マスキングカット用定規 改

laser11 先日レーザー加工機で作成していた自作のマスキングカット用定規です。市販の定規だと升目の幅が大き過ぎて、マスキングシートの余分を切るのが面倒だったのですが、これのお陰で大分楽になりました。

ただレーザーで彫刻したままだと折角引いた線が見え難く、一応先日プラモデル用の塗料を墨入れしてみたのですが、それでもちょっと見難かったので改良してみる事にしました。

laser13と言う事で、新たにレーザー加工した物に、今回は台紙を剥がす前にスプレーで塗装してしまう事にしました。周りの断面だけマスキングテープで覆っています。

laser14 塗ったのは普通のベースコートの黒で、もうこれでお終いです。

laser15台紙を剥がしてみると今度はクッキリと黒いラインが出せました。レーザーで彫った所に塗料が入り込んでいるので使っている内に黒が擦れるという事もありません。入れ墨みたいな感じですかね。

laser16今まで使っていた市販の定規は線の幅が5ミリ間隔でしたが、この定規(みたいなやつ)を使えばこんな感じで1ミリ間隔でカットが出来るようになります。一般的には余白は沢山あった方が良さそうに思えるのですが、ブレーキキャリパーのロゴ入れ塗装などは周りを切り落としておかないと貼る位置が見えないので難しいんですよね。

近々F50とF360のブレンボのキャリパーを塗装するので、早速そちらに使ってみようと思います。楽しみですね~。

オリジナル マスキングカット定規作製

imagesロゴ等を塗装する際にはこういった「マスキングシート」を作っておきますが、そこで重要になってくるのが「余白を揃える」と言う事になってきます。ロゴを中心に配したい場合はそれを基準にする場合があるので結構気を遣うんですよね。ちなみに上のエンブレムの塗装はこうなります。

laser5そこで役に立つのがこういった「目盛り付きの定規」で、100円ショップなんかに入って初めて見る物を見つけるととりあえず買っておいたりします。

laser7こんな感じで工場には既に色々な目盛り付き定規があります。普通のを含めるとこれの3倍くらいはあるでしょうか。

laser6ただ大抵の定規は一マスが5ミリ幅で、大きいロゴならこれでも良いのですが、もっとギリギリまでカットしたい小さいロゴにはちょっと升目が粗過ぎるのです。色々探しているのですがこれが意外とないんですよ。

laser9 と言う訳でジャジャーン!と。

いつものパターンなのですが、どうせ探しても無いのなら自分で作る事にしました。

laser10とりあえず目盛りは一ミリ幅で、横幅15センチ、縦3センチの定規を作ってみます。

laser8目盛りとなる罫線はレーザー彫刻で溝を掘って、周りはレーザーカットで切り取ります。使ったアクリル板の厚は2ミリです。

laser9こんな感じできっちり1ミリ幅の平行なラインが入った定規が出来ました。うーん、良いじゃないですか!

ただ何故か、データ上ではあった筈の縦ラインが一本もありません(?)。まあこの辺はとりあえず良いでしょう(時間が無かったので気にしないことにしました)。

laser10ただレーザー彫刻だけだと少々ラインが見難く、何か良い方法は無いかと思って探していたらありましたありました。プラモデル用で使う墨入れ用の塗料です。シャブシャブの黒ですね。

laser11全体的に振りかけ、乾く前にティッシュで拭き取ると、多少なり溝が黒くなってくれました。ただレーザ彫刻は彫りにムラがあるのであまり綺麗な線では無かったんですけどね。今度は台紙を剥がす前に普通にスプレーで黒を塗ってみようと思います。

とにかくこれで、ピッタリ1ミリ幅の平行線が入った目盛り付き定規が出来ましたから、今後はより精度の高いマスキングシートの余白部分が作れると思います。

しかもコストは多分10円くらいなので、気を遣わないで思う存分カッター用に使えるって言うのも良いですよね。ガタガタになったらまた切り出せば良いですので。