2018.11.3サーモス塗装ワークショップ

 本日は休日を利用してサーモス塗装のワークショップを行いました。今回は比較的若い大学生の方で、ご友人同士お二人での参加となります。

 まずは色を作って貰いまして、こちらの方は黒をベースに中目のメタリックとブルーパールでアクセントを付けられました。

 もう一方は野球チームのイメージカラーと言う事で、青をベースに粗目のメタリックとブルーパールを入れています。

 グリップ部分の固定はこちらで行いまして、底部のマスキングと足付け処理を行って頂きましたました。その後脱脂処理も行って貰います。

ワークショップで使うマスクとエプロン・手袋はこちらで用意していますので、御参加する際は手ぶらでOKです。

 こちらを塗った方はエアーブラシ経験者で、

 こちらは全くの未経験の方が塗りました。多少ムラがありますが仕事では無いので全く問題ありません。

 その後二階に移動し、ロゴ入れの作業を行います。

 予め入稿して頂いたデータを使ってマスキングシートを作り、貼り付けて貰います。

塗装した所にマスキングテープを貼って大丈夫かと聞かれましたが、ちゃんと塗っていればガムテープでも問題ありません。

再び一階に戻り、ロゴ入れの塗装を行います。

ロゴの色は粒子の細かいシルバーメタリック(STX JLM-906)で、敢えてしっかり塗らず影を残したような塗り方にしていました。仕事だとこういう事は出来ないので私も楽しいです。

また今回もサーモスの他に色見本キーホルダー用のアクリル板も塗って貰っています。塗り甲斐があるよう大きいサイズ(全長60ミリ)も用意しました。

そして最後にクリアーの塗装です。

今回はスプレーガンのノズルを90度回して縦に往復するような動きで塗って貰う事にしたのですが、これが予想以上に良い具合になったようです(普通ノズルは固定で横方向での動きが基本です)。

少し塗り足りない部分もあるのですが、タレた個所は一つも無く、初めての塗装としては十分な仕上りです。「やるなブライト・・・」とかもう少しで声に出しそうでした(笑)。

ベースコートを塗っている時はちょっとチグハグしていたので、クリアーを塗る前に差し上げたアドヴァイスとしては、

・スプレーガンは塗装面に対して常に垂直に

・円では無く「多角形」として捉える

・手首のスナップでは無く体全体で

と言う感じで、華麗さはありませんでしたがまるで塗装ロボットのような動き(笑)が功を奏していたようです。

色見本用キーホルダーに着けるアクリル板も良い感じに塗れています。

ちなみにこちらの参加者様は亀を飼っているとの事で、そういった事前情報があれば予めそれを用意しておいたのに・・・(悔)。

尚、強制乾燥は後日行うと言う事で今回はここで終了となりまして、掛かった時間はワークショップ開始から終わりまで3時間となりました。余計な話をしなければ意外と早く終わるようです(今まで参加された方々がガチ勢でしたので途中で相当話が脱線していたのではと。笑)。

尚今回は参加者の方が途中でTwitterにアップしていたらしく、ご友人の方々から是非参加したいとの事でした。

後日完成した画像も撮影してアップしたいと思いますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ。そしてお疲れ様でした!

2018.12.23塗装ワークショップ予定

まだ先の事ですが、年末辺りにいつもの塗装屋さんが工場に遊びに来られるとの事なので、ご希望される方がいらっしゃったら当日塗装ワークショップを開催しようと思います。12月23日(日曜日)を予定しています(天皇誕生日で、翌日は振替休日となります)。

尚、今回は塗装する内容を「サーモス」「色見本キーホルダー」「アクセサリー(ピアス)」の3通りに別ける事にしました。

それぞれ以下の通りとなります。


①【サーモス塗装ワークショップ】

参加費・・・¥8,200(サーモス代約¥2,200込み)

定員数・・・2名くらい

内容・・・塗料の作成~スプレーガンを使った塗装(2コートまたは3コートの単色べた塗り。また簡単なロゴ入れ等)。練習として色見本キーホルダー用のアクリルの塗装も含みます。

時間・・・13時~17時くらい

必要な物・・・汚れても良い服装やタオルなど。失敗しても折れない心。

備考・・・保護メガネ・簡易マスク・使い捨てエプロン&手袋は支給しますが、安全管理は参加者様ご自身が責任を持って行って頂けますようお願い申し上げます(作業における怪我や体調不良等については当方では責任が負えませんので、ご懸念の場合には代わって作業を致します)。

塗装した物は、その後1時間掛けて強制乾燥硬化させ、その日にお持ち帰り頂けます(綺麗に仕上げたい方・お時間が無い場合には¥700で後日に熱入れ~発送対応します)。

↓以前開催した時の模様

2018.7.15 サーモス塗装ワークショップ①

サーモス(模擬)ワークショップⅡ①

サーモス塗装(模擬)ワークショップ①


②【色見本キーホルダー塗装ワークショップ】

参加費・・・¥1,000(アクリルパーツ代・完成後の送料含む)

