ポケとる ステンレスボトル

DESIGN WORKS ANCIENT社のPOKETLE(ポケとる)ステンレスボトルです。容量は120mlと少なく、手のひらに収まるサイズです。全く使う予定は無かったのですが、塗ったら面白そうなのでとりあえず買ってみました。

 少し前にFrancfrancで売っているのを初めて見て、「こんな小さいの、一体何を入れるんだ・・・」と思っていましたが、意外にもヒットしているとの事にビックリしました。色々楽しめるよう複数持ちしたりするみたいですね。

 以前塗ったサーモスと比べてみました。サーモスが500mlですから、ポケとるだとそれの24%しか入らないとか・・・。

まあでも確かに持ってみた感じはサイズ的に良い具合で、ミニチュア物が好きな人には間違いなくウケると思います。

ただ塗装する場合、本体と別にキャップも塗る必要があって、さらにそこにPP(ポリプロピレン)のフチが見えているので、マスキングをすると手間が掛かる&綺麗には仕上がらないという事で、塗るには余り向いていない気がします。まあでも塗りますが(笑)。

単体で塗っても面白くは無いので、マイクのような物と御揃いの仕様にした塗装にしてみようと思います。どうせならピンクグラデーションのマイクに間に合えば良かった良かったのですが・・・。

2018/12/23サーモス塗装ワークショップ③

 先日行いましたワークショップで塗装した物の紹介となります。

こちらの青いサーモスは、アートトイペインターのGUNさんが塗装した物です。GUNさんについては以下の記事を見て頂くと判り易いかと思います。サーモスを塗るのは今回で4回目です。

マスキングシートを届けついでに

 下に赤味のある青を塗り、その上に粗目のブルーパール(MIX845)、そして最後にクリアーを塗った3コートブルーパールの仕様です。

GUNさんは普段はエアーブラシを使っていますが、やはりと言うか使う材料や工具、環境が違うので今までの二回では若干垂れが生じていましたが、今回はそれも克服しました。外資系のクリアーは粘度が高く、塗った後からも伸び続ける傾向にあるので、普段国産のクリアーを使っていると流し易いのかも知れません。私がディーラー勤務の時も、中途で入って来る塗装屋さん(社内外注さん)が、激しいナイアガラ(再起不能なタレ)を引き起こしているのを良く見かけました。

そしてこちらは今回初参加の女性の方の作品で、色はクロマフレア風No.4、またサーモスの下の方には「ありがとう」の文字をシルバーの塗装で入れています。

 また今回はサーモスの底に着ける「傷付き防止用プレート」の制作も行っていまして、

 サーモスの底のサイズに合わせて3ミリ厚のアクリル板(半透明乳白色)をレーザーでカットし、「2018」の文字をレーザー彫刻で入れました。

 塗膜が完全硬化後、両面テープで貼り付けました。サーモスは日常的に使うとどうしても底の塗装が傷付いてしまうと言う事で、それの防止にテスト的に使って頂こうと思います。

画像は判り難いのですが、2018の文字にはシルバーを墨入れ(塗装)してあります。

文字はデカールを貼るか塗装で入れるかで悩んだのですが、チヂレ等のリスクを考えるとデカールはちょっと怖かったので、今回はマスキングシートを使った塗装で行っています。

今回塗ったクロマフレア風No.4は見る角度によって「紫→橙→黄」と色が変わる塗装です。色は当日色見本の中から選んで頂きました。

自家塗装を経験された事のある方なら判ると思いますが、初めて塗装をしてここまで仕上げられるというのは、ある意味夢のような事だと思います(少なくとも子供の頃の私はそうでした)。

勿論失敗する事はあると思いますが、環境さえ整っていれば、初めてスプレーガンを握った方でもこれくらいには仕上げられる!という事でもあります。念の為ですが、私は一切手出しをしていません。

 そしてこちらはG-SHOCK塗装屋さんが塗られた、アクリル板をレーザーでカットして作った色見本キーホルダーです。目の部分はG-SHOCK塗装屋さんが自宅で作って来たデカールで、クリアーを塗る前にいつの間にか貼られていました(笑)。

プレートを支えてくれているのは以前GUNさんから購入したBLACKRABBITで、詳しくはこちらの記事で紹介していますので宜しければどうぞ。やはりと言うか立体造形物が画中に入ると映えますね。

 今回は色(顔料)の取り寄せも頼まれていますので、そちらが入荷次第一緒に送らせて頂きます。それまでは私のリュックで(笑)。

次回ワークショップ開催する時はまたご案内をさせて頂きますね。この度の御参加有難う御座いました!

