました。デザフェスではこういうのが好きな方が多いようです。大丈夫ですかね・・・。

その後60分40℃程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。意外に手間が掛かっています。PRO_Fitが崩壊し兼ねないので程ほどにしておかないとですね。

一応「24時間以内なら足付け処理無しで再塗装が可」と言う事に倣って、スプラッシュ塗装を行いました。

最初の仕様は先にスプラッシュ塗装を行ってからクリアーを塗りましたが、やはりこちらの方が盛り上がりがハッキリしていて良い感じです。

こちらは顔の部分に光干渉型パールを塗った物で、この状態だと顔の部分が水色に見えますが、

見る角度によってはこのように透明に見えます。まあでも思った程のアピールが無いので(そして凄く面倒なので)もうしないと思います。

今回やってみて判りましたが、私の性格上同じ事を繰り返すのは余り(と言うかかなり)好きでは無いようでして、今の仕事が凄く楽しいのは、オーダーメイド的な内容を、毎回違う形(被塗物)で出来ているのが大きな理由だと感じました。採算性の面で良く無いのは判っていますが、ある程度のスリルとリスクを伴いながらの方がどうしても面白く感じてしまうんですよね。

と言う訳でその後それらを自宅に持ち帰り、休日を利用して金具を取り付けました。

あとこれとは別に、キャンディーカラーの色相環と、光干渉型パールをふんだんに使った色見本キーホルダーも作成しました。

それぞれ仕様が違っていて、個別に撮影&説明分を書くのはもう無理だと思い、こういった物は今後デザフェス等で直接販売をしようかと考えています。ズラーと並べて動画を撮影し、当方のサーバーを全く圧迫させないで済むSNSに投稿し、それを見て後は実物を見て頂くか、DM=ダイレクトメールのみで対応すれば楽だと思った次第です。

後はキャンディーカラーの色相環壁時計も持って行きたいので、それを何とかしないとですね。

BLACKRABBiTピアス作製

知り合いの塗装屋さん=GUNさんから頂いたデータを基に、アクリル板をレーザー加工機でカットしています。今月末に開催されるデザフェスで販売を予定しているピアスの素材です。

GUNさんについては以下の記事が判り易いかと思いますので宜しければどうぞ。

マスキングシートを届けついでに

ピアスにするには金具を取り付ける必要があり、3ミリ厚のアクリル板でこれを行うのが結構難儀なんですよね。

上記画像は以前紹介したイモリ(トカゲ)のピアスです。

と言う訳でジャジャーンと!

今回も穴を開ける為のジグを作成しました。画像だと肝心なパーツが映っていませんが(1ミリの穴が開いた上側に装着されるパネル)、これを使えば真っ直ぐ穴を開けられるという代物です。

中にピアスの素材となるBLACKRABBiTを挟み込み、上の穴からドリルの刃を挿し込みます。

すると、横から飛び出さずに真っ直ぐの穴を開ける事が出来ました。素晴らしい・・・(惚)。

しかしながら塗装をするとなると、足付け処理も必要です。側面はさすがに大変なので、そこはガスプライマーを使って対応するとします。

色は以前塗装したイモリのピアス等を参考にします。

その他、見る角度で色が変わって見える光干渉型のパールも使ってみます。

シリコンオフで洗い流すように脱脂し、側面をガスプライマーで炙り、全体にプラスチックプライマーを塗布します。一般的にやられているようにスプレー糊のような密着剤を使えばすこぶる作業が楽になるのですが、長い間やっている事が体に染みついてしまい、なんだかんだ手が抜けません・・・。

と言う訳で本塗り完了です。予定以上に色々なレパートリーを作ってしまい、かなり時間を費やしてしまいました・・・。

こちらは先ほど紹介したイモリ(トカゲ)のピアスと同じ配色です。下色に粗目のシルバー(SATNDOX MIX598)を敷き、その上に青のキャンディーカラーを2種塗っています。

こちらは耳の部分を黒に、顔をキャンディーレッドに塗装しています。

こちらも以前塗装したイモリピアスと同様、淡いピンクの上に一部蛍光ピンクを重ねています。

こちらは垂れた仕様のBLACKRABBiTで、顔の部分をキャンディーレッド、耳とタレを黒にしています。

こちらもイモリのピアスで試した、ブガッティのティファニーブルーと、蛍光グリーンの組み合わせです。野菜みたいで可愛いです(笑)。

こちらはピンク+蛍光ピンクのタレバージョンとなります。

こちらも以前イモリのピアスで試した物と同じ配色で、キャンディーマゼンタの上に、一部キャンディーブルー(HOKバープル) を重ねて紫にしています。

可愛くてちょっと不気味なBLACKRABBiTにとても似合う感じです。

塗り過ぎたキャンディーカラーが垂れた感じが面白いかなと思います(実際はキャンディーカラーのベースコートで塗っているのでこんなに垂れる筈はないのですが。笑)。

余り面白味が無かったかな?と思ったブラック+キャンディーレッドでしたが、垂れた部分がまるで血みたいで、こういうのが好みの方には良いかも知れません。

ちなみにいずれも既に強制乾燥~完全硬化後の画像で、サイズの縮小以外は加工もしていません。

完成後の画像が面倒そうなので、このままデザフェスで販売しようかと思っています。GUNさんのBLACKRABBiTファンは大量に押し寄せると思われるので、これらの物も便乗して売れてくれればと思う次第です(笑)。

ピアス “ティファニーグリーン&蛍光グリーン”塗装 完成

先日塗装したイモリ(トカゲ)に金具を着け、ピアスにしました。

頭の部分をブガッティのティファニーグリーン(ブルー)に、

尻尾の部分は蛍光グリーンで透過するようになっています。

色とトーンが合っているせいか2色の組み合わせがとても良い感じで、

見る角度によっては翡翠のようにも見えてしまいます。

各画像はいつものようにサイズの縮小以外は未加工となります。

中々良さそうなので、こちらは量産品の一つに入れようと思います。