定員数・・・③と合わせて2名くらい

内容・・・塗料(色)の作成。小さいアクリル片に極小口径のスプレーガン(IWATA0.4~0.6mm) を使った塗装(2コート塗装のみ)

時間・・・13時~17時の間で、実質30分~60分くらいの作業

必要な物・・・念の為汚れても良い服装やタオルなど。あれば好奇心。

備考・・・使い捨ての簡易マスクとエプロン&手袋を無料で用意します。保護メガネは必要な方のみ販売致します(¥300)。

極小口径のスプレーガンなので簡単に塗装が出来ますが、一応溶剤を取り扱いますので、安全管理は参加者様ご自身が責任を持って行って頂けますようお願い申し上げます(作業における怪我や体調不良等については当方では責任が負えませんので、ご懸念の場合には代わって作業を致します)。

尚、塗装に失敗したら替えの品(アクリル)を用意しますので、初めて塗装をされる方でも気軽に出来ると思います。

塗装した物は後日熱を入れて完全硬化させ、約一週間後に土台部分と一緒にネコポス便にて発送します。それぞれのパーツには両面テープを貼っておきますので、参加者様ご自身で組み付け(貼付け)を行ってください。作業自体は簡単で、その方が楽しめるかと思います。

↓組み付け参考例

 

色見本キーホルダー試作完成②

 

 

 

尚、こちらは当日のお渡し、受取日のご指定は出来ませんのでご了承下さいませ。

↓完成品参考記事

 

色見本キーホルダー イモリVer.完成

 

 

 


③【アクセサリー(ピアス)塗装ワークショップ】

内容は先ほど紹介した②の「色見本キーホルダー」と同じで、枠の代わりに金具を付けてピアスやネックレスに利用出来るアクリル片の塗装となります。

予め何種類かのアクリル板を用意しますので、その中から好きな物を選んで頂いたらこちらで穴を開けます。具体的には「イモリ」「カエル」「猫」「ハリネズミ」「ドラゴン」「ウサギ」などとなります。またこれ以外にも事前にデータを入稿して頂ければ対応が出来るかも知れませんので、ご希望の方はコメントやメールを頂ければと思います。

取り付けに必要な金具も選んで頂けます。

後日熱を掛けて完全硬化させ、金具を取り付けて発送致します。2個1セットで、費用は同じく¥1,000(アクリル板・金具・送料込み)となります。

↓完成参考記事

色見本ピアス塗装 完成

 


尚、当日はどの塗装もキャンディーカラーはお受付しておりません(リスクが高い事と時間が掛かる為)。何卒ご了承下さいませ。

スプレーガンの洗浄などの雑用はこちらで全てやりますので、御参加頂く方は基本的に「塗るだけ」です。塗装の楽しい面(だけ)を知って貰おうという試みですので、どなたでもお気軽にご参加いただければと思います。

一応定員数が限られておりますので、ご希望の方は事前にメールかお問い合わせフォームからご連絡を頂けますようお願い申し上げます。

info@pro-fit.ne.jp

尚、当日天候の悪化や私の体調不良などで中止になる可能性もありますので、その場合は何卒ご容赦頂けますようお願い申し上げます(そんな事は無いかと思いますが念の為です)。また参加のご意向を頂いていて直前のキャンセルも全然構いません。キャンセル料も必要ありません。仕事では無いのでこの辺は緩い感じで大丈夫です(笑)。

まだ時間がありますので、それぞれの作業内容についてはまた後日詳しく紹介させて頂こうと思います。

御参加お待ちしております!

2018.9.23塗装ワークショップ②

2018.9.23 塗装ワークショップ①

先日に続き、2018年9月23日の休日に行ったサーモス塗装ワークショップの紹介となります。

白と淡いブルーパールの水玉模様に塗装したサーモスは、最後にオーナー様自ら持ち込んだマジョ―ラカラーを塗られました。

色はマジョ―ラNEOマッキンリーで、上品なブルーグリーン~バイオレットに色変化します。

こちらのサーモスはと言うと、フェラーリレッドの上にイエローパールを重ねています。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。赤の上にイエローパールを重ねたのでオレンジ色になっていますね。面白いです。

ちなみに今回は「この方が塗り易いかも」と言う事で、サーモスを横にした状態で回して塗れるようにしました。私の場合はいつも手で持って塗るのですが、慣れていないとこうやった方が簡単に塗れるのかも知れませんね。色々発見があります。

そしてサーモスと同色で色見本用のアクリル板も一緒に塗って貰いました。

アクリル板をカットした物を塗って貰うのは今回が初めてでしたが、御参加頂いた方々からは「これは面白いかも!」と言って頂けました。

 塗装したサーモス等は恒温器(乾燥炉)で熱を掛けておき、その間に色見本キーホルダーの土台部分を作製しておきます。アクリル板に貼ってある台紙を剥がし、裏表を貼り合わせます。

そして一時間後、サーモス完成です!