2018/12/23サーモス塗装ワークショップ①

 2018年12月23日(日曜日)、予定通り色見本キーホルダー&サーモス塗装のワークショップを行いました。今回はいつもの塗装屋さんお二人と、初の女性の方となります。

尚、塗装屋さんのお二人は、こちらで何度か登場しているG-SHOCK塗装屋さんとアートトイペインターのGUNさんで、お二方については以前行った「2018.7.15 サーモス塗装ワークショップ①」の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

 女性の方が選んだのはピンク系のクロマフレア風No.4で、「紫→橙→黄」と色が変化する色です。詳しくはこちらの記事でも紹介していますので宜しければどうぞ。

 GUNさんはいつも自宅で塗装をしていますが、何故かうちでも毎回やる気満々です(笑)。今回は濃いブルーの下色に、ブルーパールを重ねる同色系3コートパールに挑んでいました。

 足付け処理を行い、台にセットして本塗り開始です。

 前回の学生さん達が上手くいったので、今回もサーモスは台に挿したまま、スプレーガンを縦吹きで行って頂く事にしました。結果としてはとても上手く塗れていて、女性の方は今日初めてスプレーガンを握ったとは到底思えません(驚)。

 G-SHOCKの塗装屋さんは既に何個もサーモスを持っているとの事ですので、今回はご自身で作製したデータを入稿して頂いての色見本キーホルダーの塗装となりました。

 データ自体は事前にメールで頂いていたので、予めレーザー加工機でカットしておき、足付け処理~本塗りまでもうお任せで勝手に(笑)やって頂きました。色は以前こちらでも紹介した新色のクロマフレア風No.19です。上品な色変化と、とても肌理の細かい粒子感がある色です。

 GUNさんは前回に引き続き、クリアーは横に挿した状態で塗るシステムを採用していました。そのお陰か今回は御参加3回目にして初のタレ克服を果たしました(笑)。

 最初の1コート目の肌が影響されているのがちょっと勿体ないのですが、艶々のテロテロに仕上がっています。もうちょっとでヤバかったのではと(笑)。

 同系色を重ねたパールなので派手さはありませんが、上品で発色のよいブルーパールに仕上がっています。

今回使用したクリアーはSTANDOXのクリスタルクリアーで、スプレーガンはIWATAのLPH-50の口径1.0mmとなります。

 非常に小さくて判り難いのですが、目の部分にはご自作&ご持参したデカールを貼り付けてあります。人の事は言えませんが、伝わり難いところに無駄に手間が掛かっていると言う(笑)。

今回の新型サーモスは元々蓋にも塗装されている物なので、今回はこちらも一緒に塗って貰っています。

少々ゴミが付いてしまいましたが、タレも無く十分綺麗な仕上りでは無いでしょうか。

途中工程の撮影をしていなかったのですが、サーモスの下部には文字をシルバーの塗装で入れています。

他に皆さん持ち寄ってくれた塗装品なども撮影していますので、後日改めて紹介したいと思います。まずはお疲れ様でした!

2018.11.3WSサーモス塗装 完成

 先日行ったワークショップで塗って貰ったサーモスです。その後60℃40分程の熱を入れて完全硬化させておきました。

 ベースカラーは黒メタリックパールで、ロゴは粒子の細かいSPFシルバー(JLM-906)を使っています。

 磨き処理はしておらず、ノンポリッシュ=塗ったそのままの仕上りとなります。

ちなみに以前行った同ワークショップで従兄弟が塗ったサーモスは、一部垂れがあったので後日私がフルポリッシュしました。その晩枕を濡らしたのは言うまでもありません(笑)。

 ロゴを塗装する順番としては、先にシルバーを塗ってからロゴのマスキングを貼り、黒を塗った後にマスキングを剥がすと言う方が作業的には楽なのですが、それだと先日塗装したカモフラ柄のマイクのように激しい段差が出来てしまいます。逆に今回行ったようにロゴを後から塗るとその段差は殆ど残りません(勿論塗膜厚に関係するので塗り方や色によりますが)。

 こちらはもう御一方が塗装したサーモスです。どちらも元々は黒メタリックでした。

 ベースカラーは青とメタリックとブルーパールで、ロゴは先ほどのと同じくSPFシルバーです。こちらはポッチもボディ同色にしています。

尚こちらもノンポリッシュで塗りっ放しの仕上りです。この日初めて塗装を行ったとの事ですが、見習い当時の私より上手いと言う(苦)。

画像だと判り難いのですが、下の方は若干違うパールをグラデーションさせています。同型色なので判り難いのですが、一緒に塗ったカエルのアクリル片が判り易いので、次回そちらで紹介出来ればと思います。