SHURE SUPER55ガイコツマイク 分解~ワッシャー作成

先日塗装のご依頼でお預かりしております、SHURE SUPER55ガイコツマイクです。

今回はこちらのボルトナット部の塗装もご依頼頂いておりまして、

ただここに使われているワッシャーが緩み止め防止の菊座金(歯付きワッシャー)の為、

母材にその歯が食い込んでしまいますから、動かすたびに塗装が剥がれてしまうと言う事で、何か対策を考えていて、

今回はこの部分のプラスチックワッシャーを作ってみようと思いました。CORSAIRのPCケースを塗装した時に作った物と同じ感じですね。

外径と内径を測ってデータを作成し、

1mm厚の透明アクリル板をレーザー加工機でカットします。完全な透明では無く濁っているのは保護フィルムが貼ってあるからです。

出来上がったプラスチックワッシャーです。

試しに装着してみると良い感じで、ただ実用面ではどうなのか判りませんから、最初に着いていた歯付き座金も普通に塗装し、どちらも使えるようにしておこうと思います。

と言う訳で本体の分解作業も完了しました。

今回作った透明ワッシャーは塗装はせず、ただ本体はゴールドの艶消し仕上げなので、それに合わせるようウェットブラストを掛けてマイク本体と同じ様に艶消し=曇りガラス風に仕上げようと思います。

KORGショルダーキーボード 分解

先日より塗装の仕事でご依頼を頂いているKORG社のショルダーキーボードです。

分解については仕事としてはお受付しておりませんので、PRO_Fitの仕事とは関係の無い、こちらの個人的なblog=社外記で紹介します(稀にですが分解のみや修理などのお問合せが入ってしまうので誤解を招かないようにです)。

キーボード表面には一部突起したレバースイッチが着いているので、

そこを囲むようにしてクッションシートを貼っておきます。ひっくり返して作業した際、スイッチ部分の破損を防止する為ですね。

分解は比較的簡単で、各ネジを外しただけでキーボードの機械部分から木製の枠が取り外せました。

さらにネック部分を本体から分離し、コンソールパネルも取り外します。

何故か違う穴にネジを打った痕が残っていたので、組み付ける時に間違えないよう印を着けておきました。

コンソールパネルを固定している土台部分のプレートも取り外しました。

と言う訳で分解が完了です。各ネジは元々着いていた位置等が判るよう印を着け、さらに何枚も撮影をしながらの作業でしたが、一時間しないくらいで無事完了しました。少し前に分解した、同じくKORGのキーボードに比べると大分楽に出来ました。

塗装するのはこちらの木製外装パーツで、この後はいつも通り仕事の方のblog=PRO_Fit日記の方で紹介をさせて頂きます。

重曹ウェットブラスト

先日より修理・改造しているウェットブラスト用のボックスですが、

それの完成を待たず、ウェットブラストを試してみたい仕事が入りましたので、今回はボックスを使わず、今まで通りの大気開放式の重曹を使ったウェットブラストを行う事にしました。対象物は三菱ランサーエボリューションの新品ヘッドカバーです。

判り易いようスマホで動画を撮影してYoutubeにアップしました。

この型のヘッドカバーは何度も塗っていて、いつもは布状の研磨副資材(アシレックスレモン)を使ったネチネチとした足付け処理を行っていましたが、当たりの柔らかい重曹ウェットブラストなら既存の塗膜を傷めずに#800~#1500相当の目に仕上げられるのでは?と思い、早速試してみました。

結果は予想通り、ペーパー(布状研磨材)を使った作業よりも細部までしっかり足付け処理が出来ました。これは素晴らしい・・・!

ただブラストガンを近づけて集中的に当てた箇所は塗膜が削れ過ぎてしまったので、扱いにはやはり注意は必要かと思います。まあこのヘッドカバーはクリアーに色を混ぜたような塗装で塗膜が非常に薄いだけと言う事もありますが。

余った重曹は水を抜いて乾燥させていましたが、それだと粉が固まって次に使う時に中々分散してくれなくなってしまったので、

水と一緒に空ペットボトルに写して保管しておく事にしました。ちょっとピンクっぽくなっています。

重曹は25kgを買っていて、毎回これを動かすのは本当に大変なので、

空ペットボトルに詰め替えておきました。袋にはまだまだ残っているのですが、移し替えるだけでも大変な作業で・・・。

しかし当初はこんなに買ってどうするんだ・・・と思っていましたが、予想以上にウェットブラストが使えそうなので、良い買い物をしたかも知れません。

早く箱が出来上がってバンバン使いこなしたいですね!(と言うか大気開放は肌がヌルヌルして何か気持ち悪くて・・・)。

ウェットブラスト

塗装の仕事でご依頼頂いているTOYOTA1600GTのヘッドカバーです。オイル汚れの固着が酷く、この後アルカリ槽→溶剤槽にそれぞれ数日浸け置きをしたのですが、殆ど変わりが無く、

またケルヒャーを使ったスチーム洗浄でも全く効果がありません。もはや不働態被膜化しているのでは・・・

と諦めかけたのですが、

ジャジャーンと!

いつもサンドブラストに使っている吸い上げ式のガンです。以前予備用にと買っておきました。

実際に使えるかどうかは判らなかったので、取りあえず水でテストをしてみました。

この通り全く問題無さそうです。

と言う訳でジャジャーンと!

最初はガラスビーズを買おうと思ったのですが、今回はブラストボックスを使わない大気放出式になるので、そのまま下水に流せる(人にも環境にも優しい)重曹を使う事にしました。どれぐらい使うのか判らないので、とりあえず25kgを購入です(ただこんなに必要無かったっぽいのですが・・・)。

ちなみにそのまま床に置いて行うのではなく、適当な箱(衣装ケース)の中に置いて重曹水を循環して使えるようにします。

  水と重曹を適当量入れ(よく判りません)、一ヶ所に集まり易いよう、箱の下に板を置いて傾斜させました。

そしてウェットブラスト開始(完了)です。ファンを回していなかったのでブース内は靄が掛かって前が見えません(笑)。

ブラスト後の水です。

ブラストガンの口径が大きい為か塗装を剥がす程の威力は無さそうですが、ワーク(ヘッドカバー)に対して優しく作業が出来るので、用途によっては十分使えそうです。そもそもこれを使うのは、主に結晶塗装以外での塗装前の足付け処理用で、現在仕事のご依頼で入っている、キャンディーカラーに塗装する樹脂製インマ二の為となります。

ちなみに作業後にはかなりの量の重曹が残っていて、捨てずに(溶かさずに)このままにしておけば次回も再利用出来そうです。