中々ファンシーな柄になりましたが(笑)、今回御参加頂いた方は「一度STANDOXを使ってみたかった!」と言う事なので、柄や色にはそんなにこだわっていなかった模様です(普段は自分で作られた塗装ブースでバイクのカウルなどを塗装しているそうです)。

そしてこちらの色見本キーホルダーも、塗装した物を組み付けて完成です。

こちらは淡いブルーパールの上にマジョ―ラNEOマッキンリーを塗り重ねた色で、画像では全くその良さを表現出来ていないのですが、GUNさんがこの色を超気に入ったようで、次回 BLACK RABBiTの塗装に採用するそうです。この日帰ってから既に塗っていたのでは無いでしょうか(笑)。

GUNさんには今回2種類試して貰いまして、こちらを見て頂いている弟さんに色見本キーホルダーが気に入って貰えているとの事なので、もしかしたら今回のこれもそちらに届くかもです。

ちなみに裏にはQRコードも塗装で入っていて、これをスマホなどで読み込むと、今回の記事にジャンプする(!)と言う訳です。カバン等に着けておけば無くしても安心ですね(ただしうちに連絡が来る訳ですが・・・)。

 次回のワークショップは知り合いが参加したいとの事なので、一般の方のお受付は恐らく出来ないと思うのですが、御希望があれば色見本キーホルダー(またはそれの変則型)には対応出来るようにしたいと思います。この場合の作業は30分~1時間程で、費用は¥980、塗装した物は後日ネコポス便で発送するような感じを想定しています。事前に予約だけ入れて貰えれば時間はフリーにして、散歩のついでに寄ってみたのですが・・・!、みたいな感じにしようかと思っています。

また別件で、アクリル板を塗装したアクセサリー的な物を、GUNさんがいつも参加しているイベント(デザインフェスタ)に一緒に並べてくれるとの事ですので、時間が出来たらそちらも色々作ってみようかと思います。

アクセサリーとなると当店のお客様層向けでは無い気がしますが、今回御参加頂いた方に色々とアドヴァイスを頂き、取り敢えず間口を広くとってみようと思った次第です。

ただ普通に作っても面白くはないので、ちょっと毒毒した感じの、蛙とか蜘蛛のピアスなどを(笑)。

2018.9.23 塗装ワークショップ①

 2018年9月23日の休日を利用して、当工場でサーモス塗装のワークショップを行いました。模擬も含めると今回で5回目でしょうか。

 また今回は現在試作中の色見本キーホルダーの塗装~制作も行って頂きました。

 アクリル板から切り出した物を選んで頂き、それも塗装して貰います。

 まずは色を作成して貰います。画像はブルーパールを入れているところですね。

 今回初参加のこちらの方は水色の水玉を入れられるとの事で、青と白、ブルーパールとホワイトパールの原色を混ぜて色を作って貰います。

また今回ご参加いただいた方はご自宅で塗装を嗜んでいると言う事でマジョ―ラカラーをお持ち込み頂きました。前回に引き続き、こちらの方もまさかのガチ勢のようです(笑)。

 ちなみに今回直前になって2名がキャンセルとなり、急遽GUNさんもワークショップに参加する事になりました。色はフェラーリのロッソコルサを使った水玉模様(!)にするとの事です。自分の耳を疑って二度聞きしてしまいました(笑)。

 まずは白を塗り、この後丸いシールを貼って赤を塗り、その後シールを剥がして全体にイエローパール&クリアーを塗ると言う工程となります。

 同色で色見本キーホルダー用のアクリルも一緒に塗って貰いました。

 こちらはブルーパールを塗って貰い、

 やはり同じようにアクリル板にも塗装して貰います。

 取り敢えずこんな感じで下色の塗装が完了です。

この後40℃くらいの熱を掛けて乾燥させ、一旦休憩とします。

その後8ミリ径にカットしたマスキングシートを貼っていきます。

ちなみにワークショップで行う作業は特に決まったやり方などは無く(勿論やり方は教えますし、難しい作業は代わりに対応もします)、自由にゆっくりマッタリやって頂いています。イメージとしては文化系の部室みたいな感じでしょうか。

 皆さん自由過ぎる感じで(笑)、今回ご参加された方は元バイクのレーサーだったと言う事で、同じくバイク好きのGUNさんと話が盛り上がっていました(私も乗っていましたが主にツーリング派でしたので)。

そして再び工場一階に戻り、次の工程はフェラーリレッドの塗装となります。

こちらも水玉模様で、淡いブルーパールの上に白を塗り重ねています。

この後マスキングシートを剥がすと、最初に塗った色が出て来ると言う訳ですね。

水玉のマスキングを剥がし終えたら、次は全体にパール(と持ち込みマジョ―ラ)を塗り重ね、最後にクリアーをコーティングします。まだ結構画像があるので次回に続きますね。

アップしました!→2018.9.23塗装ワークショップ②